チームイネオスは1月31日にチーム最年長のヴァシル・キリエンカの引退を発表したばかり。
同日1月31日に、チームイネオスは2014年までCannondaleでワールドツアーを走っていた元プロと契約した。
彼の名は、キャメロン・ワーフ36歳。1月31日に契約して2月2日のレースにはもう出場するというから驚きだ。
キャメロン・ワーフ
Team INEOS can confirm the signing of world-class triathlete @cameronwurf, who will make his debut in the Cadel Evans Great Ocean Road Race on Sunday.
— Team INEOS (@TeamINEOS) January 31, 2020
アイアンマン世界選手権での自転車の世界記録保持者であるワーフは、ヴァシル・キリエンカの引退に続いて、チームメンバーの空きスペースを埋める。
実は、キャメロン・ワーフはロードレース引退後も、2017年からチームイネオスでバイクコーチを受けていた。チームメイトであるゲラント・トーマスとも練習を行っていることは以下の記事でも書いている。
チームINEOSのヘッドコーチであるティムケリソンがコーチを務めるキャメロン・ワーフは、昨年のアイアンマン5位フィニッシュの改善を目指している。
これまでの成績は、コナで17位(2017年)、9位(2018年)、5位(2019年)と順位をあげている。
キャメロン・ワーフは完全復帰をするのが目的ではないようだ。あくまで10月のアイアンマンの数か月前からはトライアスロンに戻るようだ。
イネオスのスボーツへの取組の一つのケースか?
キャメロン・ワーフは定期的にプロロード選手と走っている。写真ではゲラント・トーマス、マーク・カヴェンディシュらと走っている。
また、リッチー・ポートとは、誕生日のお祝いとして一緒にエベレストチャレンジもしている。
2017年からチームイネオスの指導を受け、クリス・フルーム、ゲラント・トーマス、パヴェル・シヴァコフの定期的なトレーニングパートナーにもなっている。
ワーフは次のように述べている
ここ数年、トレーニングとレースにさまざまなアプローチを試みてきましたが、結果としてより良く、より速くなっています。これはそのアプローチの進化です。
私は10月のコナに焦点を当てています。私はチームの多くの人々を知っており、多くのライダーとトレーニングを積んでおり、ここの文化に馴染んでいるように感じています。
これは、私が設立されてから参加したいと思っていた組織であり、驚くべきことです。TeamINEOSを代表できることを非常に興奮し、誇りに思っています。
キャメロン・ワーフは10月にハワイ州コナで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップには出場する。
それまでは、チームイネオスの一員としてロードレースにも出場する予定だ。主にドメスティックな役割を果たすことになるだろう。
だが、プロレースでのスピードに慣れることはアイアンマンのバイクパートでもきっと役立つ。
異色のトライアスリートとの契約。今後どうなっていくのか楽しみにしておこう。
コメント