Specializedから噂になっていた、SpecializedS-Works Aethoがついに姿を現した。これまでBORAのダニエル・オスやサガンなどがリーク写真を出していたけど。
ただ、名前の商標登録の問題があって発売が未定となっていたが解決したようだ。
驚くべきは、そのフレーム重量。なんと585g(54サイズ)というディスクフレームでは世界最軽量のバイクを生み出してきた。
49サイズだったら550gという超軽量。
Aethosが登場するまで、Canyon Ultimate CF Evo 10.0が、最軽量の668gのディスクブレーキ製造フレームだった。約80gも軽量化されている。
トップスペックのS-Works Founders’Editionの、完全なバイクの重量は5.9kgと言われている。
Specialized Aethos
Tarmac SL7が発売されたとき、Specializedは、エアロ(Venge)プラットフォームと軽量(Tarmac)プラットフォームを区別することはもはや意味がないことを指摘し、それらは1つに統合された。
そのことを念頭に置いて、なぜブランドが非常に軽量な自転車を発売しているのか疑問に思えるが、Aethosはレース用ではない。
Specializedはスポンサーチームが自転車に乗るのを見ることはないと言う。その代わりに、Aethosは単に「ライディングを愛するための」バイクであり、「想像できる最も純粋なロードライディング体験」を提供してくれる。
伝統的外観
Aethosには、現代のロードバイクに通常見られるエアロ機能がなく、代わりに丸いチューブと非常に伝統的な外観のセミコンパクトなプロファイルがあり、シートステイを落とすこともない。
それにもかかわらず、Tarmac SL7とフィットジオメトリを共有している。レースしたい場合は、フレームセットはUCI承認済みなのでOKだ。
だが、実際レースで使用しようとすると、フレーム重量が軽すぎるので無駄な重量をプラスしないと6.8kgにならない。
Aethosのエンジニアリングリーダーは、スコットアディクトやキャノンデールスーパーシックスEVOの最初の2世代を含む伝説的なバイクをデザインしたピーターデンク。
スペシャライズドは、乗り心地、剛性、スタイル、重量に焦点を当てて、「驚くほど大きなスーパーコンピューターシミュレーション」を使用してAethosの最終的なフレーム形状に到達したと述べている。
これにより、主要な領域で円錐形になり、最小限の材料で剛性とバランスが大幅に向上した。
ハンドルも統合ではなく丸ハンドル。ケーブルも完全内装ではない。バイクには700x26mmのタイヤが付属しており、21mmのリムに最大32mmの幅のタイヤを装着できる。
Aethoのフレームは超軽量でありながら乗り心地も追及したために、丸チューブが最終的な形状となった訳だ。
AethosS-Worksフレームサイズの塗装重量は次のとおり。
49 | 52 | 54 | 56 | 58 | 61 |
550g | 565g | 575g | 585g | 623g | 643g |
- BSAスレッドボトムブラケット
- 標準テーパーヘッドチューブ
- 標準の丸いシートポストとクランプ
- 32mmタイヤクリアランス
- 125kgのライダーの体重制限
頑丈で、SL6と実質的に同じチューブ壁の厚さで、砂利道も走ることが出来るという。
カラーは豊富
Aethosは、7つの異なる色で販売される。
- グロススネークアイカメレオン/モノコートブラック
- グロスフォレストグリーン/ゴールドパール/フレークシルバー
- サテンカーボン/グロスブラッククローム
- グロスクレイ/フレークシルバー
- サテンフレークシルバー/レッドゴールドカメレオンティント/ブラッシュドクローム
- サテンカーボン/レッドゴールドカメレオン/ブロンズフォイル
Specialized Aethos Founder’s Edition
最軽量モデルはFounder’sEditionで、ShimanoDura-Ace Di2グループセットを搭載し、Specializedの最新のAlpinistコックピットを備えている。
このコックピットの重量は247g(ステム110mm、バー幅420mm)で、Alpinistシートポスト(136g 27.2mm×300mm)を搭載。
Roval Alpinist CLXホイール、Romin S-Worksサドル、パワーメーター付きShimano Dura-Aceグループ、CeramicSpeedボトムブラケットとディレイラープーリーが付属。
バイク全体の重量は5.9kgで、次に軽いS-Worksビルドよりも100g軽量。特別なサテンブラッシュドリキッドシルバーホログラフィックペイントスキームを採用。
こちらは限定版で世界で300台のみの販売。
S-Works Aethos SRAM Red spec
-
- フレーム:-Works Aethos FACT 12rカーボン、スレッドBB、12x142mmスルーアクスル、フラットマウントディスク
- フォーク:S-Works FACTカーボン、12x100mmスルーアクスル、フラットマウントディスク
- ハンドルバー:S-Works
- ステム:S-Works SL、合金、チタンボルト、6度上昇
- バーテープ : Supacazスーパースティッキークッシュバーテープ
- サドル:ボディジオメトリS-Worksパワーアーク
- シートポスト:アルピニストカーボンシートポスト
- グループセット:SRAM Red eTap、油圧ディスク(パワーメーター付き、52/36チェーンリング)
- ホイールセット:Roval l Alpinist CLX、21mm内幅カーボンリム、33mm深さ、Win Tunnel Engineered、Roval AFDハブ、21h、DT Swiss Aerolitespokes
- タイヤ:Specialized Turbo Cotton、26mm
- 重量: 6.26kg(56cm)
- 価格:132万円(税抜)
外観はSRAMがきれい。クランクがシルバーなのは、やはりデザイン的に美しい。
Specialized Aethos Dura Ace Di2 spec
- フレーム:S-Works Aethos FACT 12rカーボン、スレッドBB、12x142mmスルーアクスル、フラットマウントディスク
- フォーク:S-Works FACTカーボン、12x100mmスルーアクスル、フラットマウントディスク
- ハンドルバー:Roval Alpinistコックピット、ワンピースバー/ステムコンボ、カーボン
- サドル:ボディジオメトリS-Worksパワーアーク
- シートポスト:アルピニストカーボンシートポスト
- グループセット:Shimano Dura-Ace R9170、油圧ディスク(セラミックスピードジョッキーホイール、パワーメーター、52/36チェーンリングを含む)
- ホイールセット:Roval l Alpinist CLX、21mm内幅カーボンリム、33mm深さ、Win Tunnel Engineered、Roval AFDハブ、21h、DT Swiss Aerolitespokes
- タイヤ:Specialized Turbo Cotton、26mm
- 重量: 6.0kg
- 価格 : 132万円(税抜)
S-WorksAethosフレームセット
- 重量: 585g(56cm、フレームのみ)
- 価格: 55万円(税抜)
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