これまで右肩上がりの成長を続けていたShimanoが、ついに減速となったようだ。
Shimanoは、2022年に過去最高の売り上げを記録。
ただ、2023年は厳しい年になると予測していたが、他の自転車業界と同じように、売上高、利益ともに2桁減という厳しい逆風に見舞われている。
大幅な減益
Shimanoのこれまでの自転車売上高の推移を見てみると。
- 2022 : 6289億円
- 2021:4437
- 2020: 2978
- 2019:2900
- 2017:2702
- 2016: 2595
- 2015:3140
- 2014:2740
- 2013:2173
- 2012:1982
- 2011:1773
- 2010:1694
- 2009:1447
- 2008:1859
- 2007:1578
凄い伸び率だったのだけど。
Shimanoは、2023年上半期の自転車用コンポーネントの売上高が、昨年上半期比で17.7%減少したことを明らかにした。
自転車部門の売上高は2,050億円に減少し、営業利益も39.5%減の420億円となった。
Shimanoのフィッシング・コンポーネントはいくらか好調だったが、東京株式市場のシマノ株は水曜日に3.8%下落し、最初の数字発表時には5.8%も下落した後、反発している。
Shimanoのレポートによると、同ブランドは長期的な将来について楽観的な姿勢を崩していない。
シマノは声明の中で、
「コロナ以前の日常生活への回復が進むにつれ、自転車への強い関心は冷めたが、自転車への関心は長期的な傾向として続いている。」
このネガティブな状況は、製造から流通に至るまで、自転車界の多かれ少なかれあらゆる部分で見られる。
Wahooは崩壊寸前から復活し、ZwiftはWahooとともにレイオフを経験し、Specializedのような巨大企業でさえ従業員数を減らさなければならなかった。
Shimanoは、通期の売上高予想を従来予想の4600億円から2.2%減の4500億円に下方修正。これは2022年の通期売上高6289億900万円に比べて40%減少することになる。
コロナで一気に加速したけれど、通常に戻ったと言っても良いかもしれない。今後の動向に注目だ。
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