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2022 ボルタ・ア・カタルーニャ第1ステージ 開幕ステージの登りゴールを勝ち取ったライダーは?

海外情報
Photo credit: alxmjo on Visualhunt
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ワールドツアーレースのボルタ・ア・カタルーニャが開幕。

レースは、スペインの北東部のカタルーニャ州において、7ステージで争われる。

 

各ステージの場所 Image credit: voltacatalunya

 

1911年1月6日の朝、バルセロナから35人のライダーがスタートしたのが始まりで、今年は101回目の大会となる。

スペインでは最も古いステージレースの一つだ。

 

歴代優勝者は

  • 2021 アダム・イェーツ
  • 2020 コロナで中止
  • 2019 ミゲルアンヘル・ロペス
  • 2018 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2017 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016 ナイロ・キンタナ
  • 2015 リッチー・ポート
  • 2014 ホアキン・ロドリゲス
  • 2013 ダン・マーティン
  • 2012 ミヒャエル・アルバジーニ

 

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第1ステージ サン・フェリウ・デ・ギソルス~サン・フェリウ・デ・ギソルス 171.2km

コースプロフィール photo voltacatalunya

 

2012年から、9回連続でカレーリャで始まっていたボルタ・ア・カタルーニャは、サン・フェリウ・デ・ギソルスから始まる。

観光地であるサン・フェリウ・デ・ギソルスから、レースはいきなり登り出す。初日から山岳賞を狙うライダーは、逃げを狙うはずだ。

プロトンは、一度ゴール地点となるサン・フェリウ・デ・ギソルスを通過。3級山岳アルト・デ・ロマーニャを登ったあとに再編成されるはず。

ただ、ゴールは4%の勾配で登っており、パンチャーが勝利するかもしれない。

 

  1. 3級山岳 アルトデサンタペライア 5.7km・3.3%
  2. 3級山岳 Alt de la Ganga 3.4km・3.6%
  3. スプリントポイント  サン・フェリウ・デ・ギソルス
  4. 3級山岳 アルト・デ・ロマーニャ   5.0km・5.3%
  5. スプリントポイント Calonge i Sant Antoni

 

注目されるライダーは

  •  INEOS Grenadiers リッチー・ポート、リチャル・カラパス、カルロス・ロドリゲス
  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team ファウスト・マスナダ
  •  Jumbo-Visma トム・デュムラン
  •  UAE Team Emirates ジョアン・アルメイダ、ジョージ・ベネット
  •  Bahrain – Victorious ジャック・ヘイグ
  •  BORA – hansgrohe セルジオ・イギータ、ジェイ・ヒンドレー
  •  AG2R Citroën Team ベン・オコナー
  •  Groupama – FDJ マイケル・ストーラー 
  •  Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ、ダリル・インピー
  •  Movistar Team アレハンドロ・バルベルデ
  •  Trek – Segafredo ジュリオ・チッコーネ
  •  Astana Qazaqstan Team ジョセフロイド・ドンブロウスキー
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ヤン・ヒルト
  •  Cofidis ギョーム・マルタン
  •  EF Education-EasyPost エスデバン・チャベス
  •  Team Arkéa Samsic ナイロ・キンタナ
  •  Lotto Soudal トーマス・デヘント
  •  Team BikeExchange – Jayco サイモン・イェーツ、マイケル・マシューズ
  •  Team DSM 

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

Movistar Teamのエースは、アレハンドロ・バルベルデ。また、イバン・ソーサがアシストに回るのかな。バルベルデは、グラン・カミノを総合優勝して調子が良い。

最年長ライダーがまた良い走りをみせるだろうか?

 

ナイロ・キンタナも総合優勝候補。表彰台はどうかな?

 

BORA – hansgroheはセルジオ・イギータがエースと、ジェイ・ヒンドレーがエースか。

 

昨年、表彰台を独占したINEOS Grenadiers。リッチー・ポート、リチャル・カラパス、カルロス・ロドリゲスで総合を目指す。

 

スタートの先頭にはカタロニアのライダー7名が並んだ。UAE Team Emiratesのマルク・ソレル。Trek-Segafredoのマルク・ブルステンガなど。

 

6人の逃げ

3級山岳を越えてから6人が逃げだした。気温は13度だけど、雨の中となってしまった。この時期の雨はきつい。

  1. ヨナタン・カイセド(EF Education-EasyPost)
  2. マルコ・ブレンナー (Team DSM)
  3. ラウル・ガルシア・ピエルナ (Equipo Kern Pharma)
  4. カルロス・カナル (Euskaltel – Euskadi)
  5. アントニオ・ソト (Euskaltel – Euskadi)
  6. チェツセ・ボル(Burgos-BH)

 

雨にまして、風もあり集団が割れる。その後19人が先頭の6人に追いついた。Team BikeExchange – Jaycoはサイモン・イェーツを含む7人が乗っている。

  • Team BikeExchange – Jayco 7人
  • Israel – Premier Tech 6人
  • Jumbo-Visma 3人
  • Euskaltel – Euskadi 2人

 

3級山岳 Alt de la Ganga 3.4km・3.6%

サイモン・イェーツは、雨のためにレインウェアを着ている。Israel – Premier Techはマイケル・ウッズが乗っており、危険なので後続も必死だ。

 

先頭に逃げが入っていないTeam Arkéa Samsicがメイン集団を引く。タイム差は、37秒まで縮まったので多分おいつくかな。

 

先頭は3級山岳頂上を越える。

 

メイン集団は、Movistar TeamとAG2R Citroën Teamが引いてタイム差を詰めてくる。下りで20秒まで縮まった。

 

先頭集団は、ヨナタン・カイセドだけを残して全員捕まる。

 

さすがに、一人なので長く逃げるのは難しい。

 

総合優勝候補のサイモン・イェーツは逃げにも乗っていた。チームカーにレインウェアを戻している。

 

AG2R Citroën Teamのナンズ・ピーターズが追いついた。だが、マシントラブルですぐにチームカーを呼んで降りて行った。

 

さらに、集団から4人が追走に出る。

 

ヨナタン・カイセドは足を止めて後ろの4人と合流。

  1. ヨナタン・カイセド(EF Education-EasyPost)
  2. ピーター・セリー (Quick Step-Alpha Vinyl)
  3. ブルーノ・アルミライル (Groupama-FDJ)
  4. テオ・ドラクロワ (Intermarché-Wanty-Gobert)
  5. ヨナス・ヴィデバーグ (DSM)
  6. Alex Molenaar (Burgos-BH)

 

BORA – hansgroheのジェイ・ヒンドレーが落車。すぐに、走りだしたので大丈夫だ。

 

集団は、Movistar Teamが引く。

 

スプリントポイント  サン・フェリウ・デ・ギソルス

スプリントポイント前で先頭のペースが上がる。

 

スプリントポイント通過。ボーナスタイムもある。

  1. ヨナス・ヴィデバーグ (DSM) 3ポイント・3秒
  2. ピーター・セリー (Quick Step-Alpha Vinyl) 2ポイント・2秒
  3. テオ・ドラクロワ (Intermarché-Wanty-Gobert) 1ポイント・1秒

 

ジェイ・ヒンドレーが落車から集団に復帰。また雨が降りだしている。

 

残り31.5kmで、タイム差は1分12秒に拡大。

 

3級山岳 アルト・デ・ロマーニャ   5.0km・5.3%

先頭は最後の山岳に向かう。

 

ウィルアム・バルタは集団から遅れそうだ。足の故障から中々本調子に戻れない。

 

集団は横一列で追っている。

 

先頭は最初から逃げていたヨナタン・カイセドが切れて5人に。

 

さらに、テオ・ドラクロワ (Intermarché-Wanty-Gobert)が遅れそうだが、なんとか粘る。

 

先頭は5人で頂上を越える。

  1. ヨナス・ヴィデバーグ (DSM) 3ポイント
  2. ブルーノ・アルミライル (Groupama-FDJ) 2ポイント
  3. ピーター・セリー (Quick Step-Alpha Vinyl) 1ポイント

 

Bahrain Victoriousのソンニ・コルブレッリは、ミラノ~サンレモを逃したが、このスペインのステージには間に合ったようだ。今日の登りゴールは優勝候補の一人となる。

 

リチャル・カラパスは、落車してしまいルーク・プラップ、ヨナタン・カストロピエホに引いて貰って集団復帰を目指す。

 

残り12.8kmでタイム差は10秒に。そろそろ捕まる頃か。

 

リチャル・カラパスは無事に集団復帰。

 

4人となった先頭の後ろには、集団が見えている。

 

3人は、ウンドバウトを大回りして捕まってしまう。

 

残り2.8kmでQuick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭を引く。

 

残り1.1kmでもまだQuick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭だ。アンドレア・バジオーリでゴールを狙う。

 

ここでLotto Soudalのハーム・ファンフックがアタック!

 

ハーム・ファンフックは、先頭に立っていたが飲み込まれる。

 

おっと、ここでリチャル・カラパスが先頭に出た。カラパスは残り13kmで落車したのに先頭とは~。

 

カラパスの後ろは、アンドレア・バジオーリ、その後ろはソンニ・コルブレッリだ。

 

カラパスは、残り200mまで先頭を譲らない。

 

ここで、マイケル・マシューズがスプリント開始!

 

左からマイケル・マシューズ、右からソンニ・コルブレッリが並んで勝負!

 

だが、勝ったのはマイケル・マシューズだ~!

 

  

右側では、ソンニ・コルブレッリがガックリしている。

なんと、マイケル・マシューズは、2019年と同じコースで2度目の勝利を上げることに成功した。やはり、登りスプリントでは強い所を見せてくれる。

マイケル・マシューズは2020ブルターニュ・クラシック以来の勝利で、キャリア38勝目。明日は、リーダージャージを着てスタートする。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

マイケル・マシューズのコメント

勝利はずっと前のことだ。ここで再び勝つことは、私にとって大きな意味がある。

妻と犬も私をサポートするためにここにいるんだ。終わってから妻を抱きしめることができてとても嬉しい。

また、これがチームにとって何を意味するかがわかる。数年前からこのゴールをよく知っていたので、ここで再び勝つことができるということはたくさんの意味がある。

このコースは私にぴったりだ。厳しいレース、そして上り坂のスプリント。

すでにフィニッシュラインを知っているのも助けてくれた。サイモン・イェーツと私は最初の逃げの中にいたが、ある時点で減速して決勝戦のために自分自身を救うことにした。

私たちは素晴らしいチームを持っている。私はトリッキーなフィニッシュのためにそこにいる。フラットスプリントのためのカーデン・グローブス。そして山のステージと総合のためにサイモン・イェーツがいる。

もう、これ以上のスタートはできなかった。

 

第1ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 50 3:47:11
2
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 20 ,,
3
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 8 ,,
4
 BAGIOLI Andrea
Quick-Step Alpha Vinyl Team   ,,
5
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe   ,,
6
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo   ,,
7
 CLARKE Simon
Israel – Premier Tech   ,,
8
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA   ,,
9
 HOFSTETTER Hugo
Team Arkéa Samsic   ,,
10
 VALTER Attila
Groupama – FDJ   ,,
11
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team   ,,
12
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma   ,,
13
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates   ,,
14
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo   ,,
15
 POELS Wout
Bahrain – Victorious   ,,
16
 BAKELANTS Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux   ,,
17
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers   ,,
18
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe   ,,
19
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates   ,,
20
 OOMEN Sam
Jumbo-Visma   ,,

総合

マイケル・マシューズは、10秒のボーナスタイムを獲得。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 8 3:47:01
2
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious   0:04
3
 HVIDEBERG Jonas Iversby
Team DSM   ,,
4
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ   0:06
5
 BAGIOLI Andrea
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:10
6
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe   ,,
7
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo   ,,
8
 CLARKE Simon
Israel – Premier Tech   ,,
9
 PRADES Eduard
Caja Rural – Seguros RGA   ,,
10
 HOFSTETTER Hugo
Team Arkéa Samsic   ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 10
2
 HVIDEBERG Jonas Iversby
Team DSM 6
3
 COLBRELLI Sonny
Bahrain – Victorious 6
4
 SERRY Pieter
Quick-Step Alpha Vinyl Team 4
5
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 4
6
 DELACROIX Théo
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 2

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 HVIDEBERG Jonas Iversby
Team DSM 3
2
 DENNIS Rohan
Jumbo-Visma 3
3
 MOLENAAR Alex
Burgos-BH 3
4
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo 2
5
 KRUIJSWIJK Steven
Jumbo-Visma 2
6
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ 2
7
 WÜRTZ SCHMIDT Mads
Israel – Premier Tech 1
8
 SERRY Pieter
Quick-Step Alpha Vinyl Team 1
9
 CAICEDO Jonathan Klever
EF Education-EasyPost 1

新人賞

Rnk Rider Team Time
1
 HIGUITA Sergio
BORA – hansgrohe 3:47:11
2
 BAGIOLI Andrea
Quick-Step Alpha Vinyl Team ,,
3
 SKJELMOSE JENSEN Mattias
Trek – Segafredo ,,
4
 VALTER Attila
Groupama – FDJ ,,
5
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team ,,
6
 GALVÁN Francisco
Equipo Kern Pharma ,,
7
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers ,,
8
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates ,,
9
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal ,,
10
 VAN WILDER Ilan
Quick-Step Alpha Vinyl Team ,,

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