ロンド・ファン・フラーンデレンはまさかの結末で終わってしまった。
誰もが、マチュー・ファンデルプールの2年連続でのゴールシーンを思い描いていただろう。ゴール手前200mまでは去年と全く一緒のパターンだったのだから。
だが、去年と違うのはマチュー・ファンデルプールが最後まで全力スプリントを続けられなかった点だ。
でも、これでビック3が常に勝つ訳ではないことを世の中に知らしめたと言っても良い。
足がスプリントでオフに
🇧🇪#RVV21 ¡ASÍ FUE EL ATAQUE DE VAN DER POEL EN OUDE KWAREMONT! 🔥🔥🔥
— Ciclismo Internacional (@CiclismoInter) April 4, 2021
誰もが、オウデクワレモントで抜け出たマチュー・ファンデルプールの走りには納得だ。ワウト・ファンアールトを置き去りにして、あっと言う間にタイム差を広げてしまう。
ただ、カスパー・アスグリーンだけは下りでマチュー・ファンデルプールに追いついた。そうなると、お互いに必要なライダー同士となり一緒に走るのは当然だ。
誰もが、最後のゴールは想像出来ていただろう。
マチュー・ファンデルプールはゴール後のインタビューで
彼がただ強かったので、それを受け入れることができる。
260 km後のスプリントは、200km後のスプリントと同じではない。それは自分の限界まで全力疾走していた。
石畳の登りは自分にとてもよく似合っている。途中で、アスグリーンの強さをすでに感じていた。自分の攻撃に答えることができたのは彼だけだった。
それで、お互いが必要になるだろうとすぐに気づいた。アスグリーンは確かに当然の勝者だ。また、ゴールまで一緒に走るということもなかった。それがすべてを物語っている。
それで十分だ。スプリントでは、5秒間オンにできた後、オフになってしまった。
彼はあえてレースをして、あえてゴールまで走る人で、僕はその走り方は好きなんだ。
この後、マチュー・ファンデルプールはマウンテンバイクのワールドカップに出場するために、一時ロードを離れる。
ワウト・ファンアールトも、最高の調子ではなかったことを認めている。De Paterbergの登りでは蛇行していたし、最後も集団から逃げ切る足もなかった。
スプリントでも、6位を得るのがやっとだった。
更にビックスリーの一人ジュリアン・アラフィリップは、途中アタックを見せながらも2分35秒遅れの42位となっている。
常に彼らが勝つ訳ではないと証明されたレースでもあった。
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