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2022 ジロ・デ・イタリア第16ステージ 4つの山岳で総合順位は大変動!

海外情報
Photo credit: Grotevriendelijkereus on Visualhunt
この記事は約29分で読めます。

ジロ・デ・イタリアは第3週に突入。

ヴェローナでのフニッシュは目前だけど、まだ遠い。第16ステージは、アプリカまでの非常に厳しい山岳ステージからスタートする。

1級山岳を3回越えるコースでは、総合勢の順位に変動があるのは間違いない。

 

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第16ステージ サロー 〜 アプリカ 202㎞

コースマップ photo giroditalia

 

休息日の翌日には、アルプス第2ステージが始まる。202kmのルートには合計4つの厳しい登り坂があるが、アプリカでのフィニッシュは下り坂の後となる。

獲得標高は5,200m。2015年、ジロはアプリカで最後のフィニッシュを迎えた。

ミケル・ランダが第16ステージで独走し、ステファン・クライスヴァイク、アルベルト・コンタドールを抑えて優勝している。

 

コースプロフィール photo giroditalia

 

コースには、4か所の登りがあるが、3番目の登りはスプリントポイントとなっている。

ガルダ湖畔のサロから北上し、バゴリーノに至る。バゴリーノでは1級山岳ゴレット・ディ・カディーノへの登りが始まる。

 

1級山岳パッソ・デル・モルティローロ

1級山岳パッソ・デル・モルティローロ photo giroditalia

 

長い下り坂から、イタリアで最も過酷な登り坂のひとつ、1級山岳パッソ・デル・モルティローロが始まる。

モルティローロの比較的楽な方から登るとはいえ、全長12.6km、7.6%の厳しい上り。

 

スプリントポイント テグリオ

スプリントポイント photo giroditalia

モルティローロの頂上ではマッツォへのテクニカルな下りが続くが、その後すぐに再び登りが待っている。

テグリオへの登りは、この日の2回目の中間スプリントとなっており、3秒、2秒、1秒のボーナスタイムが設定されている。

 

1級山岳サンタ・クリスティナ

1級山岳サンタ・クリスティナ photo giroditalia

 

最後に待っている決戦の場は、1級山岳サンタ・クリスティナ

狭い山道を登るこの登りは、最後の方はパーセンテージが2桁を切らないので、非常にハード。この山頂直下の急勾配区間は、下りの技術を持ったライダーがアタックすることも可能だ。

サンタ・クリスティナの頂上を過ぎると、アプリカまで約7キロの狭くてテクニカルな下りが続くからだ。

最後の数キロはゴールまで一直線だが、選手たちは下りから持ち直した高速でゴールに向かっていく。

このタフなコースでは、間違いなく総合成績に差をつけることになる。もし、逃げがゴールまで到達するならば、2ラウンドの戦いになるだろう。

 

  1. 1級山岳 ゴレット・ディ・カディーノ 19.2km・6.2%
  2. スプリントポイント エドロ
  3. 1級山岳 パッソ・デル・モルティローロ 12.6km・7.6%
  4. スプリントポイント  テグリオ 5.1km・8.7%
  5. 1級山岳 サンタ・クリスティナ 12.7km・8.1%

 

スタート前

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

 第16ステージの4賞。

  • 総合 リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  • ポイント賞 アルノー・デマール Groupama – FDJ
  • 山岳賞 クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  • 新人賞 ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates

 

スタートは海岸線沿いで、とても狭いところを選手は通っていく。

 

リチャル・カラパスは、無事にマリアローザをキープできるかな。落車とはないと良いのだけど。

 

マーク・カヴェンディシュのサングラスは何なんだろう。オークリーなのかな。噂によるとTeam Arkéa Samsicが狙っているとか。

 

ディエゴ・ローザから山岳賞を奪い返したクーン・ボウマンは逃げに乗ってくるのでは。

 

オフィシャルスタート前から、Groupama – FDJのジャコポ・グアルニエーリはギアを見ている。

 

前にいるのは、トーマス・デヘント、クーン・ボウマン、ダヴィデ・フォルモロなど。

 

一旦止まってからスタート。ソンニ・コルブレッリがスタート地点にきている。自転車には戻っており、チームの再スタートについて話をしている。

ただ、イタリアでは除細動装置をつけているアスリートは国内で走れないので復帰は簡単ではない。

 

オフィシャルスタート

最初からアタックがかかる。

 

まずは、マチュー・ファンデルプールだ。

 

最終週には勝利のチャンスはないと言っていたけど、やる気まんまんだ。

 

トーマス・デヘントが先頭でベースをあげると、後ろからマチュー・ファンデルプールが追ってくる。

 

逃げにマーク・カヴェンディシュの姿が。早めに逃げてタイムアウトを防ぐ感じか。

 

6人が前に出たけど、これは決まるのかな。

  1. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  2. マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  3. パスカル・エーンクホーン Jumbo-Visma
  4. トーマス・デヘント Lotto Soudal
  5. ナンズ・ピーターズ AG2R Citroën Team
  6. クリストファー・ユールイェンセン Team BikeExchange – Jayco

 

集団は見送るつもりはないようだは。Bahrain Victorious、Team DSMが追う。

 

ジュリオ・チッコーネはずっと最後尾。今日はお休みか。

 

40秒まで開いたけど、マーク・カヴェンディシュは登りの途中で落とされるだろう。

 

ダヴィデ・バッレリーニが集団の前に出て追走をとめようとする。マーク・カヴェンディシュのためだ。

 

と、思ったら山岳賞を奪い返したいディエゴ・ローザが追走をかけている。

 

EF Education-EasyPostは逃げたいので、何度もアタックをかける。

 

何人かが、追走に出始めた。

 

追走は10人くらいか。38秒差なので追いつくかも。ただ、これもつぶされる。

 

エドワード・トゥーンスが単独で追走に出た。追いつくか。

 

最大1分まであったタイム差は37秒と縮まってきた。

 

1級山岳 ゴレット・ディ・カディーノ 19.2km・6.2%

エドワード・トゥーンスはつかまり、次の追走が。

 

今度は、ワウト・プールスが追走に。Lotto Soudalからはハーム・ファンフック。

 

集団とは54秒。ワウト・プールスからは41秒離れている。

 

追走はワウト・プールスが切れて、ハーム・ファンフック一人に。

 

ハーム・ファンフックも捕まってしまった。大きな追走が出来ているのか。

 

17秒差となった。これは捕まりそうだ。

 

追走グループが先頭に追いつく。

 

大きなグループとなったけど、集団も25秒と離れていない。

 

新たな逃げが出来るか。先頭はテイメン・アレンスマン。

 

クリストファー・ユールイェンセンが一人で抜けだしている。

 

クリストファー・ユールイェンセンは、捕まって15人が抜け出した。ギヨーム・マルタンとアレハンドロ・バルベルデが入っているので、逃げ切れる感じはしない。

 

クーン・ボウマンが追走に出た。当然山岳ポイント狙いだ。

 

アレハンドロ・バルベルデ、サイモン・イェーツも先頭にいる。マチュー・ファンデルプールと、トーマス・デヘント、マーク・カヴェンディシュは落ちてしまった。

 

INEOS Grenadiersは追走の手を緩めない。後方では、Trek-Segafredoのバウケ・モレマがちぎれていく。

 

逃げの先頭は、Trek-Segafredoのダニオ・カタルド。ジュリオ・チッコーネのために引いている。2番手は、ダヴィデ・フォルモロ。クーン・ボウマンはもう先頭付近まで上がってきた。

 

BORA-hansgroheから、ウィルコ・ケルデルマンとレナード・ケムナが乗っている。これは、前で待つ作戦なのか?

 

サイモン・イェーツは、ステージ3勝目を狙うか。

 

先頭は、ウィルコ・ケルデルマン、サイモン・イェーツ、テイメン・アレンスマン、アレハンドロ・バルベルデと総合を争っていてもおかしくない選手で占められている。

 

ジュリオ・チッコーネも調子をあげており、2勝目も狙えるか。

 

1級山岳頂上まで4km。ダニオ・カタルドが燃やし尽くしている。少し、後方が絞られてきた。

 

EF Education-EasyPostからは、ヒュー・カーシー。Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxからは、ヤン・ヒルトとロレンツィオ・ロタが乗っている。

集団とは1分45秒ほど離れた。

 

ギヨーム・マルタンは最後尾。8分2秒遅れの総合10位。Team Arkéa Samsicが狙っているとの噂が。

 

ダヴィデ・フォルモロが先頭を引き、後方から次々にライダーが切れていく。まずは、先頭を引き倒していたダニオ・カタルド。なんとか持ちこたえられるか。現在18人。

 

頂上手前でジュリオ・チッコーネがアタック!

 

クーン・ボウマンを抑えてトップ通過。チッコーネは98ポイントとなり、127ポイントのクーン・ボウマンと29ポイント差に。逆転を狙っているようだ。

  1. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 40ポイント
  2. クーン・ボウマン Jumbo-Visma 20ポイント
  3. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe 12ポイント
  4. テイメン・アレンスマン Team DSM 9ポイント
  5. ウィルコ・ケルデルマン BORA-hansgrohe 6ポイント
  6. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team 4ポイント
  7. ダヴィデ・フォルモロ UAE Team Emirates 2ポイント
  8. クリス・ハミルトン Team DSM 1ポイント

 

 

集団はサルバトーレ・プッチョが引いて通過。

 

Drone Hopper – Androni Giocattoliのマッティア・バイスがカーブで落車。ガードレールがなかったけど、上手く砂の上に着地。すぐに走りだした。

 

下りで先頭はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのロレンツィオ・ロタ。

 

ウィルコ・ケルデルマンは6番手で1級山岳を越えたのに下りで1分遅れている。パンクだ。

 

メイン集団とは2分38秒差となった。

 

先頭は20人。

 

ギヨーム・マルタンがバイク交換。これは追いつくのに無駄足を使わないといけない。

 

ギヨーム・マルタンは先頭に復帰。ウィルコ・ケルデルマンも追いついている。

 

カメラがとらえてないけと、この時点で先頭は前に出ている。サイモン・イェーツは、追走をかける。

 

サイモン・イェーツの追走は誰も追わない。

 

先頭は8人。

  1. ワウト・プールス BORA-hansgrohe
  2. ダニオ・カタルド Trek-Segafredo
  3. クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  4. ロレンツィオ・ロタ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  5. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe
  6. テイメン・アレンスマン Team DSM
  7. クリス・ハミルトン Team DSM
  8. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team

 

スプリントポイント エドロ

クーン・ボウマンが先頭で通過。

  1. クーン・ボウマン Jumbo-Visma 12ポイント
  2. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team 8ポイント
  3. クリス・ハミルトン Team DSM 6ポイント
  4. テイメン・アレンスマン Team DSM 5ポイント
  5. ワウト・プールス BORA-hansgrohe 4ポイント
  6. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe 3ポイント
  7. ロレンツィオ・ロタ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux  2ポイント
  8. ダニオ・カタルド Trek-Segafredo 1ポイント

 

1級山岳 パッソ・デル・モルティローロ 12.6km・7.6%

先頭で最もタイムが良いのはアレハンドロ・バルベルデの9分6秒遅れ。残り87kmあるけど、逃げ切れるだろうか。

 

クーン・ボウマンは、山岳賞でライバルとなるジュリオ・チッコーネがいないので、このまま行きたいはずだ。すでに後続と1分11秒離れた。

 

ダニオ・カタルドは先頭から降りて、ジュリオ・チッコーネのために追走集団を引き始めた。1分10秒あるが追いつくのか。

 

先頭には、Team DSMが二人いる。一度、クリス・ハミルトンが前に出ていたが、戻った。

 

メイン集団はAstana Qazaqstan Team が引き始めた。ヴィンチェンツォ・ニバリがアタックをかけるのか。これは、INEOS Grenadiersにとってはコントロールしなくて良いので助かる。

 

追走集団はジュリオ・チッコーネのアタックで崩壊。3人となる。

  1. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  2. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  3. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux

 

ゴールまで80kmを切った。タイム差は5分11秒。もう少しタイム差が欲しいところ。

 

メイン集団も結構絞られいる。ヴィンチェンツォ・ニバリは、現在3分遅れの総合8位。

逃げているギヨーム・マルタンやアレハンドロ・バルベルデとは5分以上離れているが、これ以上タイム差を開く訳にはいかない。

 

追走のヒュー・カーシーとヤン・ヒルトが先頭に追いついた。

 

逃げを牽引していたダニオ・カタルドが集団に抜かれていく。

 

チッコーネは追いつかない。29秒後ろだ。

 

先頭を引いていたクリス・ハミルトンがここで降りる。

 

先頭はテイメン・アレンスマンに。

 

頂上手前でクーン・ボウマンが先頭にでてきた。

 

テイメン・アレンスマンも前で走る。

 

1級山岳ポイントはクーン・ボウマンが先頭で通過。

  1. クーン・ボウマン Jumbo-Visma  40ポイント
  2. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe 20ポイント
  3. テイメン・アレンスマン Team DSM 12ポイント
  4. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team9ポイント
  5. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost 6ポイント
  6. ワウト・プールス Bahrain Victorious 4ポイント
  7. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 2ポイント
  8. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 1ポイント

 

Astana Qazaqstan Team は、集団をかなり絞った。ヴィンチェンツォ・ニバリのアシストまだ二人いる。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリは頂上から猛烈なスピードで下りだす。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリのアタックに、後方からリチャル・カラパスが追っている。

 

なんと、下りでIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのドメニコ・ポッツォヴィーヴォが落車。草地だったので、すぐに立ち上がって走りだした。

現在1分遅れの総合5位だから、遅れる訳にいかない。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリはカラパスに追いつかれる。ついてこれたのは11人だけ。

 

ジュリオ・チッコーネは、追走をあきらめて後ろのグループを待っている。

 

ジュリオ・チッコーネは、追走グループに加わる。

  1. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  2. ウィルコ・ケルデルマン BORA-hansgrohe
  3. ギヨーム・マルタン Cofidis
  4. サイモン・イェーツ Team BikeExchange – Jayco
  5. クリス・ハミルトン Team DSM
  6. ロレンツォ・フォルトゥナート EOLO-Kometa
  7. マウリ・ファンセヴェナント Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

メイン集団は11人まで減っていたけど、下りで戻ってきた。

 

残り49.8kmでタイム差は5分5秒。追走とは2分6秒差。メイン集団とは5分5秒差。逃げ切れるかも。

 

追走は2分54秒差となり、先頭に追いつくことはなくなった。

 

Astana Qazaqstan Team は、ジョセフロイド・ドンブロウスキーとワジム・プロンスキーがヴィンチェンツォ・ニバリのために集団を引く。

メイン集団は18人。落車したドメニコ・ポッツォヴィーヴォは追いついていない。

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォが追いついた。大きなケガはしていないようだ。

 

再度先頭を確認。この中からステージ優勝が出そうだ。

  1. クーン・ボウマン Jumbo-Visma   +43:37
  2. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe   +32:33
  3. テイメン・アレンスマン Team DSM  +11:47
  4. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team  +9:06
  5. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost   +18:39
  6. ワウト・プールス Bahrain Victorious   +1:39:18
  7. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux +9:12

 

スプリントポイント  テグリオ 5.1km・8.7%

テイメン・アレンスマンが先頭で登りだす。

 

かなり勾配がきつくスピードが落ちている。

 

追走手段はメイン集団と48秒。これは追いつかれる。

 

クーン・ボウマンが切れた。本人の目的は山岳ポイントなのでOKかも。

 

ヒュー・カーシーもステージ優勝のほしい一人だ。第15ステージで、ジュリオ・チッコーネに破れ4位だった悔しさを晴らしたい。

 

追走からロレンツォ・フォルトゥナートがアタック!

 

ギヨーム・マルタン、サイモン・イェーツ、ウィルコ・ケルデルマンはメイン集団に吸収。ロレンツォ・フォルトゥナートも、この後吸収される。

 

アレハンドロ・バルベルデも先頭で引っ張る。

 

レナード・ケムナが先頭でスプリントポイントを通過。

  1. レナード・ケムナ BORA-hansgrohe  3秒
  2. アレハンドロ・バルベルデ Movistar Team 2秒
  3. テイメン・アレンスマン Team DSM   1秒

 

そのままペースアップするけど、誰もちぎれない。

 

メイン集団はBahrain Victoriousが引く。タイム差は急速に縮まって3分13秒に。

 

下りでレナード・ケムナがアタック。

 

 

後方は15秒もタイム差をつけられた。豆粒くらいになっている。

 

1級山岳 サンタ・クリスティナ 12.7km・8.1%

レナード・ケムナは全開だ。すでに34秒のタイム差をつけた。

 

追走からワウト・プールスが切れる。

 

ワウト・プールスは、そのままメイン集団を引き始める。

 

テイメン・アレンスマンがレナード・ケムナを追ってアタックだ。

 

メイン集団から、エマヌエル・ブッフマンが切れる。

 

テイメン・アレンスマンは、50秒から43秒につめてきた。

 

追走からヤン・ヒルトもアタック!

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォが切れてしまった。総合から脱落だ。

 

メイン集団は11人。

 

レナード・ケムナは、残り11.1km。逃げ切れるか。

 

ヒュー・カーシーとアレハンドロ・バルベルデも集団と1分35秒差に。これは追いつかれる。

 

あ~、アレハンドロ・バルベルデがヒュー・カーシーから切れてしまう。

 

メイン集団からリッチー・ポートも切れて8人に。

 

おっと、なんと登りでペッリョ・ビルバオが落車。

 

だが、すぐにペッリョ・ビルバオは追いつく。

 

先頭を走るレナード・ケムナの後ろに、カーブでテイメン・アレンスマンの姿が見えた。20秒差だ。

 

最年長アレハンドロ・バルベルデがヒュー・カーシーに追いつく。

 

後方からワウト・プールスが先頭に出た。

 

ワウト・プールスが最後の引きを見せる。

 

ここで、ミケル・ランダがアタックだ。

 

ランダのアタックで3人に。

  1. ミケル・ランダ Bahrain Victorious
  2. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  3. ジェイ・ヒンドレー BORA-hansgrohe

 

アルメイダが遅れた!

 

アルメイダとヴィンチェンツォ・ニバリが追う。

 

ペースでアルメイダが追いつくか。

 

さあ、ジェイ・ヒンドレーがアタックだ。

 

レナード・ケムナが、すでにテイメン・アレンスマンとヤン・ヒルトに抜かれている。後方に見えているが失速しているようだ。

 

先頭はレナード・ケムナが抜かれている。ヤン・ヒルトとテイメン・アレンスマンの戦いだ。

 

ジェイ・ヒンドレーはカラパスとランダを引く。

 

ヤン・ヒルトがアタックだ。

 

ヤン・ヒルトがテイメン・アレンスマンを引き離す。

 

追走3人はアルメイダを5秒リード。

 

まだ、アルメイダは後ろにみえている。

 

アルメイダは、まだ前に3人の姿を見ている。

 

ヤン・ヒルトは15秒引き離した。

 

テイメン・アレンスマンも大観衆の中15秒差でヤン・ヒルトを追う。

 

アレハンドロ・バルベルデを吸収して、ジェイ・ヒンドレーが先頭で走る。

 

アルメイダは15秒遅れた。これはやばい。たが、ここからゴールまで下りだ。追いつくチャンスはある。

 

雨で路面が濡れており、ヤン・ヒルトはカーブで落車しそうになる。残り2.2kmだ。テイメン・アレンスマンは10秒後ろ。

 

下りの速いヴィンチェンツォ・ニバリでも、雨では難しい。9位で追っている。

 

ヤン・ヒルトがゴールに帰ってきた。

 

後方からテイメン・アレンスマンが迫ってくるが十分距離がある。

 

ヤン・ヒルトはテイメン・アレンスマンの追い上げを振り切って見事な勝利!

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxは、第10ステージのビニヤム・ギルマイの勝利に続いてジロ2勝目。

ヤン・ヒルトは、ツアー・オブ・オマーン第5ステージの勝利に続いて今シーズン2勝目。オマーンでは総合優勝もしており、調子は良かった。

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxは、ヤン・ヒルトが総合12位から9位にジャンプアップ。ドメニコ・ポッツォヴィーヴォは、一つ順位を落として総合6位となったが、チームとしては上々の成績だ。

 

ボーナスタイム4秒を獲得したのは、3位でゴールしたジェイ・ヒンドレー。カラパスは4位でゴールだ。

これで二人のタイム差は3秒に。ジェイ・ヒンドレーはムカデの足から脱却している。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第16ステージ リザルト

ヤン・ヒルトのコメント

2019年にもモルティローロでは、ジュリア・チッコーネにつづいて2位になってますね。

モルティローロを聞くたびに、攻撃している。(笑)。 逃げ切りを狙ったが、途中、難しい場面もあった。

例えば、離合集散がバラバラになって、うまく連携がとれなかったとき。その結果、モルティローロで復帰することになったんだ。

また最後の上り坂では、マシンのシフトに問題があった。チェーンが毎回飛んでしまったんだ。

そして、下りで痙攣を起こした。痛かったけど、すごく勝ちたかったんだ。最後まで戦い抜いた。

フィニッシュまで7キロ、サンタ・クリスティナの山頂手前で、決定的なギャップを作りましたね。

一番急なところを攻めたいとは思っていた。レナード・ケムナが我々のグループを大きくリードしていたので、難しそうだったが、挑戦してみたかったんだ。

そして、それは良いことだと思う。なぜ自転車をやっているのかとよく聞かれるのだが、いつかジロのステージで優勝して、それでやめればいいと思っているからだ。

本当に嬉しいのですが、もう止まりません。(笑)。

 

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 HIRT Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 100
10″
5:40:45
2
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 40
7″
0:07
3
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 20
4″
1:24
4
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 12   ,,
5
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team 4
2″
,,
6
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious     ,,
7
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe  
3″
1:38
8
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates     ,,
9
 NIBALI Vincenzo
Astana Qazaqstan Team     2:06
10
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost     2:13
11
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious     3:23
12
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     4:11
13
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers     ,,
14
 BUCHMANN Emanuel
BORA – hansgrohe     ,,
15
 HAMILTON Lucas
Team BikeExchange – Jayco     7:07
16
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo     7:15
17
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious     8:22
18
 POELS Wout
Bahrain – Victorious     ,,
19
 DOMBROWSKI Joe
Astana Qazaqstan Team     11:58
20
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers     ,,

総合

リチャル・カラパスのコメント

タフなステージだったが、最終的にはハッピーと言わざるを得ない。3位争いのスプリントに勝って、ボーナスをもらえると思ったんだ。

たとえそれができなかったとしても、僕にとっては良い一日だった。確かにヒンドレーには数秒遅れたが、アルメイダにはそれ以上の差をつけた。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 20
14″
68:49:06
2 2
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe  
21″
0:03
3 3
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates  
2″
0:44
4 4
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious     0:59
5 8 ▲3
 NIBALI Vincenzo
Astana Qazaqstan Team     3:40
6 5 ▼1
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     3:48
7 6 ▼1
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious  
4″
3:51
8 7 ▼1
 BUCHMANN Emanuel
BORA – hansgrohe     4:45
9 12 ▲3
 HIRT Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux  
10″
7:42
10 11 ▲1
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team  
2″
9:04
11 9 ▼2
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo  
6″
9:55
12 15 ▲3
 ARENSMAN Thymen
Team DSM  
7″
10:23
13 14 ▲1
 HAMILTON Lucas
Team BikeExchange – Jayco     17:11
14 18 ▲4
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost     17:28
15 17 ▲2
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious  
8″
23:18
16 10 ▼6
 MARTIN Guillaume
Cofidis     25:46
17 19 ▲2
 FORTUNATO Lorenzo
EOLO-Kometa     27:20
18 23 ▲5
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers  
2″
28:24
19 13 ▼6
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe     32:37
20 24 ▲4
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe  
14″
32:44

 

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 238
2 2
 CAVENDISH Mark
Quick-Step Alpha Vinyl Team 121
3 3
 GAVIRIA Fernando
UAE Team Emirates 117
4 4
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 91
5 5
 DAINESE Alberto
Team DSM 81
6 6
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 72
7 7
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 70
8 8
 CONSONNI Simone
Cofidis 67
9 9
 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal 53
10 10
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 49

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma 167
2 4 ▲2
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo 99
3 2 ▼1
 ROSA Diego
EOLO-Kometa 92
4 3 ▼1
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 74
5 7 ▲2
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 74
6 5 ▼1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 65
7 6 ▼1
 TESFATSION Natnael
Drone Hopper – Androni Giocattoli 44
8  
 HIRT Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 42
9 9
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe 42
10 8 ▼2
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo 40

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 68:49:50
2 2
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo 9:11
3 3
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 9:39
4 4
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 22:34
5 5
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 27:40
6 6
 COVILI Luca
Bardiani-CSF-Faizanè 1:00:08
7 8 ▲1
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team 1:21:46
8 10 ▲2
 PRONSKIY Vadim
Astana Qazaqstan Team 1:24:03
9 11 ▲2
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 1:37:44
10 7 ▼3
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team 1:39:56

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