スペインのワンデイレース、クラシカ・サンセバスティアンは5人の逃げがゴールに向かう展開。
勝負所の最後の山岳からの下りで4人となった先頭集団。
タイトなコーナーで、ミッケルフレーリク・ホノレ(Deceuninck-Quick-Step)は壁にぶつかってしまう。
このコーナーでは、ニールソン・ポーレスだけが普通にクリアーして曲がっている。この理由をゴール後に明かしてくれた。
とても危険なコーナー
📽️ RESUMEN de la #Klasikoa 2021 I LABURPENA 🔵🟢
🇺🇸 NEILSON POWLESS.#Klasikoa 🔵🟢 pic.twitter.com/2l9tgAA7v5
— Donostiako Klasikoa (@dklasikoa) July 31, 2021
男子に先駆けて行われた女子レースで先頭を独走していたアネミエク・ファンフルーテンも同じコーナーで落車しかけている。ギリギリだったので、落車したと思ったほど。
それだけ、コーナーがタイトで雨が降っているため難しいコーナーとなっていた場所だ。
上記のツイッター動画の中にもミッケルフレーリク・ホノレ(Deceuninck-Quick-Step)の落車シーンがある。
先頭を走っていたマテイ・モホリッチは、足を外してなんとかバランスを保ってコーナーをギリギリでクリアー。
後ろを走っていたミッケルフレーリク・ホノレも、カーブを真っすぐ走って壁に手をついてケガはしなかったけれど、バイクが離れてしまう。
少し間違っていたら、道路下に転落していたかもしれない。
転がったバイクにロレンツォ・ロータ(Intermarché-Wanty-Gobert)がぶつかり落車。
ミッケルフレーリク・ホノレは、すぐにバイクに乗って走り出したので3kmかけて追いついた。この時、すでにニールソン・ポーレスはマテイ・モホリッチを抜いて先頭を走っている。
ニールソン・ポーレスは、この時の状況について話している。
ガーミンで地図を見ていた。目の前にいた男たちは、レースの状況に集中しすぎていて、コーナーの先については知らなかったと思う。
鋭いコーナーだったので、クラッシュしてしまった。結局、私はバイクを直立させて、最後までできるだけ新鮮に保つことができた。
ライダーがガーミンの地図表示を出して走っているのは、レースでも良く見かける。事前にカーブがあることが分かっていれば、心構えも出来るので簡単にクリアー出来るだろう。
下りでは、特にスピードが出ているのでブランイドコーナーでは注意が必要だ。
こうして、ニールソン・ポーレスは、最後のスプリントに力を残すことが出来たということだ。危険予知をするのが、いかに大切か良くわかる事例だ。
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