Groupama-FDJは
- エースのティボー・ピノ
- エーススプリンターのアルノー・デマール
- TTスペシャリストのシュテファン・キュング
- 若きエースとなったダヴィ・ゴデュ
の4人の中心選手の契約更新を発表した。いずれも2023年まで契約更新だ。
4人の契約延長を同時に発表
ティボー・ピノは2023年まで契約延長。
私はこのチームでの話を書き終えていない。私たちは今でも素晴らしいものを構築し、最高のレースに勝つことができると確信している。
ツール・ド・フランスは、依然として私が100%を捧げたい究極の目標であることは明らかだ。
このチームでキャリアを終えたいと述べており、昨年膝を痛めてリタイヤしたツールの制覇が目標となる。
ピノは今シーズン、オリンピックとツール、世界選手権の3つを狙っていた。
何故ならば全て山岳がきついコースで自分向けだったからだ。キャリアハイの成績を目指していたのだが、ツールのみに絞ることになるかもしれない。
ダヴィ・ゴデュ
ゴデュは2016年にツール・ド・ラヴニールで総合優勝を飾って翌年FDJ(現グルパマFDJ)でプロ入り。プロ一年目の2017年にフレーシュ・ワロンヌ9位。
2018年のツール・ド・フランスでヤングライダー賞4位。
年々着々と力をつけてきており、2019UAEツアーでは、プリモシュ・ログリッチ、アレハンドロ・バルベルデについで3位となっている。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ6位。
2019ツール・ド・フランスではエースのティボー・ピノをアシストしつつ自身も総合13位に食い込んでいる。
173cmで54kgと小柄で、クライマーだがTTを鍛えるとグランツールでも十分上位に食い込んでいけるだろう。次世代のフランスの期待の星だ。
普段はネガネかけているんですね。
アルノー・デマール
アルノー・デマールは、フランスのロックダウン解除後に、マウンテンバイクでトレーニング中に手首を骨折してしまっている。それでも2023年まで契約更新してくれたチームに感謝だ。
2016ミラノ~サンレモの覇者でもあり、スプリントだけでなくクラシックでの活躍をチームは期待している。
今シーズンはスプリンターステージの多いブエルタに出場する予定のようだ。10月20日スタートなので、これだけあれば十分に骨折も治るはず。
スプリント勝利の量産を期待したい。
シュテファン・キュング
シュテファン・キュングは2015年にBMC Racing Teamでワールドツアーデビュー。
2015世界選手権チームタイムトライヤルでは、ローハン・デニス、タイラー・フィニー、ダニエル・オスなどを組んで優勝している。この頃のBMCは総合力でも抜群に強かった時代。
スイス国内TTでは2017年から3年連続でチャンピオンとなっているTTスペシャリスト。
何と言っても、2019世界選手権ロードでは厳しい雨天での天候の中、最後の三人に残って入っていた姿の印象が強烈に残っている。
これまでに23勝あげており、昨年も5勝。2019年BMCからGroupama-FDJに移籍してきたがチームではダヴィ・ゴデュについでポイントゲッターとなっている。
今シーズンもTT能力を生かした逃げ切り勝利がみてみたい。
4人とも2023年までの契約更新となっている。スポンサーである、フランセーズ・デ・ジューはフランスの宝くじを発売する会社。2018年3月より、保険会社のグルパマが共同スポンサーに加わっている。
2023年までの契約更新を発表するということは、この二つの会社の経営状態は良好であると判断して良いのかな。選手としてはとても安心出来る契約更新だ。
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