ツアー・オブ・アルプスで総合優勝したサイモン・イェーツ(Team BikeExchange)。
Team BikeExchangeは、今シーズンからビアンキに乗り換えているが、UCIの最低重量6.8kgに向けて山岳では重量を下げる努力をしている。
山岳での走りを重視するサイモン・イェーツもブランド名のないホイールを使っていた。
新型Shimanoホイールか?
ShimanoがTeamBikeExchangeに供給している現在のDura-AceC60ディスクブレーキホイールセットの重量は、フロント605gでリアは750g。
ホイールセットの重量は1,355gになる。リムハイト60mmのホイールセットの場合、それほど重くはない。
だが、プロライダー、特にサイモン・イェーツのようなクライマーには山岳で速く走れるならば軽いホイールを使いたいのは当たり前だろう。
ホイールが新型ではないかと思われるのは、フロントハブ。
古いモデルは、ドライブサイドと非ドライブサイドのパターンが一致する非常に従来型のスポークパターンとなっていた。
新型と思われるフロントハブを詳しく見ると、ドライブ側のスポークはまだストレートプルデザインだが、放射状に締められている。
ここでは2:1スポークパターンを使用しているようだ。
写真ではリアハブを見るのは難しいが、ドライブサイドは少なくとも2クロスパターンのように見え、非ドライブサイドは放射状に締められたストレートプルスポークのように見える。
リムの断面がないと、古いモデルよりも幅が広くなっているのかどうかを判断するのは難しい。
これは昨年のツール・ド・フランスで見られていたマルク・ヒルシやシュテファン・キュングが使用していたホイールと同型のようだ。
ジロ・デ・イタリアにサイモン・イェーツは出場するので、Team BikeExchangeやTeam BikeExchangeのホイールをしっかりとチェックしておきたい。
ブランド名がない場合には、Shimanoの新型ホイールだと思っていれば間違いないだろう。
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