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2022 フレッシュ・ワロンヌ ジュリアン・アラフィリップは4度目のユイの壁制覇となったのか?

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Photo credit: sybarite48 on VisualHunt
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アルデンヌ・クラシックの第2弾、フレッシュ・ワロンヌ。La Flèche Wallonne(1.UWT)

ベルギーのワロン地域を回るワンデイレース。フレッシュはフランス語で矢を意味している。

過去の優勝者は

  • 2021   ジュリアン・アラフィリップ
  • 2020   マルク・ヒルシ
  • 2019   ジュリアン・アラフィリップ
  • 2018 ジュリアン・アラフィリップ
  • 2017  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2015  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2014  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2013 ダニエル・モレーノ 引退
  • 2012  RODRÍGUEZ Joaquim 引退

今年、ゴールのユイの壁を制するのは誰になるだろうか?

 

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ブレニー~ミュール・ド・ユイ 202.1km

コースプロフィール photo la-fleche-wallonne

 

今年初めてブレニーでスタートするが、アルデンヌを192 kmレースした後も、ユイの壁でクラシックなフィニッシュを維持している。

最初の115 kmはワロンの起伏のある地形を通過する。この後、ローカルサーキットを3周。最後の決戦はユイの壁だ。

 

山岳ポイントは

  • Côte de Tancrémont 2.9km・5.3% 残り157.9km
  • Côte des Forges 1.3km・7.8% 残り147km
  • Côte d’Ereffe 2km・5.8%  残り80.8km
  • Côte de Cherave 1.4km・7.9%  残り68km
  • Mur de Huy 1.3km・9.4%  残り62.3km  残り2周
  • Côte d’Ereffe 2km・5.8%  残り 49.6km 
  • Côte de Cherave  1.4km・7.9%   残り36.9km
  • Mur de Huy 1.3km・9.4%  残り 31.2km 残り1周
  • Côte d’Ereffe 2km・5.8%    残り18.5km
  • Côte de Cherave   1.4km・7.9%   残り 5.7km
  • Mur de Huy ユイの壁 1.2km・10.3%

 

注目されるライダーは

  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team ジュリアン・アラフィリップ、レムコ・エヴェネプール
  •  Jumbo-Visma ヨナス・ヴィンゲゴー、ティシュ・ベノート
  •  Movistar Team アレハンドロ・バルベルデ、ゴルカ・イサギレ
  •  Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル
  •  INEOS Grenadiers トム・ピドコック、ミハウ・クフィアトコフスキ
  •  Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
  •  BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ
  •  Trek – Segafredo バウケ・モレマ
  •  Astana Qazaqstan Team ヴィンチェンツォ・ニバリ
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ
  •  Cofidis ヘスス・エラダ、ヨン・イサギレ、ヴィクトル・ラフェ
  •  AG2R Citroën Team ブノワ・コヌフロワ
  •  Bahrain – Victorious ワウト・プルールス、ジャック・ヘイグ、ダミアーノ・カルーゾ
  •  Team DSM セーアン・クラーウアナスン
  •  EF Education-EasyPost リゴベルト・ウラン、アルベルト・ベッティオル
  •  Lotto Soudal ティム・ウェレンス

 

9人の逃げ

残り128.6kmでタイム差は2分50秒。あまり多くのタイムは与えらないようだ。

  1. ダリル・インピー Israel – Premier Tech
  2. シモン・グルエルミ Team Arkéa Samsic
  3. ブルーノ・アルミライル Groupama – FDJ
  4. ジム・プロンスキー Astana Qazaqstan Team
  5. クリストファー・ユールイェンセン Team BikeExchange – Jayco
  6. ジミー・ヤンセンス Alpecin-Fenix
  7. モルテン・フルゴー Uno-X Pro Cycling Team
  8. ヴァランタン・フェロン TotalEnergies
  9. ビエール・ロラン B&B Hotels – KTM

 

集団は、INEOS Grenadiers、Quick-Step Alpha Vinyl Team、UAE Team Emiratesが引く。

 

残り79.4kmで1分38秒差とあまり変わらない。

 

残り67kmで集団は1分22秒まで迫ってくる。

 

先頭は綺麗な景色の中を進んでいる。まあ、ライダーは見てる暇ないですよね。

 

Mur de Huy 1.3km・9.4%  残り62.3km  残り2周

先頭は1回目のユイの壁を登る。

 

集団も1分12秒遅れで登る。

 

レムコはジュリアン・アラフィリップを引いている。

 

Bahrain Victoriousが集団を引き始める。メンバーがいいから強力だ。

 

Jumbo-Vismaはプリモッシュ・ログリッチが膝の故障で欠場。チームが期待するのはヨナス・ヴィンゲゴーだ。

 

Côte d’Ereffe 2km・5.8%  残り 49.6km 

登りではAlpecin-Fenixのジミー・ヤンセンスが引く姿が多い。後方は少し切れかかっている。まあ、下りで追いつく距離だ。

 

先頭が登り終えた。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamのピーター・セリーは仕事終了かな。

 

集団からIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのヤン・バークランツがアタック!

 

Team Arkéa Samsicのワレン・バルギルがパンク。バルギルも、ここ数年10位以内に入ってきている選手だ。

 

先頭は登りで5人に。

  1. ダリル・インピー Israel – Premier Tech
  2. シモン・グルエルミ Team Arkéa Samsic
  3. ブルーノ・アルミライル Groupama – FDJ
  4. ジミー・ヤンセンス Alpecin-Fenix
  5. ヴァランタン・フェロン TotalEnergies

 

タデイ・ポガチャルがフロントホイールのパンク。

 

前でチームメイトのフアン・アユソーが待っている。すぐに復帰するはず。

 

集団からアタックをかけたヤン・バークランツは先頭からちぎれたライダーに追いついたが、ペースは上がらない。

  1. ヤン・バークランツ Israel – Premier Tech
  2. クリストファー・ユールイェンセン Team BikeExchange – Jayco
  3. モルテン・フルゴー Uno-X Pro Cycling Team
  4. ビエール・ロラン B&B Hotels – KTM

 

Côte de Cherave  1.4km・7.9%   残り36.9km

追走していたヤン・バークランツら4人は登りで捕まってしまう。

 

チームメイトのアシストを受けたEF Education-EasyPostのサイモン・カーが飛び出す。

 

サイモン・カーは35秒前を走る先頭を目指す。

 

なんとヨナス・ヴィンゲゴーは切れてしまった。

 

Mur de Huy 1.3km・9.4%  残り 31.2km 残り1級

残り1周のユイの壁に先頭は入ってきた。

 

サイモン・カーは先頭まで24秒とせまる。壁が終わるまでに追いつくのは難しい。

 

集団もラスト1周だ。ゲラト・トーマスも先頭付近にみえる。

 

先頭はユイの壁で4人となる。集団とのタイム差は57秒。

 

集団は活性化。まずはLotto Soudalのマシュー・ホームズが仕掛ける。

 

サイモン・カーの前に先頭が見えてきた。あと8秒差だ。

 

アレハンドロ・バルベルデは集団後方でヒラヒラしている。

 

サイモン・カーは、先頭からちぎれたシモン・グルエルミを引き連れて先頭に合流。凄い力だ。

 

Team Arkéa Samsicは、逃げにシモン・グルエルミがいるのに何故、先頭を引くのかな。

 

Côte d’Ereffe 2km・5.8%    残り18.5km

サイモン・カーは先頭からアタックだ。

 

サイモン・カーにジョイン出来たのは、ヴァランタン・フェロンだけ。

 

20秒まで迫られていたけど、再びタイム差を28秒まで戻す。

 

先頭の二人以外は集団に吸収される。

 

ゲラント・トーマス先頭で追いこんでくる。

 

先頭二人は残り11.7kmで12秒差。かなり頑張っている。

 

あ~、だけど二人は残り9.2kmで捕まってしまった。

 

Côte de Cherave   1.4km・7.9%   残り 5.7km

ゲラント・トーマス先頭。

 

ここで、Cofidisが攻撃を仕掛ける。

 

完全に抜け出した。

 

マウリ・ファンセヴェナントが追いすがる。

 

だが、マウリ・ファンセヴェナントもついていけない。ヨン・イサギレが単独となった。

 

しかし、下りでマウリ・ファンセヴェナントとセーアン・クラーウアナスンが追いつく。

 

セーアン・クラーウアナスンがすっ飛ばして、ヨン・イサギレをちぎる。マウリ・ファンセヴェナントだけがついている。

 

セーアン・クラーウアナスンは残り2.4kmで17秒も稼ぎだす。いつもゴール前になると現れるが最後まで中々たどり着かない。

 

残り1.8kmだ。

 

Mur de Huy ユイの壁 1.2km・10.3%

残り1.1kmで11秒差。

 

マウリ・ファンセヴェナントが前に出る。

 

さあ、集団も追い込んでくる。

 

まだ、大集団だ。

 

二人は、残り913mで捕まってしまう。

 

Movistar Teamが先頭。エンリク・マスだ。

 

ジュリアン・アラフィリップはやや後方だ。

 

エンリク・マスの引きでアレハンドロ・バルベルデがベストポジションだ。タデイ・ポガチャルが端から一気にいくかと思ったが失速。

 

アレクサンドル・ウラソフが先頭に立って追い込んでくる。

 

Bahrain Victoriousのディラン・トゥーンスが出てきた。

 

ディラン・トゥーンス、アレハンドロ・バルベルデ、アレクサンドル・ウラソフの並びだ。

 

さらに、4番手にはタデイ・ポガチャルの姿が。だが、この後タデイ・ポガチャルは後退してしまう。

 

アレハンドロ・バルベルデとディラン・トゥーンスの争いだ。

 

最後に手を上げるのはどっちだ。

 

ディラン・トゥーンスが前に出る。

 

あ~、アレハンドロ・バルベルデが下を向く。ディラン・トゥーンスがフレッシュ・ワロンヌを制した~!

それにしてもBahrain Victoriousは強い。今回も、メンバーが良かった。ワウト・プールス、ダミアーノ・カルーゾ、ジャック・ヘイグ、ジーノ・マーダー、ルイスレオン・サンチェスらがアシストに回るのだから贅沢な布陣だ。

ツアー・オブ・アルプスではペッリョ・ビルバオがリーダーだし、非常に多くの良いメンバーが揃っている。

今回、ディラン・トゥーンスは、見事にチームの期待に応えたといえる。

2位に入ったのは、最年長のアレハンドロ・バルベルデ。これほどの選手が引退するとは勿体ない。チームはポイントランキングでも下位に近いのでバルベルデが抜けたあとを考えないといけない。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

ディラン・トゥーンスのコメント

見事な勝利でしたね。感想は?

私にはそれについての言葉がありません。信じられない。私はいつもこれを夢見てきた。

私はユイの壁の始まりで完璧な位置にいた。フィニッシュから500メートルのところで、アレクサンドル・ウラソフとエンリク・マスに一時的に閉ざされたが、アレハンドロ・バルベルデがどこで加速するかを知っていた。

彼はいつも同じ場所でそれをする。そしてそれは私にとっても完璧だ。まだ何かが残っていると感じ、頑張った。

フランダースで6位、アムステルゴールドレースで10位、ブラパンツパイルで8位、ついに勝利ですね。

今日は最強のライダーが勝ったかもしれませんね(笑)。私は春にこれほど強くなったことがない。

夏はいつも元気だが、春は素晴らしいこともあれば、それほど多くないこともある。でも今は春の間ずっと一貫して乗っている。

フレッシュ・ワロンヌはあなたにあってますね。

私はいつもこっそりこれを夢見てきた。いつも自分を信じてきた。ここで表彰台に上がってからちょうど5年が経ったが、いつの日かそれでもうまくいくと信じ続けていた。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 TEUNS Dylan
Bahrain – Victorious 400 4:42:12
2
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team 320 0:02
3
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 260 ,,
4
 ALAPHILIPPE Julian
Quick-Step Alpha Vinyl Team 220 0:05
5
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers 180 0:07
6
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 140 ,,
7
 GUERREIRO Ruben
EF Education-EasyPost 120 ,,
8
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ 100 ,,
9
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 80 ,,
10
 VUILLERMOZ Alexis
TotalEnergies 68 ,,
11
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 56 ,,
12
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 48 ,,
13
 COSNEFROY Benoît
AG2R Citroën Team 40 ,,
14
 SCHULTZ Nick
Team BikeExchange – Jayco 32 ,,
15
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 28 ,,
16
 HERRADA Jesús
Cofidis 24 0:15
17
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 24 0:17
18
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo 24 0:21
19
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 24 0:24
20
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 24 ,,

 

 

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