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マッテオ・モスケッティが嬉しい復活勝利!

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Photo treksegafredo instagram
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マッテオ・モスケッティは将来を期待されているTrek – Segafredoの23歳のライダー。

彼は今シーズンの開幕レースでパスカル・アッカーマンを破って開幕を飾った。

この勝利は、2019年の2度の転倒からの完全復活を祝う勝利でもある。彼が勝利したのは、チャレンジマヨルカの初戦トロフェオ・フェラニチ〜セス・サリーナス〜カンポス〜プレラスのレースだ。

 

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チャレンジマヨルカ

Photo Movistar_Team twitter

スペインのマヨルカ島でおこなわれ4日間のレース。マヨルカ島は多くのプロチームがキャンプを行う場所として知られている。

チャレンジマヨルカは、4つのワンデイレースが連続して行われる。全レースを完走した総合上位の選手のみ総合順位がつけられて、シリーズ総合優勝の賞もある。だが総合優勝はUCIでは非公認だ。

 

選手は、全てのレースに出なくても良い。チームとしては各レースで出場するメンバーを変えて良いので、調整レースとしてはピッタリのレースだ。

第1戦は170.7kのレース。1クラスのレースだ。

注目は、元世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデひきいるMovistar Team。パスカル・アッカーマンでスプリント勝利を狙う BORA – hansgrohe。

Team Arkéa Samsicに移籍した、ナセル・ブハニもシーズンインしている。

 

Ses Salines  ›  Felanitx   170.7km

Photo Mertz Rémy facebook

レース序盤から逃げた4人のメンバーは

  1. レミー・メルツ(Lotto Soudal)
  2. クラウディオ・イムホフ(Switzerland)
  3. リッカルド・ヴェルツァ(Kometa Xstra Cycling Team)
  4. アーロン・ヴァン・ポウケ(Sport Vlaanderen – Baloise)

ワールドツアーチームのメンバーはレミー・メルツのみ。最後まで残ったのはレミー・メルツとクラウディオ・イムホフ。

クラウディオ・イムホフは今回スイスナショナルチームから出場している。トラックでは2016年世界選手権スクラッチで銅メダルを獲得している強豪ライダー。

昨年は世界選手権のミックスリレーでスイス代表として走って6位。世界選手権TTでも35位となっている実力者だ。

 

クラウディオ・イムホフ Photo c_imhof instagram

今回、クラウディオ・イムホフは敢闘賞だろうか、レミー・メルツと共に表彰を受けている。だが、記憶には残るが記録に残らない賞となりそう。

頑張って逃げていた二人は残り3キロで集団につかまる。

スプリントとなったゴールは、エミルス・リエピンスにリードアウトして貰ったマッテオ・モスケッティがパスカル・アッカーマンをくだして勝利した。

 

マッテオ・モスケッティは、2018年TREKのTrainee (研修生)として走ったTour de Hongrie (2.1)Stage2以来の勝利となった。もっと早くプロとしての勝利が得られていたはずだったのだが。

彼のプロとしての1年目はケガに泣かされたシーズンだった。

 

マッテオ・モスケッティの不運

Photo Matteo Moschetti instagram

2019年シーズン、TREKとの契約を勝ち取ったマッテオ・モスケッティは1年目でジロ・デ・イタリアの大舞台に抜擢される。

だが、マッテオ・モスケッティは、2019ジロ・デ・イタリア第10ステージで落車して肩と脚を負傷してしまう。

Polartec–Kometa(アルベルト・コンタドールの育成チーム)から来た有望な若手スプリンターは、実力を感じさせる走りを連日見せながらも、志半ばでジロを去ることとなってしまった。

 

さらに1か月後、手根骨の骨折をしてしまい2か月近くを棒に振ってしまう。そして、その後のレースではDNFが続く日々がシーズン終了まで続く。

スプリンターに大切な手に力が入らないのでは勝負に絡めるはずもない。

約4か月のシーズンオフでようやく傷がいえ、痛みがなくなったことで調子が戻り今回の勝利につながったのだ。

 

チームメイトの歓迎も、彼の苦しみを知っているからこその喜びもあるのはずだ。これから昨年走れなかった時間を取り戻す時が来たと言って良いだろう。

 

下記のサイトで15分にまとめられた第1戦のハイライトがみれます。

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