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ツール・ド・フランス第4ステージの抗議のスロー走行の舞台裏をフィリップ・ジルベールが語る

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Photo by Markus Spiske on Unsplash
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第3ステージの多くのクラッシュについてツール第4ステージではプロトンは抗議を実施。

第3ステージのゴール手前10kmからの狭い危険なコース設定について抗議するとともに、3kmルールの再考をUCIに要求した。

第4ステージはスタートが切られてもスロー走行のまま。すぐにアンドレ・グライペルが先頭に出て、ジュリアン・アラフィリップを止めて集団全体がストップ。

これについて、UCIの安全委員会のライダー代表である、フィリップ・ジルベールが舞台裏での作業をYouTubeで話してくれている。

GCのカットオフタイムの延長を許可しないというUCIレース審査員の決定を批判している。

 

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フィリップ・ジルベールは批判

ツイートに添付されている動画で意見を述べている。

 

ステージの前に、ツールドフランスの主催者であるASOとライダーユニオンのCPAは、フィニッシュをより安全にするために、カットオフポイントを3kmから5kmに移動することに原則的に同意していた。

しかし、ギルバートは、この提案はコミセールによって拒否され、ステージは以前の計画どおりに進んだと述べている。

フィニッシュから5kmに設定した理由は?

コースを分析しただけで、下りで狭く危険であることが分かったからだ。

レース主催者のASOは同意したのに、UCIコミッセールが要求を受け入れず、スタート前に拒否している。これではライダーが怒るのも無理はない。

 

CPAライダー協会は、ライダーの安全性を向上させるために、UCI及びレースの利害関係者との話し合いを要求している声明をステージ前に発表した。

主な要求はUCI規則2.6.026の変更に関するもの。3kmルールと呼ばれ、ライダーがゴール手前3km以内でのクラッシュ、パンク、機械的トラブルに見舞われた場合でもトップタイムで計測される。

ツール・ド・フランスのライダーは、同じ敬意、つまり安全の尊重を求めている。

彼らはUCIに、ステージレース中に3 kmのルールを適応させるために、すべてのレース関係者との話し合いを設定するように求めている。

これにより、第3ステージで発生したような状況を回避できる。

今回は、実際に抗議をレース中に行うことはなかったが、UCIに対してアピールにはなったのではないだろうか?

 

主催者のASOは道路について、多くの改善を行っていた。3か所のラウンドバウトの回避。マンホールの改善など。

だが、ツールコースの責任者の話によると、良いコースを作ることは年々難しくなっていると言う。10年前のツールでは危険な箇所が1,100か所あったが、現在は2,300か所ある。

ラウンドアバウト、安全地帯、道路の狭小化のない都市はないと。安全対策をするにも限界があるということだ。

それでも、3kmルールの緩和などで無用な落車が減るのだから、出来ることは実施すべきだ。

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