土曜日のミラノ~サンレモでマテイ・モホリッチがドロッパーシートポストを使用して勝利。
UCIはこの機器の使用に関する規則を明確にする声明を発表した。
これで、マテイ・モホリッチは、今後も下りではドロッパーシートポストを堂々と使用できる。
他のライダーがこぞって採用できるかというと、そうもいかないので有利にレースを展開できる可能性は高い。
使用OK
How much do you love Mohoric’s dropper post?! 🙌🏻
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🇮🇹 #MilanoSanremo pic.twitter.com/RASWEiMLJO— Velon CC (@VelonCC) March 19, 2022
日曜日の朝、UCIは短い声明の中で、「ドロッパーシートポストは2014年に使用が承認された」と述べている。
しかし、サドルの後退に関する規定は、シートポストがドロップされているか、通常の位置にあるかにかかわらず、依然として適用される。
つまり、ドロッパーシートポストを最高または最低に設定した場合、サドルのセットバックは1.3.013条に完全に適合していなければならない。
1.3.013条
サドルのピーク(前部)は、ボトムブラケット・スピンドルを通過する垂直面の読み取りに対して最低5cmでなければならない。
上記のように規定しており、理論上、ライダーがレース中にシートポストをどこまで下げることができるか制限している。
マテイ・モホリッチの場合には、Fox Transfer SL Performance Elite seatpostを使用したが、60mm下げる。
これがペダリングも出来るギリギリの位置で、何度もテストして決めている。
まずは、ポッジオの頂上から前を走る、タデイ・ポガチャル、ワウト・ファンアールト、マチュー・ファンデルプール、セーアン・クラーウアナスンに追いつく時に使っている。
メリットは、下りで乗車姿勢が低くなり、空気抵抗が抑えられることだ。今後、多くのライダーが採用するかというとそうはいかない。
How dropper post was at centre of Mohorič’s plan to win Milan-Sanremo | Video
https://t.co/GZCeqK6u48 pic.twitter.com/It9k7QpZTM
— StickyBottle.com 💚 🚲 (@sticky_bottle) March 20, 2022
マテイ・モホリッチが今後も下りでは有利となりそうだ。その理由は
- D字型のエアロシートポストでは取り付けることが出来ない。
- スポンサー以外の機器を使うことをチームから承認されていないといけない
- 重量も、通常に比べると重くなる
下りが速く、テクニックもあるマテイ・モホリッチは、他の選手が使わない限り有利だ。新たな下りの武器を手に入れたと言っても良い。
マテイ・モホリッチは負ける可能性もあった
This was a very nervous moment 🙈 for Matej Mohorič as his chain came off with just 900m to go at #MilanoSanremo as he led the chasers but just a few seconds pic.twitter.com/5k81HiWPL8
— StickyBottle.com 💚 🚲 (@sticky_bottle) March 19, 2022
ドロップシートポストで時間を稼いだマテイ・モホリッチだけど、ゴール前で追いつかれる可能性もあった。
なんと、上記ツイートを見て貰うとわかるけど、チェーンが外れたのだ。
なんとか、下をむいてチェーンがはまったから良かったけれど。走りながらだから、運が悪ければチェーンが外れたままで追いつかれていた可能性もある。
マテイ・モホリッチには、運も味方していたと言って良いだろう。
コメント
たしか2017年のツールのBMCレーシングのアシストがポートのサドル高に合わせられるようにドロッパーシートポストを採用してましたね。
そうなんですか~。記事に追記させてもらいます。
ニバリ以外にもいたとは~
以下の記事に追記します。
https://chan-bike.com/merida-scultura-with-dropper-post-by-matej-mohoric
また、教えて下さい!
https://www.cyclowired.jp/news/node/237697
ごめんなさい!
改めて当時の記事を確認したら
ドロッパーシートポストのような仕様でした!
なるほど、チームのエースに何かあった場合の仕様だったようですね!