Jumbo-Vismaは、ヨナス・ヴィンゲゴーによってツール・ド・フランス2年連続の勝利をおさめた。
ジロ・デ・イタリアもプリモッシュ・ログリッチが制しており、ブエルタも二人のエース体制で勝ちとってしまうかもしれない。
これについて、3月からスーパーマーケットチェーンジャンボの最高経営責任者(CEO)を務めているトン・ヴァン・ヴィーン(ton-van-veen)は、Jumbo-Vismaの活躍についてどのように考えているのだろうか。
チームの発展に貢献したライダー
以前、Jumboがスポンサーシップを早期に降りるという話もあった。だが、トン・ヴァン・ヴィーンは、海外の支援も視野にいれており、すぐに止めるという状態ではないようだ。
ツール第16ステージでは、ヨナス・ヴィンゲゴーが圧勝しましたが、これについては予測されていたのですか?
今年の初めに、彼らはコースとポガチャルを徹底的に分析し、どうすればそれを突破できるかという疑問を抱いた。
そして、彼らはアイデアを思いついた。もし彼に、理想的な心拍数をわずかに上回るサイクリングを 3 週間強制すれば、うまくいけば3週間目には折れるはずだ。それをあの日の午後に見た訳だ。
ヨナス・ヴィンゲゴーは、22.4kmでポガチャルに1分半以上の差をつけた。翌日、タデイは、ついにクラックした。
チームの成功において何が役割を果たしましたか?
最高のパフォーマンスを実現するための前提条件が整っていることを確認する。それは、競争力のある複数年にわたる予算を意味するが、何よりも勝てるチームを作ることを意味している。
大きな突破口となったのは、2人のトッププレーヤー候補、プリモッシュ・ログリッチとディラン・フルーネウェーヘンを、まだ資金がない中で数年間も起用したことだ。
もし私がコミッショナーとしての役割に忠実であったなら、「良い考えではない」と言っただろう。
しかし、私は、経営陣がそのようなリスクを冒すことを思いとどまらせるのではなく、むしろ奨励したのだ。
もちろん、それは鶏と卵の関係だ。良い選手がいれば、スポンサーにとって魅力的だ。逆に、長期間にわたって経済的な保証を提供すれば、ライダーは集まってくる。
サッカーは自転車より保守的
トップスポーツで勝つためには、偶然の要素を最小限に抑えることが重要だ。サイクリストやスケーターは、こだわる面もある。
すべての細部が正しくなければならない。
サッカーの方が保守的か?
一般論として言うなら、そうだと答える。サッカーではボールテクニックとアジリティがより大きな役割を果たすからだ。
試合を完全に支配しても、負けたり引き分けたりすることもある。サッカーの管理者は、ビデオレフェリーのような革新的な技術の導入に消極的なんだ。
2019年は、51勝をあげたが、チーム予算は2番目に少ない状態だった。この少ない予算の時に活躍したのが、プリモッシュ・ログリッチとディラン・フルーネウェーヘンだ。
数年前からの蓄積が、予算の獲得につながり補強が進み、ツール連覇を成し遂げている。何事にも積み重ねが重要だということだ。
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