英国はヒルクライムシーズンの最中。2~20分程度の短いコースでタイムトライヤル形式で急こう配をかけあがる独特のレースだ。
平坦は全くないので、エアロである必要もないのでひたすら軽いカスタムバイクを各選手は競って作り上げている。
シーズンは9月上旬から10月下旬までで、CTT UKナショナルヒルクライムチャンピオンシップで閉幕する。
今回は以前にも紹介した女性選手レベッカ・リチャードソン(Team Brother UK)のバイクを紹介。以前の記事は以下で。
レベッカ・リチャードソンのSpecialized Aethos
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レベッカ・リチャードソンは、Specialized Aethosのフレームに自分でカスタムペイントしている。これが凄い。
この模様だけど、全部手書きだというから素晴らしい。ウェールズの彼女の家と家族のことを描いている。
フロントフォークには家族の名前が書いてあるのかな。それにしても細かい。
元々軽いSpecialized Aethosのフレームを更に軽量バーツで固めているのだから、更に軽くなっている。
ホイールはZed Wheelsハブと組み合わせた AX Lightnessリムで組まれている。 AX Lightnessリムは英国ヒルクライムでは一般的に使用されている。
AX Lightnessは、ドイツ・バイエルン州に拠点のあるカーボンパーツメーカーで軽量バイクも販売している。
スポークは、Berd ポリマー スポーク。サピムよりも軽量で1本2.5g。これも紐みたいなもの。
タイヤは、フロントがVittoria Corsa Speed。リアはVittoria Service Course。いずれも超軽量だ。
サドルを固定しているのは紐。シートポストは2019年1月に販売開始しており、T1 Loopシートポストは65g。
世界最強のファイバーであるDyneemaで作られたロープループで軽量サドルを固定するワイルドなシートポストヘッド。
ドライブトレインは、SRAM Red eTap AXSXX1マウンテンバイククランクセット。これに、小型の 28tチェーンリングが取り付けられている。レース専用ですね。
リチャードソンによると、このような小さなチェーンリングを使用することで、登りの大部分を座ったままでいることができ、ホイールがスピンする可能性が減ったと。
ステムはDarimo IX2。ブレーキフードは取り払われて、綿のテープが巻かれている。
ローターはSRAMからAshima ローターに変更されている。
以下のものだとしたら66g。
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