マチュー・ファンデルプールのクラシックでの片腕といってもよい相棒だったジャンニ・フェルメルシュはRed Bull – BORA – hansgroheに移籍する。
初代グラベル世界王者でもあるジャンニ・フェルメルシュが、マチューとの別れと、新天地Red Bull-BORA-hansgroheへの移籍について心境を語っている。
マチューとの別れが辛かった
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フェルメルシュは、クリストフとフィリップのルードホフト兄弟(Alpecinの運営者)のもとで10年以上過ごし、2017年からはマチューと共にロードレースを走ってきた。
長きにわたり苦楽を共にした盟友との別れについて、彼は正直な想いを吐露している。
ルードホフト兄弟の元で10年以上、マチューとは2017年からロードで共走してきました。彼らと離れるのはどのような心境ですか?
難しいですね。別れを告げるというのはいつだって辛いものだ。これだけ長い年月を共にしていれば、なおさらだ。
マチューたちとの一番の思い出は?
最高の思い出ですか? それはスペインでのトレーニングキャンプ中によくありましたね(笑)。 具体的なことは、ヨルディ・メイウスが一番よく知っていると思いますよ。
なぜこのタイミングで、慣れ親しんだ環境を変えようと思ったのですか?
自分はもう若くはない。年齢的にもベテランの域に入っている。 だからこそ、メンタル面で新しい何かを経験することが、もう一度自分にとってプラスになると気付いたんだ。
ここRed Bull-BORA-hansgroheでは全てが新しい。それを発見することに、今すごくモチベーションを感じている。キャリアのこの段階において、良いステップになると信じている。
金銭的なオファーも断れないほど良かったのでは?(笑)
スポーツ面において素晴らしいステップだ、と言っておこう(笑
新チームでの春のクラシックにおける役割は?
石畳のクラシックは自分に合っていると思う。これまでもほぼ全てのレースでトップ10に入った経験があるからね。 このチームならしっかりと戦えるし、自分のチャンスが巡ってくるはずだ。
一方で、レムコ・エヴェネプールが狙うツール・ド・フランスへの出場はどう考えていますか?
今年の夏、フランスで走ることにはならないと思う。 Red Bull-BORA-hansgroheにおけるツールの目的は、Alpecinの時とは全く異なる。
レムコやフロリアン・リポヴィッツのためのチームだから。 正直に言って、僕が山岳で彼らのために貢献できることは多くない。彼らが必要としているのは山岳アシストだ。
スプリントステージを狙うヨルディ・メイウスなどは別として、それ以外は全てレムコたちのために機能するチーム編成になるだろう。
レムコがロンド・ファン・フラーンデレンに出場しないことはどう思いますか?
残念だね。彼が出れば勝つ可能性がありから。 でも、それは同時に、僕自身にとってはチャンスが増えるということでもある。




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