第3ステージのチームタイムトライヤルでは元チームメイトのティム・デクレルクを批判。
これについては、レース前に二人が握手して誤解を解いている。
だが、第4ステージの矛先は、UAE Team Emiratesに向けられた。チームの戦術について物申したのだ。ただ、これは見ていたファンにとっても同じ気持ちだったに違いない。
UAE Team Emiratesを批判
#ParisNice Gran triunfo para Buitrago @SantiagoBS26 (Bahrain) en el Mont Brouilly, seguido por @LucasPlapp (Jayco), nuevo líder en la general, con @skjelmose_ (Lidl-Trek) y @EvenepoelRemco (Soudal) llegando a 37 segundos. 📹 @teledeporte pic.twitter.com/OLviGYodeI
— PlataformaRC (@PlataformaRC) March 6, 2024
スタート時には4人が同タイムで首位を占めていたUAE Team Emirates。
- ブランドン・マクナリティ
- ジョアン・アルメイダ
- ジェイ・ヴァイン
- フィン・フィッシャーブラック
しかし、サンティアゴ・ブイトラゴとルーク・プラップが逃げ始めた時には誰も反応しなかった。もしくは、できなかったのかもしれないが。
フィン・フィッシャーブラックは、かなり前に切れていたが、3人はまだ残っていた。これについてレムコ・エヴェネプールは以下のように語る。
ステージ優勝は無理だったのか?
ペースを設定する人は誰も残っておらず、UAEは責任を負わない。
彼らがそれを望んでいなかったのは残念だった。あるいは、もしかしたら意図的だったのかもしれない。しかし、彼らが突然背を向けたのは奇妙だった。
彼ら(新リーダー、プラップとステージ勝者、ブイトラゴ)を乗せるという選択はね。
まだ4人が上位にいるのなら、1人を働かせることもできるだろう? 彼らはしばらくそうしていたが、ジェイ・ヴァインがまたしばらくして止まってしまった。
そうすれば、プラップとブイトラゴという危険な2人を遠ざけることができるからだ。それについては私たちには何もできないが、それがチームの戦術だ。
ただ、とてもいい1日だった。一瞬3位かと思った。プラップは逃げ切ったしね。フィニッシュでボーナスを逃したことは大したことじゃない。
上位二人はサンティアゴ・ブイトラゴが17秒、ルーク・プラップには30秒リードされてますね。
ふたりは調子のいいライダーだ。また一緒に座って戦術を考える必要がある。そのとき、他のチームも誰かを乗せたがらないことを願っている。
誰かを非難するつもりはないが、誰にとっても不運だった。2人の優秀なライダーがいきなり40秒を奪い取っても誰も満足しない。
フィナーレで他の有力選手を突き放そうとしましたね。
マティアス・スケルモースイェンセンが、ゴールで私を追い越してきたことに驚いた。
でも彼はパンチのあるライダーでもある。ラスト200mのヘアピンコーナーでアタックするにはいいタイミングだった。チームとしてよくやった。
イラン・ファンワイルダーを称賛
A strong ride from @EvenepoelRemco, who finishes just outside the podium at #ParisNice, but moves up in the general classification 💪👏 pic.twitter.com/bccUC4LUAU
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) March 6, 2024
一方、レムコの右腕イラン・ファンワイルダーについては、称賛の言葉を送っている。
「シャポー!よくやった!」レムコ・エヴェネプールはゴール直後、通信システムを通じてチームメイトにそう言っている。
さらに、右腕のイラン・ファンワイルダーが彼に合流すると、彼もまた賛辞を受けた。「ナイスペース」。
レムコのコメント
500mのロングスプリントにしたかったんだ。2回のキックでちょっとだけ。
左を見て、誰もいなかったんだけど、右のマティアス・スケルモースイェンセンがまだ下にいた。フィニッシュで4秒差まで追い上げたのに、残念だ。
本当は3位で、ルーク・プラップを抜いたと思っていた。イラン・ファンワイルダーは非常に堅実なペースで走り、集団から離脱した。
チームはそこにいて、自分はまた別のケースでクラス分けを狙った。自分たちの強さをみんなに証明できた。超強力なチームを見たよ。
イランはとても堅実なペースで走り、みんなを引き離した。僕たちはとても強いということをみんなに示したんだ。
レムコにとって、最後にイラン・ファンワイルダーがいるのは非常に心強い。2023ジロ・デ・イタリアでは、リタイヤしたレムコに代わって総合12位。
2024 UAEツアーでは、総合4位とチームのエース格の走りをしている。ただ、気になるのは、この先のクイーンステージが短縮の可能性があることだ。
Current view at bottom of climb to Auron, which Paris-Nice will tackle next Saturday. Or is due to, at least. 😬 pic.twitter.com/G0K95W2nCq
— Daniel Friebe (@friebos) March 3, 2024
2016年には、氷点下で降雪のために第3ステージは中止となっている。このままいくと、第7ステージのゴールは、低い場所となるかもしれない。
そうなると30秒差を逆転するには、上りの距離が足らなくなるかもしれない。ルーク・プラップは、ウィランガヒルでリッチー・ポートについていくほどの足がある。
短い距離では、いかにレムコでも引き離すのは至難の業だ。
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