タデイ・ポガチャルが破れるという大波乱がスロベニアでおきた。
これは、スロベニア選手権タイムトライヤルでのことだ。
スロベニア選手権TT
海岸線も走るコースで、エリートは、3周回で31kmの距離。高低差は、1kmで5m未満で獲得標高は147m。フラットに近いコース。
今回のTTは昨年の山岳タイムトライヤルのコースより短いコースとなっている
通常の年も、もう少し長い平地のコースなので、今年は完全に違ったコース設定となった。
ヤン・トラトニク
ヤン・トラトニクは、メチャクチャリラックスしている。笑っているわ、スタート台から手は振るわ、何もストレスがない状態。
ヤン・トラトニクはタイムトライヤルスペシャリストで、スロベニアの選手権では2回優勝している。
ただ、世界選手権でも20位台が最高で、タデイ・ポガチャルを打ち負かすほどの強さが常にあるとはおもえない。
今回抜群に調子が良かったことは間違いない。
ただ、ゴール後によそ見していて、ボールにぶつかってこけてしまっている。
ヤン・ポランツ
ヤン・ポランツはクライマーだが、そこそこタイムトライヤルも速い。
だけど、タデイ・ポガチャルに勝ったという記録は全く見当たらない。
映像を見る限り風が強かったという感じでもない。
タデイ・ポガチャル
ツール2連覇を狙うタデイ・ポガチャルのスタート。
1周目の計測では、
- タデイ・ポガチャル 12分31秒
- ヤン・トラトニク +00:05
- ヤン・ポランツ +00:09
1位通過はポガチャルだった。
そして2周目で、ヤン・トラトニクに14秒遅れてしまう。3周目には少し足が重そうに見えた。トレーニングの疲れがあったのかもしれない。
通常ならば、タデイ・ポガチャルが3度目のスロベニアTTチャンピオンとなっても、なんら不思議はなかった。
スロベニア自転車連盟のfacebookでライブ配信されていたので、映像をみていたけど、全く落車などもなく普通に走っていた。
昨年は、スロベニア選手権では、プリモッシュ・ログリッチも破っているし、TTは得意のはずだけど。
インタビューにも答えているが何を言っているのかわからない。
タデイ・ポガチャルは、スロベニアツアーでは総合優勝していたので、体調に問題があったとは思えないけど、少し気になる結果だ。
タデイ・ポガチャルが破れる
タデイ・ポガチャルは結局3位。
優勝は、Bahrain Victoriousのヤン・トラトニクだ。2位は、タデイ・ポガチャルのチームメイトのヤン・ポランツ。
タデイ・ポガチャルは、トップのヤン・トラトニクから34秒も遅れている。この結果をどう見るか。
ツール・ド・フランスでは、2回のタイムトライヤルがある。これが本来のタデイ・ポガチャルのコンデションとは到底思えない。ツールまでは、あと1週間ある。
コンデションは一体どうなんだろうか?
リザルト
Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time | Avg |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
TRATNIK Jan
|
Bahrain – Victorious | 50 | 15 | 0:37:07 | 0.000 |
2 |
POLANC Jan
|
UAE-Team Emirates | 30 | 7 | 0:09 | 0.000 |
3 |
POGAČAR Tadej
|
UAE-Team Emirates | 20 | 2 | 0:34 | 0.000 |
4 |
MUGERLI Matej
|
15 | 2:19 | 0.000 | ||
5 |
SKOK Anže
|
Ljubljana Gusto Santic | 10 | 2:53 | 0.000 | |
6 |
ČEMAŽAR Nik
|
5 | 3:00 | 0.000 | ||
7 |
PER David
|
Adria Mobil | 3 | 3:11 | 0.000 | |
8 |
GLIVAR Gal
|
Adria Mobil | 3 | 3:17 | 0.000 | |
9 |
PAVLIČ Marko
|
1 | 4:31 | 0.000 | ||
10 |
ŠTAJNAR Mihael
|
1 | 4:32 | 0.000 |
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