ベルギー西フランダース州ルーセラーレで開催されたツール・ド・フランス後の11回目のNatouクリテリウム。
ここで、マーク・カヴェンデッシュは、Alpecin-Fenixのティム・メルリエとジャスパー・フィリップセンを再び破っている。
公式レースではないけれど、ツールに出場したライダーがそのまま流れて走っている感じだ。マーク・カヴェンデッシはグリーンジャージを着てスタートしている。
ナチュラークリテリウム・ルーセラーレ
大会に先立って、ベルギーの洪水によって犠牲になった方たちに黙とうをささげてからスタート。
100kmのクリテリウムは、昨年Deceuninck-Quick-Stepのティム・デクレルクが優勝している。Alpecin-Fenixは、ツール・ド・フランスのプレゼンと第1ステージでみせたレトロなジャージで登場。
レースは途中激しい攻防もあったが、最後はスプリントに向けて動き出す。
ティム・デクレルクは、ツール・ド・フランスの落車で痛めた身体もかなり戻しているようでマーク・カヴェンデッシュを引いて周回を重ねる。まさにトラクターだ。
最後は、マーク・カヴェンデッシュがティム・メルリエとジャスパー・フィリップセンを再びゴールで破っている。
ゴールは本当に僅差だ。Alpecin-Fenixはジョナス・リカールトがリードアウトしたが、マーク・カヴェンデッシュはチームメイトがティム・デクレルクだけだった。
Bahrain Victoriousからは、ソンニ・コルブレッリとディラン・トゥーンスも出ていたが、ソンニ・コルブレッリは全くスプリントに絡めず。
ディラン・トゥーンスが4位に入っている。
クリテリウムが始まる前に行われたタイムトライヤルでティム・デクレルクが優勝。常に集団の先頭にいるティム・デクレルクは赤いランタンやトラクターとも呼ばれており、本物の赤いランタンを貰っている。
しかし、再びティム・メルリエを破ってしまうマーク・カヴェンデッシュは全盛期のパワーが戻っているとしか言いようがない。
チームメイトはティム・デクレルクだけだし、途中もずっと足を使っていないと残れない。ライブ配信が行われていたので、少しだけ見たけど素晴らしい足を持っている。
リザルト
- マーク・カヴェンデッシ 100 km 2時間16分49秒
- ティム・メルリエ Alpecin-Fenix
- ジャスパー・フィリップセン Alpecin-Fenix
- ディラン・トゥーンス Bahrain Victorious
- ブレント・ファンムール Lotto Soudal +19
- イエール・ワライス Cofidis, Solutions Crédits
- ジョナス・リカールト Alpecin-Fenix
- ティム・デクレルク Deceuninck-Quick-Step
- エドワード・トゥーンス Trek-Segafredo
- Aaron Van Poucke Sport Vlaanderen – Baloise +42″
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