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2024 メルカントゥール・クラシック・アルプ=メリティーム  厳しい登りゴールでクリス・フルームの走りは?

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Photo credit: jbdodane on VisualHunt.com
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フランスの山岳ワンデーレース。メルカントゥール・クラシック・アルプ=メリティーム。Mercan’Tour Classic Alpes-Maritimes(1.1)

1972年のツール・ド・フランスでも登場したヴァンベール峠でゴールするレース。第1回優勝者はCofidisのギヨーム・マルタン。クライマーが優勝を狙ってくるレースだ。

 

過去優勝者

  • 2023  リチャル・カラパス
  • 2022 ヤコブ・フルサン
  • 2021 ギヨーム・マルタン

 

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ピュジェテニエ~コル・ド・ヴァルベール  168.2km

コースプロフィール photo mercantourclassic

 

フランス南東部のアルプマリティーム県ピュジェテニエからスタート。

ツールの山岳ステージかというほどの山岳コース。ラコルミアンスキー場への1級山岳を越えると、超級山岳クイヨール峠に登る。最後は1級山岳ヴァンベール峠でゴール。

 

  1. スプリントポイント Sprint-Martin-Vesuble
  2. 1級山岳 ラ・コルミアン 7.6km・6.9%
  3. スプリントポイント Saint Sauveur sur Tinee
  4. 超級山岳 クイヨール峠  15.9km・7.3%
  5. スプリントポイント Valberg  6.5km・3.9%
  6. 1級山岳 ヴァンベール峠  13km・6.8%

 

注目のライダーは

  • EF Education – EasyPost ショーン・クイン、留目 夕陽
  • Cofidis ギョーム・マルタン、ケニー・エリッソンド、ベン・ヘルマンス
  • Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ、レニー・マルティネス
  • Arkéa – B&B Hotels
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team ヴァランタン・リテールロー、クレマン・ヴァントゥリーニ
  • Movistar Team ダヴィデ・フォルモロ、イバン・ソーサ、ウィリアム・バルタ
  • Astana Qazaqstan Team アロルド・テハダ
  • Israel – Premier Tech ステューブン・ウィリアムズ、ジョージ・ベネット、クリス・フルーム
  • Lotto Dstny エドゥアルド・セプルベダ、ハーム・ファンフック
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール

 

5人の逃げ

5人が逃げている。

  1. ヴァランタン・リテールロー (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
  2. CROMMELINCK Melvin (Nice Métropole Côte d’Azur)
  3. Andrea Mifsud(Nice Métropole Côte d’Azur)
  4. Lucas Beneteau(St Michel – Mavic – Auber93)
  5. Pierre Henry Basset(CIC U Nantes Atlantique)

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

最初の1級山岳で、TotalEnergiesのピエール・ラトゥールが追いついていたが、下りで単独に。Decathlon AG2R La Mondiale Teamのヴァランタン・リテールローだけとなっている。

 

集団はダヴィ・ゴデュ、レニー・マルティネスがいるGroupama – FDJが引く。残り59.1kmで3分18秒差。

 

スプリントポイント Saint Sauveur sur Tinee

ヴァランタン・リテールローがスプリントポイントを単独で通過。

 

超級山岳 クイヨール峠  15.9km・7.3%

ヴァランタン・リテールローは、直前のブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第3ステージで奇跡の逃げ切り勝利をしている。今、のっているライダーだ。

 

ヴァランタン・リテールローは、超級山岳を淡々と上がる。

 

Groupama – FDJが一気にタイム差を詰めてきた。35秒差に。

 

ヴァランタン・リテールローは、頂上まで持つだろうか。21秒差に。

 

あ~、集団が見えてきた。

 

残り51.2kmでヴァランタン・リテールローは、捕まってしまう。これで逃げは消滅。

 

大集団のまま、超級山岳をクリアー。

 

Movistar Teamのウィリアム・バルタは、下りで集団から少し遅れたグループにいる。

 

長い下りもGroupama – FDJが、ずっと引いている。

 

スプリントポイント Valberg  6.5km・3.9%

スプリントポイントを通過。

 

残り29.5km。Decathlon AG2R La Mondiale Teamが集団の前に出てきた。

 

1級山岳 ヴァンベール峠  13km・6.8%

また、Groupama – FDJが先頭に。

 

最後まで逃げていたヴァランタン・リテールローは、集団から切れてしまう。

 

Groupama – FDJのルディ・モラールが先頭に。

 

Astana Qazaqstan Teamのグレブ・ブリュセンスキーも切れた。

 

Lotto Dstnyのエドゥアルド・セプルベダも切れた。残り26kmでクリス・フルームも切れている。

 

Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズがアタック。

 

後ろにはGroupama – FDJのレニー・マルティネスがいる。

 

一旦、二人で抜け出したがすぐに集団に。

 

後方で落車。

 

3人が巻き込まれる。なんと、レニー・マルティネスが落車だ。

  • レニー・マルティネス Groupama – FDJ
  • NERURKAR Lukas (EF Education – EasyPost)

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのクレマン・ヴァントゥリーニがアタック。

 

レニー・マルティネスは落車から追い上げ。

 

なんと、ギョーム・マルタンが派手に落車。

 

 

Movistar Teamのイバン・ソーサとギョーム・マルタンが巻き込まれた。第1回の優勝者が落車とは~。

 

集団はバラバラに。二人が抜け出している。

 

Israel – Premier Techのステューブン・ウィリアムズも切れた。

 

先頭はダヴィ・ゴデュとジョージ・ベネットだ。

  1. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ
  2. ジョージ・ベネット Israel – Premier Tech

この二人ならば、そのまま行ってしまいそうだ。

 

おっと、ジョージ・ベネットがアタック!

 

ダヴィ・ゴデュを置き去りにしてしまった。

 

落車したレニー・マルティネスが戻ってきた。

 

先頭は4人に。

 

レニー・マルティネスがアタック。

 

しかし、レニー・マルティネスは逃げれない。

 

少し牽制に。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのクレマン・ヴァントゥリーニがアタック!

 

クレマン・ヴァントゥリーニが後続を引き離す。

 

追走は4人。

  1. レニー・マルティネス Groupama – FDJ
  2. ジョージ・ベネット Israel – Premier Tech
  3. マシュー・リシテーロ Israel – Premier Tech
  4. ハーム・ファンフック Lotto Dstny

追走の脚が揃わないのでクレマン・ヴァントゥリーニは逃げ続けている。

 

後続からレニー・マルティネスが抜け出してきた。

 

凄い。あっという間にレニー・マルティネスが追いついてきた。

 

もう、追いついた。

 

二人は後続を21秒引き離している。

 

レニー・マルティネスがアタック!

 

あっという間に、クレマン・ヴァントゥリーニを引き離した。

 

レニー・マルティネスが1級山岳をクリアー。

 

後続もクリアー。Movistar Teamのイバン・ソーサが追いついている。

 

クレマン・ヴァントゥリーニが、下りで追いついてきた。

 

下りで、クレマン・ヴァントゥリーニが追いついた。

 

後続の4人は20秒差。

  1. イバン・ソーサ Movistar Team
  2. ハーム・ファンフック Lotto Dstny
  3. ジョージ・ベネット Israel – Premier Tech
  4. マシュー・リシテーロ Israel – Premier Tech

 

二人は残り6.6km。

 

レニー・マルティネスは、追いつかれるとスプリントでは厳しい。上りを待っている。

 

後続は35秒差に。何故、二人いるIsrael – Premier Techが引かないのか。マシュー・リシテーロは、もう足がないようだ。

 

後続では、マシュー・リシテーロが切れてしまう。

 

残り3.6kmで31秒差。

 

レニー・マルティネスは、一撃で仕留めないといけない。

 

後続では、ジョージ・ベネットが切れている。

 

残り1.1km。クレマン・ヴァントゥリーニは、足がない感じ。

 

残り900mでレニー・マルティネスがアタック!

 

クレマン・ヴァントゥリーニが追いすがるが。

 

一気に離れていく。

 

ゴールエリアにレニー・マルティネスが到着。

 

もう、ガッツポーズをしている。

 

レニー・マルティネスは、後ろを確認。

 

レニー・マルティネスは、これが今シーズンのはやくも5勝目。

 

落車がなければ、もっと簡単に勝っていたかもしれない。

 

20歳のレニー・マルティネスは、エースの座をダヴィ・ゴデュから奪っていると考えてよい。

 

今年は、ブエルタに出場予定だけど、ツールに出してあげたかった。Groupama – FDJでの走りは、今年が最後と噂されている。次に向かうチームは~。

 

 

2位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのクレマン・ヴァントゥリーニ。

 

3位はLotto Dstnyのハーム・ファンフック。イバン・ソーサは落車が悔やまれる。

 

リザルト

レニー・マルティネスのコメント(チーム公式サイトより)

登りで落車してましたね。

加速について行ったところだった。ホイールに接触して、とても愚かな転倒をした。バイクに異常がないか確認し、再び走り出した。でも、戻るのにかなりの努力が必要で、小さなカートリッジを残してしまった。

ダヴィ・ゴデュがジョージ・ベネットのアタックに反応し、二人は後続にリードを広げてましたね。

Israel – Premier Techの2人のライダーを引き離すのは難しかった。少し戦術的だった。山頂の手前で最後に抜け出そうとしたら、成功したんだ。クレマン・ヴァントゥリーニに追いつくために全力を尽くしたし、2人だけでゴールするのもいい考えだと思った。

Israel – Premier Techの2選手と頂上で一緒になったらチームプレーが心配だった。

ヴァルベールへの登り返しの前の短い下り坂で、追いつかれてましたが。

私は彼に、仲良くしなければならないし、もし後ろから追い上げられたら残念だと言ったんだ。私たちはうまくやっていたし、素晴らしかったよ。ゴールでは、早めにスプリントを始めようとしたんだ。

クラッシュしながらもフィールドを支配し、多くの努力を払って今季5勝目を飾りましたね。

どこでもいいというわけではない。家からそれほど遠くないし、今年勝ちたかったレースなんだ。こういう結果になってとてもうれしい。2年前は8位、昨年は4位、そして今年は1位。そして素晴らしいチームにも恵まれた。

 

2位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのクレマン・ヴァントゥリーニ

1ヶ月半前のツール・デュ・ドゥー(2位)に続き、レニー・マルティネスに再び敗れましたね。

本当に信じていた。後方を見て自分に言い聞かせた。チャンスだと思ったんだ。

しかし、レニー・マルティネスに、上りの終盤で追いつかれました。

翼を曲げ始めていたんだ。すぐにジャンプさせられた。下りでは、自分の方が重いし、彼よりも速く走れるから、戻ってくる自信があった。

しかし、だからといって冷静さを取り戻したわけではなかった。私は本当に疲れていた。

そして、レニー・マルティネスは決定的なアタックを仕掛けましたね。

1km地点で彼に驚かされた。脚がなくなっていた。彼がスプリントを待ってくれることを願っていた。

ツール・ド・ロマンディでの山岳ステージ後、5月にシエラネバダでのトレーニングキャンプに参加してましね。

また良いスタートを切ることができた。これで1クラスでは今季4度目のトップ10入りだ。このレベルのレースで常に上位にいることが今年の目標のひとつだった。

次のレース、クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、さらに上のレベルを目指したい。ワールドツアーのビッグレースで自分の脚力の高さを証明したい。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MARTINEZ Lenny
Groupama – FDJ 125 4:49:28
2
 BERTHET Clément
Decathlon AG2R La Mondiale Team 85 0:10
3
 VANHOUCKE Harm
Lotto Dstny 70 0:15
4
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team 60 ,,
5
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team 50 0:28
6
 MARTIN Guillaume
Cofidis 40 0:30
7
 BENNETT George
Israel – Premier Tech 35 0:31
8
 DÍAZ José Manuel
Burgos – BH 30 0:38
9
 NERURKAR Lukas
EF Education – EasyPost 25 1:01
10
 RICCITELLO Matthew
Israel – Premier Tech 20 1:03
11
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 15 2:31
12
 PRODHOMME Nicolas
Decathlon AG2R La Mondiale Team 10 3:01
13
 SAMITIER Sergio
Movistar Team 5 3:13
14
 TEJADA Harold
Astana Qazaqstan Team 5 3:16
15
 FORMOLO Davide
Movistar Team 5 ,,
16
 RAFFERTY Darren
EF Education – EasyPost 3 ,,
17
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma 3 ,,
18
 GAUDU David
Groupama – FDJ 3 4:57
19
 PETERS Nans
Decathlon AG2R La Mondiale Team 3 5:52
20
 VERSCHUREN Killian
Decathlon AG2R La Mondiale Team 3 6:01
21
 GUGLIELMI Simon
Arkéa – B&B Hotels 3 6:19
22
 HUYS Laurens
Arkéa – B&B Hotels 3 6:43
23
 GUÉGAN Maël
CIC U Nantes Atlantique 3 7:05
24
 CANAL Carlos
Movistar Team 3 ,,
25
 ELISSONDE Kenny
Cofidis 3 ,,
26
 SEPÚLVEDA Eduardo
Lotto Dstny   ,,
27
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ   ,,
28
 RODRÍGUEZ Cristián
Arkéa – B&B Hotels   7:13
29
 JALADEAU Artus
CIC U Nantes Atlantique   9:06
30
 OKAMIKA Ander
Burgos – BH   10:53
31
 QUINN Sean
EF Education – EasyPost   13:17

※題名にもあるクリス・フルームは、17分40秒遅れの47位。これでは、クリテリウム・デュ・ドーフィネ、ツール・ド・フランスの選抜メンバーに選ばれるのは難しいのでは。

 

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    ソーサ、レニマル、マルタンと優勝候補がことごとく落車ですか、、、登りなのでダメージが少ないとはいえ、落車したら精神的に切れてしまうところですが、3人とも上位で完走してすごいですが、どのレースも落車のない万全の状態でのガチンコバトルが見たいもんです((+_+))

    • ちゃん より:

      登りなのに、ギョーム・マルタンとイバン・ソーサの落車は、かなりひどかった。特にギョーム・マルタンはバイクが一回転していたので、相当なダメージがあったでしょう。
      ただ、レニー・マルティネスは、落車で、もうだめかと思っていたのですが、ちょっと別格でしたね。

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