レムコ・エヴェネプールは、世界チャンピオンとして最後のレース、クラシカ・サンセバスティアンに勝利した。3回の勝利は歴代1位の記録に並んでいる。
レムコの次の目標は、グラスゴーでの世界チャンピオンの防衛、そして、ブエルタでの連覇をかけて、プリモッシュ・ログリッチとヨナス・ヴィンゲコーと戦う。
レムコは、来年シーズンにむけて、ヨナスとタデイとの戦いについても目を向けており、数値的な面では、すでにクリアーしたと言っている。
二人の数値を達成している
Bat, bi eta hiru🏆💙💚
Winning the Clásica San Sebastián for the 3rd time in 4 editions makes me feel incredibly proud, I love this race, I love this place, I love the fans🙏🏻🌈
Thanks to the entire team for the great work today, it feels amazing to finish off great teamwork🐺🔥 pic.twitter.com/J7YxrxhBjd
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) July 29, 2023
レインボージャージでの1年を振り返ってどうですか？
間違いなく満足しているよ。UAEツアーで世界チャンピオンになったことは、とても素晴らしいことだった。ボルタ・ア・カタルーニャでは、とてもいいレースができた。
もう少し戦術的に賢く走れれば、もっといいレースができたと思う。それでもステージ優勝2回、総合2位だった。ジロ・デ・イタリアでは、第1ステージと最終ステージで優勝した。
ツール・ド・スイスもとても良かった。自分の実力の85～90％しか発揮できなかったし、それまでのトレーニングも十分ではなかった。それでも総合3位に入り、ステージ優勝も果たした。
加えて、ベルギー選手権での世界チャンピオンとしての勝利はとても特別なもので、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを忘れそうになった。
土曜日に行われたクラシカ・セバスティアンでは、レインボージャージを着て超良い1年だったと言えると思う。レインボージャージでは、もっと少ない成績しか残せなかった選手もいるんだ。
日曜日のワールドカップにベルギーは3人のリーダーで臨む。どうなるでしょうか？
とても強いチームで、いくつかのカードがある。ジャスパー・フィリップセン、ワウト・ファンアート、私、そして他の数人。転倒や不運などでプランを変更しなければならないかもしれない。
優勝を狙える強い選手が何人かいる。特別なワールドカップになることを期待している。雨が降らないことを祈ろう。でもグラスゴーは雨が多いからね。いずれわかるよ。
世界選手権ではタイムトライアルとロード、どちらが勝つ可能性が高いと思いますか？
どちらもチャンスがあると思う。タイムトライアルは長いし、テクニカルでもない。僕のエアロダイナミクス・ポジションが役に立つだろう。
一方、フィリッポ・ガンナもまた、いつものように上位候補に入るだろう。ロードレースはテクニカルだが、超長い。ローカルラップはコーナーが多く、アップダウンも激しい。
7時間近いコースになる。疲れているから、アタッカーや逃げが有利になる。ロードの最年少ベルギー選手権みたいなコースだけど、高度計があるからね。
私はすべてのワンデーレースで優勝争いができると思う。だから、ロードでも間違いなくチャンスはある。
昨年からこの時期の準備をコピーしてきた。でも今はワールドカップがあり、その間に別のレースがある。昨年、あなたはブエルタの3週目にフレッシュな状態で到着することが最も重要だと言った。
今はどうですか？特にその前のワールドカップは？
そのアプローチは変わらない。完全に自分を殺すこともできない。ただ、昨年の同時期よりも調子はいい。それに今年のブエルタは、毎週クイーンステージがある。
だから3週目までフレッシュでいなければならないが、最初の山岳ステージで3分、4分、5分とロスするのも避けなければならない。今度のブエルタは、いい瞬間を選ぶことがすべて。それは必要なことで、今は典型的なグランツールだからだ。
もちろん、残念なことにまた出てくることになった。第16、17、18ステージを偵察した。休養日の翌日のステージは、非常に平坦な上り坂で、最後にアストゥリアスでお馴染みの典型的な上りがある。5〜6kmで13％前後。
その翌日にはアングリル到着がある。あれは本当にモンスターだよ。でも、その1日後のラ・クルス・デ・リナーレスも決して楽ではない。
アングリルのような20％はないが、15〜16％くらいだ。その登りも2回やる。総じて、アストゥリアスでは超楽勝だ。最終週は本当に美しいステージが続く、素晴らしい3日間だ。
タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーがツールで見せたレベルを見ると、レムコ・エヴェネプールのベストバージョンはそのレベルからどれくらい離れているのだろうか？
それはとても難しい質問だね。来年のツールでも、キロあたりのワット数で計算されたものを信じるなら、タデジとヨナスはツールで、私が以前達成したような数字を示した。
もちろん、一日一日の積み重ねではあるが。
2人とも今年、信じられないほど高いレベルに達したと思う。この2人に近づけるよう、大きな一歩を踏み出せるよう、これからの1年間は本当にハードに頑張るしかない。2024年には彼らと競い合いたい。
すでに数値上では、彼らと変わらないというレムコ。まずは、ブエルタでログリッチとヨナス・ヴィンゲゴーと対戦だ。ここで、来年のツールに向けての戦い方も見えてくるかもしれない。
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