Orbeaは、前モデルと比較して40km/hで15W節約できると主張しているOrbea Orca Aeroを発表。50km/hならば28W節約できると言う。
バイクのデザインは、Orduタイムトライアル/トライアスロンバイクから大きく借用している。すでに、2021ブエルタでEuskaltel – Euskadiが乗ってましたね。
Orbea Orca Aero
Orbeaは、新しいOrca Aeroの設計目標は、空気力学、重量に対する剛性、取り扱い、および人間工学の間の「完璧なバランス」を見つけることであったと述べている。
Orbea Orca Aeroは、これまでに設計した中で最速のエアロロードバイクだと言う。
トップチューブとチェーンステーは水平で、前輪の周りのダウンチューブに切り欠きがある。
シートチューブからシートステークラスターも後輪を包み込み、風から保護。 更新されたフォークは、ディープセクションエアロホイール用に特別に最適化されている。
Orduタイムトライヤルバイクと同じように、新しいOrca Aeroにも、Orbeaのエアロウォーターボトルとケージ、およびダウンチューブの下に統合されたエアロストレージボックスがある。
これらの両方が配置されているとバイクはより速くなると言う。だが、UCI認可イベントでの使用が承認されているのはエアロボトルとケージのみ。
UCIの技術規則では、収納ボックスはフェアリングとして機能するため使えない。
また、ボトルも普通の丸ボトルを使うならば、標準ボトルケージに交換しないといけない。
新しいエアロハンドルバー、ステム、シートポストも、従来のモデルと比較してドラッグを2%削減すると言われている。
Orbeaによると、OMXカーボンファイバー(Orbeaの最も軽くて硬いカーボンファイバーブレンドの用語)とサイズ固有のレイアップ手順により、最も困難な上り坂でも効率の低下が見られないと言う。
この主張は、OrbeaがスボンサーするEuskaltel–Euskadiによる実際の登山テストの結果だ。
ライダーは、さまざまなバイクのセットアップで目標速度で丘を登るという任務を負い、そのために必要なパワーが記録され、クライミング効率のマーカーとして使用された(パワーが少ないほど効率的なクライミングになる)。
Orbeaのテストによると、400gの重量増加は、急な10%の勾配でも、わずか数ワットのペナルティにつながるだけだと言う。
ただし、全体で3kg以上増えれば当然、必要なワット数も増える。400g程度ならば問題ないということだ。
Orbeaは、完全に統合されたコックピットを使用していない。これは、最近の傾向と違ってちょっと驚き。個別のほうが調整が可能なので便利だからかな。
ケーブル配線は依然として内部のFSA ACRスタイルであり、バー、ステム、およびヘッドチューブの内側を走っている。
OC2 ICRロードステムは、最も強力なスプリンターでも十分な強度を備えている。
-10ºの上昇と70から130mmまでの7つの長さで、完全なケーブル統合も付属。フェースプレートとコンピューターマウントを再設計し、ヘッドユニットの完全な位置決めを実現するために傾斜調整を追加している。
OC3Aeroロードハンドルバーはカーボンファイバー製で、36cmから42cmまでの4つのサイズがある。80mmのリーチと125mmのドロップが特徴で、5度フレアアウトする。
ハンドルバーを15度上下に回転させて、位置をさらに細かく調整可能だ。
更新されたエアロシートポストは、空力抵抗をさらに低減すると言われており、25mmのセットバック調整範囲と+/- 10度の傾斜を提供する。
Orca Aeroは、ShimanoまたはSRAMグループセットを備えた6つの異なるビルドで提供。47から60までの7つの異なるフレームサイズが用意されている。
価格は、SRAM Red eTap AXSを備えたOrbea Orca Aero M11eLTDで£8,299(約124万円)。
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