第3ステージの多くのクラッシュについてツール第4ステージではプロトンは抗議を実施。
第3ステージのゴール手前10kmからの狭い危険なコース設定について抗議するとともに、3kmルールの再考をUCIに要求した。
第4ステージはスタートが切られてもスロー走行のまま。すぐにアンドレ・グライペルが先頭に出て、ジュリアン・アラフィリップを止めて集団全体がストップ。
これについて、UCIの安全委員会のライダー代表である、フィリップ・ジルベールが舞台裏での作業をYouTubeで話してくれている。
GCのカットオフタイムの延長を許可しないというUCIレース審査員の決定を批判している。
フィリップ・ジルベールは批判
A bad day for cycling… Today we saw a very tumultuous final of the 3rd Tour stage with my team mate @CalebEwan as one of the main victims. Was it too dangerous? My view on the matter.https://t.co/UNu85UjoYr
— Philippe Gilbert (@PhilippeGilbert) June 28, 2021
ステージの前に、ツールドフランスの主催者であるASOとライダーユニオンのCPAは、フィニッシュをより安全にするために、カットオフポイントを3kmから5kmに移動することに原則的に同意していた。
しかし、ギルバートは、この提案はコミセールによって拒否され、ステージは以前の計画どおりに進んだと述べている。
コースを分析しただけで、下りで狭く危険であることが分かったからだ。
レース主催者のASOは同意したのに、UCIコミッセールが要求を受け入れず、スタート前に拒否している。これではライダーが怒るのも無理はない。
CPAライダー協会は、ライダーの安全性を向上させるために、UCI及びレースの利害関係者との話し合いを要求している声明をステージ前に発表した。
主な要求はUCI規則2.6.026の変更に関するもの。3kmルールと呼ばれ、ライダーがゴール手前3km以内でのクラッシュ、パンク、機械的トラブルに見舞われた場合でもトップタイムで計測される。
ツール・ド・フランスのライダーは、同じ敬意、つまり安全の尊重を求めている。
彼らはUCIに、ステージレース中に3 kmのルールを適応させるために、すべてのレース関係者との話し合いを設定するように求めている。
これにより、第3ステージで発生したような状況を回避できる。
今回は、実際に抗議をレース中に行うことはなかったが、UCIに対してアピールにはなったのではないだろうか?
主催者のASOは道路について、多くの改善を行っていた。3か所のラウンドアバウトの回避。マンホールの改善など。
だが、ツールコースの責任者の話によると、良いコースを作ることは年々難しくなっていると言う。10年前のツールでは危険な箇所が1,100か所あったが、現在は2,300か所ある。
ラウンドアバウト、安全地帯、道路の狭小化のない都市はないと。安全対策をするにも限界があるということだ。
それでも、3kmルールの緩和などで無用な落車が減るのだから、出来ることは実施すべきだ。
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