マテイ・モホリッチがミラノ~サンレモの下りで優位にたったのは、ドップバーシートポストのおかげだ。
UCIも使用を認めている。すでに2014年には承認していた。
ゴールで、マテイ・モホリッチは、彼のシートポストを指さして「これだ!」と言わんばかりに指さしている。
Fox Transfer SL Performance Elite dropper postだが、これは最も軽いドップバーシートポストで、通常使うメリダチームSLポストと130gしか違わない。
ただ、マテイ・モホリッチは、最上位モデルは使用していない。マテイ・モホリッチが使用した秘密兵器をじっくりと見てみよう。
MERIDA SCULTURA
まず、マテイ・モホリッチが使ったFOXのドロッパーシートポストだけど、マウンテンバイクでは、メリダとパートナーとなっている。
直接FOXとBahrain Victoriousとはスポンサー関係にあるのではない。まあ、ギリギリチーム的にはOKと言った感じかな。
マテイ・モホリッチが使用したのは、Foxの2番目のポストで、最上位のTransfer SL Factoryポストに似ているが、金色のコーティングされたアッパーの代わりに黒のアッパーとなっている。
ゴールドでは目立つからだろう。上記写真の最上位のモデルを使用していたら、チタンボルトだったので更に10gは、重量も節約出来ていたはず。
比較的軽量で、50mmバージョンで327g。メリダチームSLポストは200gなので、130gの重量追加となっている。
レバーを引くとロックが解除されるため、ライダーの体重でサドルを下の位置に押すことができる。
腰をサドルから上げるとシートも上がる仕組みだ。
モホリッチは、ハンドルバーの右側のドロップにレバーを取り付け、ハンドルバーテープで固定している。
マテイ・モホリッチは、ロードレースでドップパーポストを最初に使用したライダーではない。2016年にヴィンチェンツォ・ニバリがツール・ド・フランスで20mmのポストを使った。
ただ、ニバリはその後使用することはなかった。レース中に20mm下げていたかも不明。
【追記】
コメント欄で、ゆうとさんに、2017年のツールでBMCレーシングのアシストが、シートポストの高さを簡単に下げられるような、仕様のポストを使っていたと情報を貰いました。
ドロッパーシートポストではなかったですが、簡単に下げられる工夫をしていた模様。
Merida Scultura Teamが丸ポストだったから、できた技なんだけど、今後マテイ・モホリッチが使い続けるのかは不明だ。
50mmと70mmがあるが、マテイ・モホリッチは50mmを使用。他に使うライダーは現れるかな?
多くのライダーは、ミラノ~サンレモくらいしか下りで有利になることはないという。更に、ダリル・インピー(Israel – Premier Tech)はUCIが承認していることも知らなかったと。
マテイ・モホリッチは、未来は皆ドロッパーポストを使うというけど、そうはならないようだ。
Most of Mohoric’s daredevil descent that won him MSR pic.twitter.com/j8yS9kE7DX
— Peter. ✊🏻✊🏼✊🏽✊🏾✊🏿🚴♂️ (@PBXscribes) March 20, 2022
以下が、マテイ・モホリッチが使ったドロッパーシートポスト。
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