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ツール・ド・フランス第4ステージで早くも脱落したライダーは?

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Photo by Marcos Paulo Prado on Unsplash
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ツール・ド・フランス第4ステージは、ラストの1級山岳オルシエール・メルレットで多くの有力ライダーが遅れてしまった。

ワウト・ファンアールトの強烈な引きは最初から計画されたものではない。ラスト3.5kmでプリモシュ・ログリッチの近くにいたのがワウト・ファンアールトだった。

実際には、ロベルト・ヘーシンクかセップ・クスが引く予定だったが、セップ・クスに引き継ぐまで集団を小さくすることに成功している。

遅れてしまったライダーを見てみよう。

 

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 INEOS Grenadiers

まず、セカンドエースとされていたリチャル・カラパス。プランBの話は最初からチームでされていないとなっていたが、まさかチームはカラパスが遅れるとは思っていなかったのでは。

結局、カラパスはプリモシュ・ログリッチから28秒離されて24位でゴール。総合では45秒離されてしまった。プランBが発令されることはもうない。

 

そして、ワウト・ファンアールトが2キロの牽引から離脱した時に、後ろにいたのはミハウ・クフィアトコフスキとジョナタン・カストロビエホの二人。

だが、二人は顔を見合わせて、俺らが引くの?   と、言った感じだった。すぐにセップ・クスが前に出て引き始めたけど。

これまでならば、イネオスが主導していたはずだが、このステージでもユンボ・ヴィズマに完全に支配された。

頼みとしていたパヴェル・シヴァコフは第1ステージの落車からの傷が癒えず、早々に遅れている。

ゴール付近では、エガン・ベルナルは丸裸となってしまう。ベルナルはタイム差を最小限に留めて第3週の長いクライミングで逆転を狙うが、果たしてアシストはいるだろうか?

 

BUCHMANN Emanuel

昨年のツール総合4位のエマヌエル・ブッフマン。 クリテリウム・デュ・ドーフィネでの下りの落車でのケガは癒えてないようだ。

第4ステージで9秒遅れる。総合では17位の26秒差だ。今年のツールでの上位は難しいかもしれない。

援護すべき、マキシミリアン・シャフマンもイル・ロンバルディアで鎖骨骨折しており万全でない。大きく遅れてしまう。

 

 

Movistar Team

 

今年のモビスター勢は元気がない。第4ステージでは

  • エンリク・マスは9秒遅れ
  • アレハンドロ・バルベルデは21秒遅れ
  • マルク・ソレルは1分27秒遅れ

アレハンドロ・バルベルデは最初からステージ狙いだろうが、エンリク・マスは期待外れかもしれない。全く走りに精彩がない。しばらく、モビスターの名前が山岳でアナウンスされることはないかもしれない。

 

さらに仙骨骨折して無理して走っているダン・マーティンと肋骨骨折しているワウト・プールスもなんとか走っているだけだ。ケガで走れないのはどうしようもない。

 

こちらは第4ステージのラスト1kmから

 

 

 

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