ロードバイクの情報を発信しています!

2022 ツアー・オブ・ブリテン第4ステージ  スプリンターステージで抜け出しとは~

海外情報
Photo credit: alh1 on VisualHunt.com
この記事は約19分で読めます。

ツアー・オブ・ブリテン第3ステージのゴールタイムが変わっている。

表彰式までしたのに、結局4人の逃げ切りが決定し、集団とタイム差をつけて訂正された。これにより、総合トップは、ベンジャミン・ペリー(WiV SunGod)に。

2017年から3年間Israel Cycling Academy。2021年はAstana – Premier Techで走っていたワールドツアーライダーだ。

総合でのタイム差は、Israel – Premier Techのコービン・ストロングと7秒。最後まで総合トップが守れるのか見ものだ。

 

スポンサーリンク

第4ステージ    レッドカー~ダンクーム・パーク  149.5km

コースプロフィール photo tourofbritain

 

スタートは、レッドカーの海辺の町で始まり、ヘルムズリーのダンクーム・パークにゴール。

ノースヨークムーアズ国立公園に向かう前に、ソルトバーン・バイザシーやウィットビーなどの人気のある海辺の町を通り抜ける。

このステージも基本的にはスプリントで決着がつきそうなコース。ただ、昨日のようなこともあるのでレースはどうなるかわかりませんね。

 

  1. スプリントポイント ウィットビー
  2. 1級山岳 ロビン・フッド湾 1.5km・10.2%
  3. 2級山岳 エグトン銀行 1.8km・8.2%
  4. スプリントポイント ストークスリー
  5. 1級山岳 カールトン銀行 1.9km・10.2%
  6. スプリントポイント ニューゲート銀行

 

スタート前

リーダーはステージ2位のベンジャミン・ペリー(WiV SunGod)。まあ、総攻撃を受けるのは間違いなし。

 

海沿いをリュートラル走行。昨日のステージで最後に逃げを追い込んだニルス・ポリッツは、ショーン・アーチボルトと喋りながら走っている。

 

スタート

0kmからコナー・スウィフトがアタック!

  1.  コナー・スウィフト (Great Britain)
  2.  REES Oliver (Trinity Racing)
  3.  RICHARDSON Alexandar (Saint Piran)

 

しかし、2018英国ロード王者が簡単に逃がして貰えるはずもない。

 

今度は単独でGreat Britainのロバート・ドナルドソンがアタック。

 

だが、コナー・スウィフトが集団を引き連れてきてしまった。

 

コナー・スウィフトが逃げようとするが、集団が伸びるだけ。

 

コナー・スウィフトが、また仕掛ける。

  1.  コナー・スウィフト (Great Britain)
  2. BASSETT Stephen (Human Powered Health)

 

後ろからINEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキがすっ飛んできて逃げさせない。コナー・スウィフトは、来シーズンTeam Arkéa Samsicから移籍となる。

 

延々とアタック合戦が続く。

 

Israel – Premier Techのアレックス・ダウセットが少し登りで遅れている。

 

ニルス・ポリッツがアタックをかけるが決まらず。

 

コナー・スウィフトがまたもアタックするが決まらず。

  1. コナー・スウィフト (Great Britain)
  2. HEINSCHKE Leon (Team DSM)

 

トム・ピドコックは最後尾。

 

3人が抜け出したのだけど、BORA – hansgroheのシェーン・アーチボルトが引いて吸収。

 

お見合いから、少し前に。

 

これは抜け出せるのか。

 

INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドが抜け出した。

  1. マグナス・シェフィールド INEOS Grenadiers
  2. ハリー・バーチル Saint Piran

 

コンチネンタルのライダーでついていけるのかな。

 

11秒しかないので、これは難しいか。

 

スプリントポイント ウィットビー

スプリントポイントからマグナス・シェフィールドが単独に。

  1. マグナス・シェフィールド INEOS Grenadiers 3ポイント
  2. ハリー・バーチル Saint Piran 2ポイント
  3. フィリッポ・フィオレッリ Bardiani-CSF-Faizanè 1ポイント

 

コナー・スウィフトがマグナス・シェフィールドを追っている。だが、二人は集団に捕まる。

  1. コナー・スウィフト (Great Britain)
  2. ABREHA Negasi Haylu (Team Qhubeka)

 

マグナス・シェフィールドは46秒のタイム差をつけた。ただ、一人では逃げ切れない。後ろからの合流を待っている。

 

あ~、マグナス・シェフィールドは足を止めて後ろを待っている。

 

なんとか追いついた。この二人ならば集団も容認だ。いくらマグナス・シェフィールドが強くても100kmも逃げれない。

 

集団はタイム差を与えるようだ。

 

1級山岳 ロビン・フッド湾 1.5km・10.2%

1分8秒差で1級山岳へ。

 

ここでトム・ピドコックがアタック!

 

前のマグナス・シェフィールドに合流するつもりだ。

 

マグナス・シェフィールド先頭で通過。

 

トム・ピドコックにマイケル・ウッズが追いつく。

  1. マグナス・シェフィールド INEOS Grenadiers 10ポイント
  2. ハリー・バーチル Saint Piran 8ポイント
  3. トム・ピドコック INEOS Grenadiers 6ポイント
  4. マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech 5ポイント
  5. GLOAG Thomas (Trinity Racing) 4ポイント

 

トム・ピドコックは、後方を確認して足を止める。集団が追いついてきた。

 

ニルス・ポリッツ、コナー・スウィフトらが追走集団を作ろうとアタックをかける。

 

 

マグナス・シェフィールドは、ボトルをハリー・バーチルに分ける。その後、モトバイクのライダーにもあげていた。いい人だ。

 

ニルス・ポリッツは捕まっても何度もアタックをかける。

 

10人くらいが抜け出した。しかし、集団に捕まる。

  •  ニルス・ポリッツ (BORA – hansgrohe)
  •  メイソン・ホリーマン (Israel – Premier Tech)
  •  マッテオ・ヨルゲルソン(Movistar Team)

 

集団はIsrael – Premier Tech、Uno-X Pro Cycling Teamが引いている。

 

タイム差が23秒となった。これは捕まってしまう。

 

残り75.2kmでマグナス・シェフィールドは捕まってしまった。また振り出しだ。

 

集団は少しずつ戻ってきている。

 

先頭は25人。メイン集団に対して40秒のタイム差をつけている。

 

ひぇーっ、ヨークシャーの羊が前を横切る!

幸い、ぶつかることはなかったけれど、危ない場面だった。

 

ノルウェー王者のラスムス・ティレルの横からUno-X Pro Cycling Teamのアントン・チャーミグがアタック!

 

少しだけ独走するけど、捕まる。

 

今度はBingoal Pauwels Sauces WBのディミトリ・ペイスケンスがアタック!

 

逃げが単独なので、タイム差を少しずつ縮めながら追っている。

 

Bingoal Pauwels Sauces WBのディミトリ・ペイスケンスは捕まってしまう。逃げは、またも消滅。

 

先頭はINEOS Grenadiersが引きだした。

 

残り48.8km。メイン集団が戻ってきて大集団となった。

 

スプリントポイントを前にペースが上がってくる。

 

1級山岳 カールトン銀行 1.9km・10.2%

INEOS Grenadiersが登りで集団を絞る。

 

さあ、トム・ピドコックがアタックをかける。

 

5人が抜け出したか。

  1. トム・ピドコック INEOS Grenadiers
  2. オスカー・オンリー Team DSM
  3. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech
  4. マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech
  5. フィリッポ・ザナ Bardiani-CSF-Faizanè

 

トム・ピドコックがペースを上げる。

 

対抗するのは、Team DSMの開発チームのオスカー・オンリー。

 

Israel – Premier Techのディラン・トゥーンスも追い上げる。

  1. トム・ピドコック INEOS Grenadiers
  2. オスカー・オンリー Team DSM
  3. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech

 

先頭は3人だ。

 

ディラン・トゥーンス先頭で1級山岳を越える。

  1. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech 10ポイント
  2. トム・ピドコック INEOS Grenadiers 8ポイント
  3. オスカー・オンリー Team DSM 6ポイント

 

3人でゴールまで逃げ切るのか。26kmあるぞ。

 

下りなので凄いペースだ。だが、16秒しかタイム差がない。

 

後続は完全にINEOS Grenadiersがふたをしている。

 

残り17.9kmで39秒まで開いた。

 

後続は下りで追いついてくる。

 

集団はMovistar Teamが引き始めた。

 

残り14.5kmで50秒。タイム差は縮まらない。

 

タイム差をMovistar Teamが縮めてきた。これは追いつくかな。

 

あ~、集団が後ろまで迫ってきた。

 

残り9.8kmで先頭3人は捕まってしまった。

 

スプリントポイント ニューゲート銀行

最後のスプリントポイントを通過。

  1. ゴンサロ・セラノ Movistar Team 3ポイント
  2. トム・ピドコック INEOS Grenadiers 2ポイント
  3. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech 1ポイント

 

4人がスプリントポイントから逃げだす。

  1. トム・ピドコック INEOS Grenadiers
  2. オマール・フライレ INEOS Grenadiers
  3. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech
  4. ゴンサロ・セラノ Movistar Team

 

しかし、集団は後ろに迫る。

 

残り5.2km。かなり粘るがこれは厳しいか。集団は後ろに見えている。

 

残り4.5kmで12秒。トム・ピドコックも全開で引く。

 

オマール・フライレが先頭を引きだした。残り3.7kmで12秒差。

 

残り1.4kmでトム・ピドコックがアタック!

 

オマール・フライレが先頭。

 

ゴールまで4人が逃げ切った。

 

最後のスプリント。オマール・フライレの引きから、ゴンザロ・セラノがスパート。

 

トム・ピドコックが追いこむ!

 

[

だが、ギリギリでゴンサロ・セラノが勝利だ~!

ゴンサロ・セラノは2021年にCaja Rural – Seguros RGAからMovistar Teamに移籍。これがキャリア3勝目の勝利となった。ボーナスタイム10秒も獲得して、総合でもトップに。

INEOS Grenadiersは二人揃えていたのに、ゴールがとれなかった。これは作戦失敗だ。トム・ピドコックはスプリントも得意なはずだけど、足を使い過ぎてもいたかも。

 

こちらはハイライト動画

 

スポンサーリンク

リザルト

第4ステージ リザルト

ゴンサロ・セラノのコメント

今日はとても良い一日だった。チームは信じられないほど良く働いてくれたし、決勝では脚がとても良かったので勝つことができた。

決勝はとても難しく、遠くからゴールが見えたので、スプリントして優勝した。ピドコックとディラン・トゥーンスがいるので、とても難しかったが、勝ててとてもうれしい。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 20
5″
3:40:38
2
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 10
2″
,,
3
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech 5
1″
,,
4
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers  
3″
0:01
5
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB     0:13
6
 WATSON Samuel
Great Britain     ,,
7
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise     ,,
8
 BATTAGLIN Enrico
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
9
 ROOTKIN-GRAY Jack
Saint Piran     ,,
10
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech     ,,
11
 POLITT Nils
BORA – hansgrohe     ,,
12
 MARCELLUSI Martin
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
13
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
14
 PARISINI Nicolò
Team Qhubeka     ,,
15
 MOLLY Kenny
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
16
 IACCHI Alessandro
Team Qhubeka     ,,
17
 VANHOOF Ward
Sport Vlaanderen – Baloise     ,,
18
 MARTÍN Sergio Roman
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
19
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers  
4″
,,
20
 AASVOLD Kristian
Human Powered Health     ,,
21
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe     ,,
22
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team     ,,
23
 PEYSKENS Dimitri
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
24
 VAN POUCKE Aaron
Sport Vlaanderen – Baloise     ,,
25
 SKAARSETH Anders
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
26
 GLOAG Thomas
Trinity Racing     ,,
27
 POOLE Max
Team DSM     ,,
28
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
29
 HAMILTON Chris
Team DSM     ,,
30
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 7 ▲6
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 5
5″
16:31:15
2 8 ▲6
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers  
2″
0:07
3 5 ▲2
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers  
9″
,,
4 1 ▼3
 PERRY Benjamin
WiV SunGod  
14″
,,
5 12 ▲7
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech  
1″
0:10
6 2 ▼4
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech  
14″
0:14
7 3 ▼4
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB  
7″
0:18
8 4 ▼4
 STEWART Jake
Great Britain  
6″
0:22
9 22 ▲13
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers  
4″
0:24
10 9 ▼1
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise     0:28
11 11
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe     ,,
12 13 ▲1
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
13 15 ▲2
 IACCHI Alessandro
Team Qhubeka     ,,
14 14
 SKAARSETH Anders
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
15 17 ▲2
 MOLLY Kenny
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
16 21 ▲5
 POLITT Nils
BORA – hansgrohe     ,,
17 25 ▲8
 BATTAGLIN Enrico
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
18 18
 VAN POUCKE Aaron
Sport Vlaanderen – Baloise     ,,
19 19
 AASVOLD Kristian
Human Powered Health     ,,
20 23 ▲3
 HAMILTON Chris
Team DSM     ,,
21 24 ▲3
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team     ,,
22 30 ▲8
 MARTÍN Sergio Roman
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
23 34 ▲11
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team     ,,
24 33 ▲9
 POOLE Max
Team DSM     ,,
25 31 ▲6
 SUNDERLAND Dylan
Global 6 Cycling     ,,
26 38 ▲12
 PARISINI Nicolò
Team Qhubeka     ,,
27 29 ▲2
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech     ,,
28 32 ▲4
 ONLEY Oscar
Team DSM     ,,
29 36 ▲7
 PEYSKENS Dimitri
Bingoal Pauwels Sauces WB     ,,
30 41 ▲11
 GLOAG Thomas
Trinity Racing     ,

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 37
2 3 ▲1
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 35
3 4 ▲1
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 34
4 2 ▼2
 STEWART Jake
Great Britain 29
5 5
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB 27
6 10 ▲4
 FRAILE Omar
INEOS Grenadiers 26
7 6 ▼1
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise 25
8 17 ▲9
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech 23
9 14 ▲5
 WATSON Samuel
Great Britain 21
10 7 ▼3
 BOL Cees
Team DSM 15

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 6 ▲5
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB 27
2 1 ▼1
 SCOTT Jacob
WiV SunGod 27
3 13 ▲10
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 25
4 2 ▼2
 BASSETT Stephen
Human Powered Health 21
5 3 ▼2
 BONNEU Kamiel
Sport Vlaanderen – Baloise 20
6 14 ▲8
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech 20
7 4 ▼3
 TEGGART Matthew
WiV SunGod 18
8 8
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 16
9 5 ▼4
 PERRY Benjamin
WiV SunGod 16
10 22 ▲12
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team 14

コメント

タイトルとURLをコピーしました