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2025 ツール・ド・フランス第17ステージ 一日中頑張って落車でスプリントできなかったライダーは?

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UnsplashDimitri Bongが撮影した写真
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最後まで頑強に抵抗するUno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンを、ゴール手前4.4kmで捕まえ、スプリントに向かっていた集団。

だが、途中から降りだした雨はスプリンターには味方してくれなかった。ゴール手前1kmのゲートで起こった直線での大落車。

 

 

落車が確認できたのは

  • ビニヤム・ギルマイ (Intermarché – Wanty)
  •  ユーゴ・パージ Intermarché – Wanty
  •  ディラン・フルーネウェーヘン (Team Jayco AlUla)
  •  ギヨーム・ボワヴァン (Israel – Premier Tech)
  •  ジェイク・スチュアート (Israel – Premier Tech)
  •  シリル・バルト Groupama – FDJ
  •  ティム・メルリエ Soudal – Quick Step

 

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ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Wanty

 

もっとも被害が大きかったのはビニヤム・ギルマイ。フェンスによりかかって立てない様子を見た時にはリタイヤかと思われたほど。

だが、なんとかチームメイトにサドルを押して貰ってゴール。

 

 

その後、Intermarché – Wantyはバスの中のビニヤム・ギルマイの姿を投稿。骨折などはなく、右肘、肩、膝に打撲と擦過傷。

今後の様子をみながら明日の出走を決めると報告された。

 

Intermarché – Wantyの投稿内容

朗報:ビニヤム・ギルマイ、ルイ・バール、ユーゴ・パージに骨折なし🍀。

ツール・ド・フランス第17ステージで転倒したルイ・バール、ビニアム・ギルマイ、ユーゴ・パージは、直ちに医師の手当てを受けた。彼らは表面的な負傷を負い、骨折や重傷は発見されなかった。

しかし、特にギルマイが受けた衝撃を考慮し、彼の回復を注意深く見守っている。

 

ティム・メルリエ Soudal – Quick Step

 

ティム・メルリエも落車の影響を受けた。うまくブレーキをかけて止まり、道路に投げ出されることはなかったけれど、もうスプリントは出来なかった。

最後のスプリントのチャンスを逃し、自らの3勝目はなくなった。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

ティム・メルリエのコメント

最後は雨で、このようなクラッシュは予想されてましたか?

レースの記録用紙を作って、地面に倒れている男たちの名前を書き留めておけばよかったのに。また同じことが起きた。

必要以上に限界に挑戦している選手もいる。彼らはスプリントよりもクラッシュを好む。良いニュースは、今日私がクラッシュしなかったこと。それは彼ら次第だ。

何が悪いのか正確にはわからない。カオスの中で、後ろにつきたくないライダーが何人かいるんだ。

 

ステージ中に何度も落車してましたが、チームの献身的な働きにより、3勝目を目指しました。最後の数キロは理想とはほど遠いものでしたか?

完全にコントロールできなかった。そうでなければ、転倒の陰に隠れることはなかっただろう。

順位を上げていたのに、ラウンドアバウトの右側を走るという間違った選択を2回もしてしまった。それは自分の責任だけど、物事を正していこうと思ったんだ。

複雑な気持ちでここに立っている。またチャンスを逃してしまったが、その一方で、僕はまっすぐでいられた。

幸いなことに、すでに2勝しているし、自分のツール・ド・フランスを満足して振り返ることができる。

 

キャリア初のグランツール完走はまじかですね。

とても難しいよ。3日間のタフなレースで、脚が満足に動かないだろうね。

 

シリル・バルト Groupama – FDJ

 

ビニヤム・ギルマイと共にフェンスによりかかって中々立てなかったGroupama – FDJのシリル・バルト。

脳震盪の症状も出ており、レース続行は不可能に。21人目のリタイヤとなっている。

 

Groupama – FDJの投稿

かけがえのないチームメイトであるバスク人ライダーが、ツールの道を去ることになった。

メディカルチェックの結果、脳震盪が見つかり、第17ステージの決勝でクラッシュしたシリル・バルトの明日の出走は見送られることが決定した。シリルの回復を祈っている。💪

 

カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck

 

4級山岳ペルテュイ峠ではAlpecin-Deceuninck、Tudor Pro Cycling Team、 INEOS Grenadiersの働きで、多くのスプリンターは遅れた。

Alpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスは前におり、スプリントのチャンスは増えるはずだったけれど、Lidl – Trekのクイン・シモンズ、ジャスパー・ストゥイヴェンの引きで集団は元通りに。

カーデン・グローブスもスプリントに向かうはずだった。

 

カーデン・グローブスのコメント

本当にフラストレーションが溜まる。一日中苦しいのに、最後にスプリントできないんだ。最後の20kmは、まさに大混乱だった。

逃げ集団が強力で、ヨナス・アブラハムセンがまだ前にいるのに、一日中ドライだったのに突然雨に変わると、いつもストレスが溜まるんだ。

ラスト1kmの落車では、転倒はしなかったが、後ろを走っていて、路面を滑るライダーたちがいた。ラウンドアバウトの連続はクラッシュすることなく通過したが、直線でクラッシュしてしまった。

 

ディラン・フルーネウェーン Team Jayco AlUla

 

 

今シーズン限りでTeam Jayco AlUlaを去り、驚きのチームに移籍するディラン・フルーネウェーンも滑りやすいラウドバウトで順位を落とし、最後は落車の影響でスプリントに参加出来ていない。

今回のツール・ド・フランスで、多分最後となるスプリンターステージで、多くのスプリンターが参加できなかったのは非常に残念。

スプリンターは運も天も、チームのアシストも完璧でなければ勝つことは出来ない。

 

 

 

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