ロードバイクの情報を発信しています!

2021ベネルクスツアー第6ステージ  ゲラント・トーマスが逃げた!

海外情報
Photo credit: saigneurdeguerre on Visualhunt.com
この記事は約11分で読めます。

ベルクスツアーも第6ステージでクイーンステージを迎えた。

ベネルクスツアーでは定番のコースで、Lotto Soudalのティム・ウェレンスは過去に3回ステージ優勝し、2回総合優勝している。

現在リーダーは、Groupama-FDJのシュテファン・キュング。Team BikeExchangeのルーク・ダーブリッジに対して2秒のリードしかない。

1分以内には、17名のライダーがいるので逆転は十分可能だ。

 

スポンサーリンク

第6ステージ オティニー=ルヴァン=ラ=ヌーヴ~ウッファリーズ  207.6km

第6ステージ photo beneluxtour.eu

 

ルクセンブルグ州のオティニーからスタート。オティニーから、コースは南東方向にムーズ渓谷を経由してベルギー北部に向かう。

 

  1. 山岳 コート・ド・マジェラット 1.7km・5.7%
  2. 山岳 コート・ド・ベリスメニル 0.3km・8.7%
  3. 山岳 コートサンロック  3.8km・5.4%
  4. 山岳 コートボワデモイン 930m・10.8%
  5. 山岳 コートアショフ 1.2km・6.2%
  6. 山岳 コートルヴュケミン 0.6km・3.7%
  7. 山岳 コートサンロック 3.8km・5.4%
  8. 山岳 コートボワデモイン 930m・10.8% Golden KM
  9. 山岳 コートアシュフ   1.2km・6.2%
  10. 山岳 コートルヴュケミン  0.6km・3.7%

 

一度、フニッシュランンを通過したあとに、ローカルラップを2周してゴールする。

 

スタート前

Tiz-cycling ストーリミング スクリーンショット以下同様

チェーンが外れて、遅れてしまい総合から脱落したカスパー・アスグリーン。だけど、35秒ならば逆転可能だ。昨年のマチュー・ファンデルプールのように独走すればいいのだけど。

 

サガンは、このコースでは出番がない。最終ステージにかける。

 

シュテファン・キュングはリーダージャージが守れるか。

 

こちらはスタート風景。

 

2人の逃げ

何と逃げには、ゲラント・トーマスが乗った。相棒は、Alpecin-Fenixのジョナス・リカールト。これは強力だ。

なお、UAEのフェルナンド・ガビリアは風邪のためDNS。

 

ジョナス・リカールトは、2025年までの4年間の長期延長契約を結んでいる。チームのスプリントトレインにはかかせないライダーだ。

 

最大7分のタイム差を稼いだ二人だが、残り50kmでタイム差は40秒に。

 

さらに、登りでジョナス・リカールトが遅れてしまう。

 

ジョナス・リカールトは、集団に吸収される。

 

Team DSMのティシュ・ベノートがバイク交換。

 

あ~、なんとゲラント・トーマスは、マテイ・モホリッチが引く集団に追い抜かれてしまう。

 

そのまま、マテイ・モホリッチが登りをスパート。

 

マテイ・モホリッチが引く3人の先頭集団にかわる。マルク・ヒルシは先頭交代を最初は拒否。

  1.  マテイ・モホリッチ(Bahrain Victorious)は
  2. ソンニ・コルブレッリ(Bahrain Victorious)
  3. マルク・ヒルシ(UAE Team Emirates)

 

追走の一番手で、アスタナのサムエーレ・バティステッラが追う。2019世界選手権U23チャンピオンだ。

 

山岳 コートアショフ 1.2km・6.2%

3人は20秒のタイムで逃げ続ける。すでに、マテイ・モホリッチとソンニ・コルブレッリはバーチャルリーダーだ。

 

後続には、リーダーのシュテファン・キュング、カスパー・アスグリーン、トム・デュムラン、ティム・ウェレンスなどいるが。57秒もタイム差つけられている。

 

サムエーレ・バティステッラは、先頭に追いつくことなく集団に吸収される。

 

FDJの引きに、フィリップ・ジルベールも集団牽引に加わる。これでタイム差は一気に縮まってきた。

 

集団牽引していた、ドリス・デヴェナインスが切れてしまう。これでカスパー・アスグリーンのアシストはいなくなった。

 

逃げていた、ゲラント・トーマスは追走集団にしっかりと入っており、先頭も引く活躍。

 

ラスト1周

集団は、射程圏内に捉えてラスト1周に入る。あと14秒だ。

 

トム・デュムランの引きで先頭3人は追い詰められる。トム・デュムランについていくのはヴィクトール・カンペナールツ。

 

マテイ・モホリッチは、ソンニ・コルブレッリに手を上げてついてこいと指示。逃げを続ける。

 

リーダーのシュテファン・キュングが遅れた。ここで遅れるとジャージは手放さないといけない。

 

ソンニ・コルブレッリが先頭から一人でアタック!

 

マテイ・モホリッチが抑えてくれて単独となる。

 

マテイ・モホリッチとマルク・ヒルシは、トム・デュムランとヴィクトール・カンペナールツに捕まる。強力な4人の追走だ。

ただ、マテイ・モホリッチは当然引かない。

 

山岳 コートボワデモイン 930m・10.8% Golden KM

単独でソンニ・コルブレッリが逃げるがリードは17秒だ。

 

トム・デュムランが引く集団は7人に。

  1. トム・デュムラン
  2. マテイ・モホリッチ
  3. ヴィクトール・カンペナールツ
  4. ティム・ウェレンス
  5. マルク・ヒルシ
  6. ジャスバー・スティーブン
  7. ティシュ・ベノート

 

ソンニ・コルブレッリがゴールデンKMをトップ通過。

  1. ソンニ・コルブレッリ 3秒
  2. マテイ・モホリッチ 2秒
  3. ティム・ウェレンス 1秒

 

登りで4人が抜け出す。

  1. トム・デュムラン
  2. マテイ・モホリッチ
  3. ヴィクトール・カンペナールツ
  4. ティム・ウェレンス

 

山岳 コートアシュフ   1.2km・6.2%

ソンニ・コルブレッリは最後から2番目の登りに入る。27秒もタイム差をつけた。これは最後まで行くのか?

 

追走は、また7人にもどる。

 

7人になったことで、逆に牽制してしまって追わなくなった。これは決まりだ。

 

山岳 コートルヴュケミン  0.6km・3.7%

ソンニ・コルブレッリは最後の登りだ。タイム差は開く一方なので決まりだ。

 

このメンバーで本気で追えば追いつくだろうに引きが甘い。まあ、もう追いつく距離でもない。

 

ソンニ・コルブレッリはゴールに向けて爆走。総合優勝も間違いないタイム差となりそうだ。

 

ソンニ・コルブレッリは最後のゴール前の登りも全くスピードを緩めることなくゴール。2位には、チームメイトのマテイ・モホリッチが入り、ワンツーフニッシュを決めた。

 

ソンニ・コルブレッリはゴール後

アルデンヌでは厳しいレースになった。たぶん、これまでのキャリアの中で最もハードなレースだったと思う。

Côte Saint-Roch(コートサンロック)の後、単独でアタックし、それからは全速力で走り続けた。最終的に良い順位を獲得したかったからだ。

明日の最終日の厳しいステージを想定して、今は一刻も早く回復することにつとめる。このまま持ちこたえて、このステージレースを総合優勝で終えたいと思う。

今日は素晴らしい数字を出した。ツールやジロなど、多くのレースを走ってきたが、今回のレースはこれまで経験した中で、圧倒的にタフで困難なものだった。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第6ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 50 50 4:55:27
2
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 20 30 0:24
3
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo 8 18 ,,
4
 BENOOT Tiesj
Team DSM   13 ,,
5
 CAMPENAERTS Victor
Team Qhubeka NextHash   10 ,,
6
 WELLENS Tim
Lotto Soudal   7 ,,
7
 HIRSCHI Marc
UAE-Team Emirates   4 ,,
8
 DUMOULIN Tom
Team Jumbo-Visma   3 ,,
9
 ARNDT Nikias
Team DSM   2 1:02
10
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin-Fenix   1 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 5 ▲4
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 8 20:23:30
2 6 ▲4
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious   0:51
3 4 ▲1
 CAMPENAERTS Victor
Team Qhubeka NextHash   0:53
4 1 ▼3
 KÜNG Stefan
Groupama – FDJ   1:07
5 2 ▼3
 DURBRIDGE Luke
Team BikeExchange   1:09
6 8 ▲2
 WELLENS Tim
Lotto Soudal   ,,
7 11 ▲4
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo   1:16
8 9 ▲1
 BENOOT Tiesj
Team DSM   1:33
9 12 ▲3
 TEUNISSEN Mike
Team Jumbo-Visma   1:40
10 13 ▲3
 ASGREEN Kasper
Deceuninck – Quick Step   1:42

Bahrain – Victoriousが1位と2位を独占。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MERLIER Tim
Alpecin-Fenix 75
2 2
 VAN POPPEL Danny
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 73
3 11 ▲8
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 55
4 3 ▼1
 SAGAN Peter
BORA – hansgrohe 53
5 4 ▼1
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 53
6 6
 LAPORTE Christophe
Cofidis, Solutions Crédits 49
7 7
 WALSCHEID Max
Team Qhubeka NextHash 42
8 8
 EWAN Caleb
Lotto Soudal 41
9 20 ▲11
 STUYVEN Jasper
Trek – Segafredo 39
10 25 ▲15
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 37

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました