Team Jumbo-Vismaは、早々とジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのメンバーを発表した。
ツール・ド・フランスは、昨年とメンバー変更は2人だけ。
今年は最強のトリオが復讐としてツールに参戦する。これだけ強いメンバーを揃えることが出来るチームは他にないだろう。
ジロのエースはジョージ・ベネットが務める。
ジロ・デ・イタリアのメンバー
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エースは、ジョージ・ベネットが務める。
ジロ・デ・イタリアのメンバーは、かなり若手を起用している。
まずは、エリック・デッカーの息子、デビット・デッカーがいきなり登場する。これまでコンチネンタルのSEG Racing Academyで走っていた22歳を出場させるのは、よほど将来的に期待している表れだろうか?
そして、ジョージ・ベネットはついに単独エースの座が久々に巡ってくた。昨年もジロの単独エースの予定だったが、ステフェン・クライスヴァイクがツールに出れなくなったために急遽ツールに。
その後の2020ブエルタでは、プリモシュ・ログリッチを助けて、自らも総合12位と活躍する。
シーズンオフに手術したことは正解だった。2020年の活躍は素晴らしかった。
ジロではチームのアシストを受けて、自らの走りを追及できるはずだ。
ツール・ド・フランスのメンバー
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このメンバーにかなう相手を揃えることの出来るチームはあるのだろうか?
今年は、プリモシュ・ログリッチ、トム・デュムラン、ステフェン・クライスヴァイクと最強の3人のリーダーを揃えてきた。
ステフェン・クライスヴァイクは2020 クリテリウム・デュ・ドーフィネで肩を脱臼。
2020ツールには出場出来ず涙を飲んだ。代わりに出場したジロでは、まさかのコロナ陽性反応でチームごとリタイヤ。忘れたい2020年となってしまう。
今年は、全開の走りを見せてくれるだろう。
そして、トム・デュムランも完全復活を目指す。バイクはサーベロに戻ったが、完全なポジションが出ればベストな走りをすることが出来るはずだ。
2021年のコースは、チームとログリッチにとって理想的だ。山岳での戦いも2020ほど厳しくない。タイムトライヤルも万全で望むはずであり、死角があるのだろうか?
今年はツール制覇に向けて再び挑むことになる。
彼ら3人をアシストするメンバーが強すぎる。山岳では、セップ・クスが最後の砦として鎮座するだろう。彼より強い山岳アシストは現在存在するのだろうか?
ワウト・ファンアールトは2024年まで契約延長しており、スプリンターステージでは果敢にゴールを狙うはずだ。そして、中級山岳では先頭を引き続けるスーパーアシストへと変身する。
平地では、3人分の働きをする元世界TTチャンピオンのトニー・マルティン。ロベルト・ヘーシンクにマイク・テウニッセンと贅沢すぎる布陣だ。
イネオスは、ここまでのメンバーは揃えられないだろう。タデイ・ポガチャルは個人で今年も対抗するのだろうか? 面白い戦いが期待できそうだ。
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