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最軽量のSpecialized S-Works Exosのシューズインプレ

インプレ
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今年の4月に購入したSpecialized S-Works Exosのシューズ。

片側150gのサイクリングシューズは世界最軽量の市販シューズだろう。スペシャライズドは99gのS-Works EXOS 99も発売しているが、500ペア限定ですでに完売。

アダム・ハンセンとかは手作りでシューズを作成していて100g台のカスタムシューズを履いている。

一番軽いのは76gというから凄い。アダム・ハンセンは、Hanseenoブランドで、シューズ作りに参加しているが、現在ブランドのサイトは繋がらない。

だから、市販のシューズではS-Works EXOSが世界最軽量だろう。これより軽い市販のシューズがあれば教えて下さい<(_ _)>

リハビリで、8月くらいから、このS-Works EXOSを履き始めて数か月がたったが、もう以前のシューズに戻ろうという気は起らない。

それにこれよりも重いシューズを履く気にならないのだ。

 

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クリート込みで224g

 

私のS-Works EXOSは、シューズだけならば154g(サイズ42.5)。

これに、スピードプレイのクリートを取り付けた重量は224gだ。クリートが傷つかないように、エアロウォーカブルクリートセットをつけているので少し重い。

外すと200gを切る重量となる。

 

SPEEDPLAY(スピードプレイ) Zero Aero Walkable Cleat's(ゼロ エアロウォーカブルクリートセット) 0905-51-14115
スピードプレイ(SPEEDPLAY)
ゼロ エアロ ウォーカブルクリートは、ゼロペダル専用です。ウルトラライトアクションペダル及びXシリーズペダルとは互換性がありません。

けれど、重量をはかるならば実際に使う状態で測るのが筋だろう。

そして、これまでのパールイズミのシューズと比べてみる。このシューズも190gと軽量だ。

 

これまで履いていたパールイズミの重量はクリートを合わせると339g。

なんと、その差は115gもある。私がいくら鈍感でも、これだけ差があると走り出した時に歴然と差を感じることが出来た。

カバーも、サードパーティーの大きなものをつけているから、さらに重量が増していた訳だ。

片側で115gだから、両足ならば230gの軽量化。バイクで230g軽量化しようとしたら、少々ではない。

特に、違うのは短い登りで踏み込んだ時。同じように踏んだ場合には、パワーの数値が低くでる。最初はなんでかと思ったけれど、それだけ少ない力で同じスピードが出せるということなのだろう。

当然、最大バワーの数値は古いシューズを上回っている。私の場合最大バワーは知れているけど

(^^;

 

軽さは武器になるはず

 

3つのルという言葉がある。自転車で人が触れている部分のことだ。

  • サドル
  • ハンドル
  • ペダル

このうち、一番力のかかっている部分は当然ペダルだろう。

サドルは座っているだけだし、ハンドルは登りなどでも、それほど力を入れて引くことはない。

だが、ペダルは回転部分であり、常に力がかかって運動している。ケイデンス80回転で回していたとすると1時間で4800回もシューズを回していることになる。

2時間以上乗ったら、1万回だ。これで100g以上違った場合には、より少ないエネルギーで良いことは間違いないだろう。

人によって、軽量化の方法はバイクにかける場合が主だ。

軽量マニアならば、お分かりだろうけど230gバイクを軽量化しようとすると、どれだけの予算が必要となるかは気が遠くなるほどだ。

この点、シューズを軽量化して片足で100g以上軽くなるのは対費用効果としては抜群だと思う。

 

寒さはどうか?

 

軽さの実現のために、とても薄い素材が使われている。Dyneema(ダイニーマ)というもので、アメリカのDMS社の商品名。高密度ポリエチレンファイバー(HDPE)が本当の名前だ。

薄い繊維で作られており、触った感じはビニールのようだが、普通に使っていて破れるということは全くない。

 

特徴として

  • 軽量で耐久性がある
  • 耐水性
  • UV光や化学薬品に耐性
  • 耐引裂強度に優れる

強度と信頼性が最も重要な軍隊(個人や車両の防具)、海洋産業(係留ロープ)、商業漁業(ラインとネット)などにも使用されていおり、野外活動にはピッタリな素材となっている。

 

薄いので、真夏に履くには最適なシューズだったが、このシューズで一番気になっていたのは、冬の場合だ。

ペラペラと言った感じなので、絶対に寒いと思っていた。だが、その心配は無用だった。雪の舞う中で2回ほど乗ったけれど、足の冷たさは全く感じることはなかった。

まあ、当然でシューズカバーに、足先のシューズカバーの2枚重ねだと全く冷たさを感じることない。それより顔が痛い(^^;

 

上の記事ではパールイズミのプレミアムシューズカバーを使用しているが、雪の時などはShimanoのシューズカバーをつけていたので全く問題なし。

見た目は、長靴にしか見えないけど(^^;

 

BOAダイヤル1個でも大丈夫

 

大抵のシューズには、BOAダイヤルが2個ある場合がほとんど。だが、このS-Works Exosには1個しかない。

だけど、全く問題はない。走りながらでも締めることも出来るし、調整は楽だ。ホールド感は抜群で設計が素晴らしいとしかいいようがない。

足先にかけての設定が良いのだろう。だぶつくことはないし、BOAダイヤル1個で綺麗に締め付けられる。

 

つま先部分は固いと言うことは全くない。みてのとおり薄くてペラペラに近い。それでも、破れることがないのはDyneemaの素材のおかげだろう。

 

私の場合、このシューズのおかげでリハビリと復活が出来ていると言っても良い。短い登りでは、ほぼ前の状態まで戻すことが出来た。と、思う。

20か月振りに参加したチーム朝練にも、遅れることなく走れたのは、このシューズのおかげだろう。バイクの軽量化も重要だが、走りという点ではシューズにお金をかけたのは正解だった。

価格は、5万2000円と安くないが、高級シューズではもっと高額なものが沢山存在する。

自転車機材の軽量化は、マニアの間では1g当たり5,000円と言われるほど予算がかかるものだ。それと比べるとシューズの軽量化に予算をかけるのもありだろう。

超軽量というと、耐久性の問題や高額な予算が必要だが、このSpecialized S-Works Exosは耐久性については全く問題ない。

最先端の素材が使われた S-Works Exosシューズは軽量化と共に耐久性も手に入れおり抜群だと言って良い。軽量化したい人には、お勧めの一品だ。

 

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