イギリスのRibble Cycles(リバルサイクル)は、創業1897年と老舗のバイクブランド。
Ribble Cyclesはインターネットがまだダイヤルアップで接続されている時に、Webサイトを作成して通信販売を始めるという先見の明を持っていた。
今では普通のことなんですけど、このネット販売への注力が初期段階で非常に価値の高い自転車小売業者としての会社の地位を固めている。
海外通販サイトとしては結構有名なブランド。Endurance SLR Discの、軽量化と空力抵抗の削減を果たしたフレーム形状はSpecialized Tarmacにも似ている。
Ribble Endurance SLR Disc
Endurance SLRはRibble Cyclesのフラッグシップカーボンエンデュランスバイク。
SLRフレームセットは、東レのT1000およびT800カーボンファイバーを選択してブレンドされており、Ribbleシリーズの他のフレームよりも多くのT1000カーボンレイアップを使用している。
ドロップシートステイも採用されており、快適性の向上と空力抵抗の削減も図れている。
空気力学は、前世代と比較して最大28.5%少ない抵抗を生成する新しいフレームセットを備えた新しいEndurance SL Rの開発における主要な考慮事項だった。
Ribble Cyclesでは空力抵抗低減のために以下について取り組んでいる。
- トランケートエアロフォイルダウンチューブ
- エアロフォークブレードプロファイル
- 切り捨てられたエアロフォイルシートチューブとシートポスト
- 内部ケーブル配線
- エアロワンピースコックピットにより、ケーブルの内蔵化
フレームはカムテール バーチャル フォイルでエアロ効果においてアドバンテージをもたらすフレームデザインとなっている。
カムテール バーチャル フォイル(KVF)とは
尻尾の部分を切り取った独特なデザインで、は空力学的な抵抗を減らし、剛性を高め、重量を減らし、横風の中でも安定する。そして、上下方向へのしなりも増やしたことでライド時の快適性も向上する。
社内設計の統合されたハンドルバーとステムは、従来のセットアップと比較して空力が44%向上したという。44%って凄く上がってるんですけど前はどんなんだったのだろうか?
ディスクブレーキへの移行により、ブランドは耐久ロードバイクのタイヤクリアランスを広げることができ、最大30mmのタイヤ用のクリアランスがある。
ライドでのレビュー
実際にEndurance SLR Discを使用しての感想があるので見てみることに。
Endurance SLR Discの私の最初の印象は、過去数ヶ月にわたってテストしてきた他のいくつかのバイクと非常に似ているということだった。私の最後の2台のテストバイクが£10,000のコルナゴとParleeのトップエアロレースフレーム。
Endurance SLR Discには最初から軽量のパフォーマンスと剛性が備わっていた。最初はギリシャで1,000mの上り坂に取り組みんだが、クランクを回してケイデンスで軽く上がることが出来た。
下り坂では、フロントエンドが自信を持って予測可能なコーナリングのための強固なプラットフォームを提供した。それは部分的にはフレームの剛性だけでなく、剛性の高いバーステムのコンボも影響したと思う。
乗る前にColnago V3RSで1か月過ごした。私はそれを本当に愛し、ユニークな乗り心地を提供すると信じていたが、Ribble Endurance SLR Discより£3,000優れていましたか?
おそらくそうでない。価格を正当化するために、コルナゴのブランド名に付随するロマンスと歴史が必要かもしれない。
Endurance SLR Discは、Ribble CyclesがCannondale、Specialized、Trekなどと同じ域で言及されるに値すると確信した。それは本当にスーパーバイクの領域にあると感じる。
なんか、べた褒めのレビューですが、対価格性能比でいうと素晴らしいということなんでしょう。フレームの形状を見ても他のブランドと比較して大きな差があるとは思えないですし。
Ribble Endurance SLR Disc スペック
上の写真はEndurance SL Rシリーズディスク-Pro Team EditionでShimanoで組んである。この場合の価格は659,880円。
- フレーム : 東レT800 / T1000フルカーボンモノコック
- フォーク : -テーパードステアラー付きフルカーボンファイバーフォーク
- コンポ : SRAM Red eTap HRD 11スピード
- シフター : SRAM Red Etap HRD
- ブレーキ : SRAM Red Etap Hydraulic
- チェーンセット : SRAM Red 2 x 11spd 34-50T
- ボトムブラケット : SRAM GXPチーム、プレスフィットBB86
- カセット :SRAM XG-1190 11-28T
- チェーン:パワーロック付きSRAM赤11スピード
- ローター : SRAM Centreline 160mm
- フロントディレイラー : SRAM Red eTap Yaw Braze on
- リアディレイラー :SRAM Red eTapショートケージ
- ホイール : Mavic Cosmic Pro Carbon SL USTディスク
- タイヤ : Continental GP5000 700x25c、黒
- 重量 : 7.6kg(サイズ54)
- 価格 : 767,880円
SRAM Red eTap AXS HRD 2×12スピードを搭載して、この価格は破格ですね。
ダイレクト販売ならではのメリットで、コンポや仕様の変更は注文時に簡単に変更できるようになっている。
少しカスタマイズ画面でやってみたのですが、パーツを選択すると右上の価格が変わるので予算をみながらカスタマイズ出来る所が良いですね。
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