Team INEOSは、Team INEOS Alpe du Zwiftレースを開催。日本時間では午前1時からの開催だったので、ライブで見られた人は少なかったのではないかな。
レースの模様はYouTubeで全世界に向けてライブ発信。
今回は、各選手がローラーで漕いでいる映像もあり、インタビュー、ツール・ド・フランスのプレイバックもあって、あっという間の1時間。
メンバー全員が争うというのは初めてのことで、見ているほうも面白いレースだった。
Alpe du Zwift eRace
Let’s take a closer look at the course for today’s eRace. A flat start leads into the mighty Alpe du Zwift 🏔️
📺 Here’s the link to watch from 5pm BST > https://t.co/ngtyBS5Km9 pic.twitter.com/YmsHFMi9OU
— Team INEOS (@TeamINEOS) April 12, 2020
コースはラルプデュエズのコース。前半平坦から後半登り出す分かりやすいコースだ。
始まるとすぐに、ブランドン・リベラがアタック。エガン・ベルナルの旧友でコロンビアのクライマー。
その後が面白い。コースが平地の場合、やはり平坦に強い選手が前に集まるのだ。
- フィリッポ・ガンナ 2019世界TT選手権3位
- ベン・スウィフト 2019英国チャンピオン
- クリストファー・ローレス
- ルーク・ロウ
- イアン・スタナード
フィリッポ・ガンナやベン・スウィストなどは400~600Wで走っているから凄い!
しかし、このままレースが終わらないのが面白い所だ。
登りでメンバーが一辺
登りに入ると、ベン・スウィストは600W超で登っていたがスルスルと後退。メンバーがガラッとかわる。
ビックリしたのは、クリス・フルームが上がってきたこと。最高で4位まであがっていた。
ほとんど、ランプテストのようなZwiftでここまでパワーを出せるということは、左右の筋肉差もなくなってきているのではないかな。
これならば実際の登りのパワーも相当戻ってきていると考えて良いだろう。平坦では、全く名前が上がってこなかったので、心配していたが全く問題ないようだ。
トライアスリート強し
これまたビックリしたのは、登りになってキャメロン・ワーフが上がってきたこと。彼は、デビュー戦となったカデルエヴァンス・オーシャンロードでは最初からチームのために全開で引いてDNF。
6年前にロードレースからは引退しているが、ヴァシル・キリエンカの引退と入れ替わりで入ってきたプロトライアスリート。
2017年からTeam INEOSの指導を受け、キャンプにも参加。クリス・フルーム、ゲラント・トーマス、パヴェル・シヴァコフらと定期的なトレーニングパートナーにもなっている。
36歳ながらパワーは凄い!。最終的には順位を少し落としたが素晴らしい走りを見せてくれた。
実力通りか
ゴール近くになると、エディ・ダンバーがパヴェル・シヴァコフを振り切って上位に上がってくる。
3位には、ミハウ・クフィアトコフスキが入った。上位には、TTスペシャリストとクライマーが並ぶ結果となった。まあ、世界最高峰の選手ばかりですからね。
イバン・ソーサも指の骨折が治ったようでクリス・フルームについで7位となっている。
ベスト10でビックリした順位は、イーサン・ヘイター(21歳)とカルロス・ロドリゲス(19歳)。
Ethan Hayter
2018年世界選手権チームバーシュートで金メダル。2018年8月1日よりTeam SKYに研修生として参加。
2020年から正式にTeam INEOSと契約している。2019年はU23やネイションズカップを走っており、得意のスピードを生かしてスプリント勝利を上げている。
東京オリンピックまではトラックに集中し、その後ロードに切り替えるのだろうが、延期となったことで少し軌道修正されるかもしれない。
このイネオスのメンバーの中で8位となるのは凄い。次のブラットリー・ウィギンズとも言われているだけのことはある。
RODRIGUEZ Carlos
これもびっくり大学生が10位に入るとは~。勉強してるのか?
UAEツアーでデビューを飾っており、総合72位でフニッシュ。レースでは2回くらい落車していたが無事完走。
彼も将来的にはグランドツアーのエース候補となりえるオールラウンダーだ。19歳でこのパワーは凄い。
全く名前が上がってこなかったのはエガン・ベルナルとゲラント・トーマス。Gは、水曜日から12時間ライドを3日連続でするから手を抜いたのかな?
チームメンバーで争うとか、あり得ないことなので見ていて面白い。しかも全員知ってる名前なのでわかりやい。1週間に1度は開催して欲しいな。
今度は、4月22日から26日まで開催される仮想レースシリーズ Digital Swiss 5かな。
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