クラシファイド(classified)は、新しいパワーシフトリアハブ(Power Shift rear hub)がその答えを持っていると考えている。
新しいパワーシフトリアハブは、スルーアクスルからの非接触エネルギー伝達によりワイヤレスで作動する遊星型2Xギアシステムを採用している。
これにより、フロントディレイラーの機能を効果的にリアハブに移すことができる。より速い変速、メンテナンスフリーで、通常のダブルチェーンリングのギア比を実現した。
Power Shift rear hub
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パワーシフトハブは、2つの主要なパーツからなりたっている。
シンプルなハブシェルは他のハブシェルとよく似ており、ここにスマートハブがある。ここでは、電子的に作動する時計仕掛けのようなメカニズムが、2つのギア間を全負荷下で0.15秒以内にシフトさせる。(1000w以下)
このシステムは、他の内部ギアと同じように、ギアの1つがシンプルなダイレクトドライブとして機能し、他のギアがその70%に還元を与えることで動作する。
例えば、あなたが52/36チェーンリングを使っているならば、フロントは52のチェーンリングを選ぶことを勧めている。
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このシステムは、スルーアクスルに内蔵された充電式バッテリーで駆動される。クラシファイドは、非接触エネルギー転送(CET)技術で、ワイヤレスで誘導コイルを介して作動するためのエネルギーを転送する。
つまり、スルーアクスルはクラシファイド専用の物を使わないといけない。クラシファイドは、完全に充電されたスルーアクスルで3月間の使用が可能。
スルーアクスルは、マイクロUSBケーブルを介して充電可能なので、1時間で充電可能。
すべてはハンドルバーに取り付けられたワイヤレス送信機から制御され、”シフターまたはサテライトボタン “を介して作動する。
これらの技術をすべてリアハブに搭載するため、クラシファイドのハブは独自のカセットを必要とするが、彼らはワンピーススチール製のカセットが “耐久性と軽量化を提供する “と主張している。
カセットは11-27、11-30、11-32、11-34があり、2速パワーシフトハブで358%、398%、424%、451%のギアレンジを提供する。
具体的に、どうやってリアハブで2段の切り替えが出来るのかは技術的に解説されていない。まあ、企業秘密なので当たり前だ。
特徴を簡単にまとめると
- フロント機能をリアハブに統合
- シフトにかかる時間はわずか0.15秒
- 1000W以下でチェンジすること(つまり力を加えながらでもok)
- リアハブはメンテナンスフリー
- 重量もさほど増えない
価格などもまだ公開されていないので、どれくらいになるのかも不明。ロードバイクですでにためしている画像があるので、将来的にはロードでも可能なシステムになりそうだ。
ワイヤレスでフロントシングルを実現出来るClassifiedのパワーシフト。実物を早く見てみたい。
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