2025 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージ あ～レムコ

第5ステージのゴール手前でレムコ・エヴェネプールが落車。

La chute de Remco Evenepoel dans le final de la 5e étape du Critérium du #Dauphiné.

“Je ne ressens pas de douleur, j’ai juste une égratignure au niveau du genou droit, mais ce sera sans conséquence pour la suite”, a assuré le Belge.

🎥 Florian Barletta pic.twitter.com/GsRn9XLQFg

— Le Gruppetto (@LeGruppetto) June 13, 2025

 

映像だとかなりの衝撃を受けている。山岳3連戦に向けて第1弾となるコンブルーの登りに対して、不安がのこる。さらにレムコ・エヴェネプールは山岳アシストの ルイス・フェルファークも鎖骨骨折で失っている。

山岳アシストが一人足りない状況でジャージキープを目指さないといけない。

 

第6ステージ   ヴァルセルホーネ～コンブルー　126.7km

 

ドマンシー峠は、2027年にオート＝サヴォワで開催される世界自転車選手権の審判台となる。丘を20周するレースが予定されているが、今回は1回だけ。

今回はそれほど厳しい山岳ステージではないけれど、総合トップ10はシャフルされてきそうだ。

 

1. 4級山岳　ヴィリー・ル・ペルー峠　0.8km・8.1%
2. 3級山岳   フルーリー峠　5.1km・4.4%
3. 1級山岳   モン・サンクソン峠　5.4km・8.7%
4. スプリントポイント
5. 2級山岳   ドマンシー峠　2.4km・8.6%
6. 2級山岳　クライ峠　2.7km・8.2%

 

スタート

レムコ・エヴェネプールのコメント

昨日の落車は大丈夫だ。痛みなどはない。ぐっすりと長く眠れたので、また暑い日を迎える準備はできている。いずれにせよ総合順位争いのステージになるだろうが、逃げ切り勢にとっても良い日になる可能性もある。

総合優勝を狙う選手たちが本当にステージ優勝を狙うかどうかは疑問だ。スタートから意識を高め、すべてをコントロールできているか確認する必要がある。

彼らの調子をどう評価しているのでしょうか？

僕ってトップアスリートじゃないんですか？。まだ全員が全力を出し切っているわけではないと思う。タイムトライアルで兆候は見えたかもしれないけど、今日からは確実に出てくると思う。

今日はクライマーたちの脚がゼロからスタートし、順位争いは熾烈になるだろう。

タデイに限らず、既に少し遅れを取っている選手もいる。彼らは時間を取り戻したいだろうから、今日のレースはどちらに転ぶか分からない。

 

スタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step
• ポイント賞　マチュー・ファンデルプール　Alpecin-Deceuninck
• 山岳賞　ルーカス・オウシアン　Cofidis
• 新人賞　フローリアン・リポウィッツ　Red Bull-BORA-hansgrohe

 

7人の逃げ

マチュー・ファンデルプールが最初から攻撃。5人の逃げ決まり、これにマチュー・ファンデルプールがジョイン。そこが見たいんだけど～。

1.  マイケル・レナード (INEOS Grenadiers)
2.  ブルーノ・アルミライル (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
3.  アンドレアス・レックネスン (Uno-X Mobility)
4.  ディオン・スミス (Intermarché – Wanty)
5.  アントニー・テュルジス (Team TotalEnergies)
6.  アレックス・ボーダン (EF Education – EasyPost)
7.  マチュー・ファンデルプール (Alpecin – Deceuninck)
8.  ロマン・バルデ (Team Picnic PostNL)

 

残り58.2km。集団はUAE Team Emirates – XRGとSoudal – Quick Stepが引いている。タイム差は1分20秒しかない。UAE Team Emirates – XRGが引くということはタデイ・ポガチャルが攻撃するということか。

 

ロマン・バルデはステージ優勝が欲しいところだけど、このタイム差では逃げ切れそうもない。

 

タデイ・ポガチャルは、レムコ・エヴェネプールの後ろに陣取っている。今日の最後の登りで攻撃するのか。

 

集団先頭にTeam Visma | Lease a Bikeのアッティラ・ヴァルテルが立った。

 

1級山岳   モン・サンクソン峠　5.4km・8.7%

先頭からTotalEnergiesのアントニー・テュルジスが切れた。

 

マチュー・ファンデルプールも先頭から切れている。

 

先頭からUAE Team Emirates – XRGのアンドレアス・レックネスンも切れた。

 

Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クスがアタック。

 

ロマン・バルデが追いつかれる。

 

タデイ・ポガチャルも前に。

 

あっと、ここでRed Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツがアタック。

 

これには誰も反応しない。

 

フローリアン・リポウィッツがリードを広げる。

 

6秒のリード。

 

マチュー・ファンデルプールもフローリアン・リポウィッツに抜かれていく。

 

フローリアン・リポウィッツは、アンドレアス・レックネスンも抜いていく。

 

ロマン・バルデはカメラに向かってダメだと。

 

先頭は47秒差で二人だけに。

1.  マイケル・レナード (INEOS Grenadiers)
2.  アレックス・ボーダン (EF Education – EasyPost)

 

フローリアン・リポウィッツは逃げ切れない。

 

マチュー・ファンデルプールは、10人となった総合グループからも切れてしまう。

 

アレックス・ボーダン先頭でクリアー。

1.  アレックス・ボーダン (EF Education – EasyPost)　10ポイント
2. マイケル・レナード (INEOS Grenadiers)　8ポイント
3. ブルーノ・アルミライル　Decathlon AG2R La Mondiale Team　6ポイント
4. ティム・ウェレンス　UAE Team Emirates – XRG　4ポイント
5. タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates – XRG　2ポイント
6. ヨナス・ヴィンゲゴー　Team Visma | Lease a Bike　1ポイント

 

残り39.7kmで59秒差。

 

ブルーノ・アルミライルは、まだ集団に捕まっていない。この下りで先頭に追い付くか。

 

Movistar Teamのエンリク・マスが少し前で下っている。

 

エンリク・マスは、足を止めて待っている。

 

残り25.8km。二人のリードは1分17秒に。

 

レムコは補給中。

 

スプリントポイント

アレックス・ボーダン先頭でスプリントポイントをクリアー。

 

UAE Team Emirates – XRGのヨナタン・ナルバエスが3番手で通過。総合勢にボーナスタイムを渡さない。

1.  アレックス・ボーダン (EF Education – EasyPost)　10ポイント・6秒
2. マイケル・レナード (INEOS Grenadiers)　6ポイント・4秒
3. ヨナタン・ナルバエス　UAE Team Emirates – XRG   4ポイント・2秒　

 

残り12.5km。集団はかなり人数が戻ってきた。

 

2級山岳   ドマンシー峠　2.4km・8.6%

1分16秒差。

 

マイケル・レナードが切れてしまった。

 

Bahrain Victoriousのレニー・マルティネスが切れている。

 

ヨナタン・ナルバエスとティム・ウェレンスの引きで、レムコが～。

 

あ～、どうしたUAE Team Emirates – XRGの引きにレムコが遅れているぞ。

 

ヨナタン・ナルバエスが外れた。最後はティム・ウェレンスが引いている。

 

あっと、タデイ・ポガチャルがアタック!

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが張り付く。

 

あ～、ヨナス・ヴィンゲゴーが離れた～!

 

タデイ・ポガチャルは、マイケル・レナードを抜いていく。

 

あ～、ヨナス・ヴィンゲゴーがついていけない。

 

タデイ・ポガチャルはヨナス・ヴィンゲゴーを突き放した。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが追いつけないとは～。

 

レムコは全く反応できていない。マッテオ・ヨルゲルソンとフローリアン・リポウィッツに張りつかれている。自分が引くしかない。

 

タデイ・ポガチャルは、アレックス・ボーダンをとらえた。

 

タデイ・ポガチャルが前に出る。

 

すぐに切り離しだ。

 

凄いスピードで加速していく。

 

タデイ・ポガチャルが先頭で通過。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは19秒差。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは21秒差。踏みとどまれるか。

 

 

ヨナス・ヴィンゲゴーもアレックス・ボーダンをパス。2番手に。

 

残り3.9km。39秒もヨナス・ヴィンゲゴーを離した。

 

あっと、Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツがアタック!

 

レムコ・エヴェネプールは、反応できない。

 

フローリアン・リポウィッツが単独で前を追う。

 

残り3.4kmで42秒と開いていく。どうしたヨナス・ヴィンゲゴー!

 

2級山岳　クライ峠　2.7km・8.2%

厳しい勾配の最後の登り。

 

レムコ・エヴェネプールは、マッテオ・ヨルゲルソンに張りつかれている。

 

残り1.6km。タデイ・ポガチャルはペースを緩めない。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは51秒も遅れた。

 

なんと、マッテオ・ヨルゲルソンがアタック。レムコはなすすべなし。

 

1日でリーダージャージからサヨナラとなった。昨日の落車の影響もあるのか。

 

すでに残り1kmを切っている。9%勾配で25km/h。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは8%勾配で20km/h。

 

タデイ・ポガチャルは、個人タイムトライヤルの遅れを一気に取り返した。

 

まだ、2ステージ残っているのだけど。

 

タデイ・ポガチャルが、守備的な走りをするはずもない。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは1分1秒も遅れた。これはどういうことなのか。調子が悪かったのか、インタビューを待ちたい。

 

3位には、途中でもアタックをかけてたフローリアン・リポウィッツが入ってきた。総合では3位に後退したが、レムコ・エヴェネプールを上回っている。

 

Team Visma | Lease a Bikeは、マッテオ・ヨルゲルソンが4位に入っている。総合5位に浮上だ。

 

レムコ・エヴェネプールは、ステージ5位。なんと1分50秒も遅れた。総合では1分22秒差の4位に後退。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル

ツール・ド・スイスのウルシガ・ジガードのゴールを見たかった(笑。幸運にも間に合った。今日はドマンシーの麓から全力で攻めるというプランを掲げていた。

パヴェル・シヴァコフとナルバエスは素晴らしい仕事をしてくれたが、チーム全体が非常に優れていた。失うものは何もなかったし、最終的にああいう結果になったんだ。 調子はすごく良くて、脚も順調に動いていて、アタックの後、15分間はペースをしっかり保たないといけないと分かっていた。

結果には満足しているし、再び自分のペースに乗れるようになってきた。タイムトライアルは不安だったが、今後の課題として改善していきたいと思う。ツール・ド・フランスまでこの調子で走り続けなければならない。

 

3位　Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツ

今日は脚がすごく良かったし、チームも僕を守ってくれたり、氷をくれたり、水をくれたり……2つ目の最後の上りで最初のアタックがあったとき、僕もついていって、何かやってみようと思ったんだ。

自分のペースを守り、彼らに追いつかれたけど、自信はあった。 できる限りリカバリーして、最後の登りでベストを尽くした。 パフォーマンスにはとても満足している。

UAEは下から全力を尽くした。 レムコとペースを合わせて、それから勝負に出た。 あと2日、本当にハードな日が続くけど、確実に白ジャージを目指して戦うよ。 明日の上りは本当に長い。 超ハードなスタートと、最後までガス全開のレースを期待している。

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞