ロードバイクの情報を発信しています!

記録で見る2023ツール・ド・フランスを制覇したヨナス・ヴィンゲゴーの凄さ

海外情報
Photo credit: jpto_55 on VisualHunt.com
この記事は約3分で読めます。

ヨナス・ヴィンゲゴーが、プロ入りする前に、魚市場で過酷な労働とロードトレーニングを組み合わせていたことは良く知られている。

その身体能力だけど、最大酸素摂取量はサイクリング史上2番目に高い97だと言われている。

史上最高の値、97.5を記録していたノルウェーのオスカル・スヴェンセンは、2014年に20歳で引退を決意している。Vo2maxだけが全てを決める訳でもない。

だが、ヨナス・ヴィンゲゴーは、その身体能力の高さで、2023ツールで有名な山岳の登坂記録を塗り替える走りを見せている。

 

スポンサーリンク

進化の途中か

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Team Jumbo-Visma cycling(@jumbovisma_road)がシェアした投稿

 

今年のツールのスピードは過去3番目に速いものだった。山岳の多さを考えると凄いスピードだ。そして、高速化は避けて通れない流れとなっている。

  1. 2022 | 42.026 km/h
  2. 2005 | 41.654
  3. 2023 | 41.427
  4. 2021 | 41.160
  5. 2017 | 40.995
  6. 2003 | 40.940
  7. 2006 | 40.784
  8. 2014 | 40.662
  9. 2019 | 40.575
  10. 2004 | 40.553
  11. 2013 | 40.542
  12. 2008 | 40.492
  13. 2009 | 40.315
  14. 1999 | 40.276
  15. 2018 | 40.206
  16. 2001 | 40.070 

この頂点に君臨したのがヨナス・ヴィンゲゴーだ。

 

さらに、ヨナス・ヴィンゲゴーは、ツール・ド・フランスの神話的な登りの記録を、4つも打ち破っている。

山岳ポイント これまでの記録 新記録
ロズ峠 (11.2 km) ミゲルアンヘル・ロペス
(2020) 33:55
ヨナス・ヴィンゲゴー
(2023) 33:01
モンブラン (7 km) クリス・フルーム
(2015) 19:09

ヨナス・ヴィンゲゴー
タディ・ポガチャル
(2023) 18:27

ツェルマット (16.8 km) トミー・ロミンゲル、
ゼノン・ヤスクワ
(1993) 45:50
ヨナス・ヴィンゲゴー
タディ・ポガチャル
(2023) 45:37
マリーブランク (7.9 km) プリモッシュ・ログリッチ、
タディ・ポガチャル
(2020) 22:27
ヨナス・ヴィンゲゴー
(2023) 20:58
ピュイ・ド・ドーム (4km) ペドロ・デルガド
(1988) 15:21
タディ・ポガチャル
(2023)14:21

 

ヨナス・ヴィンゲゴーと並んで、記録を作っているのがタデイ・ポガチャル。この二人は突出しており、来シーズン以降も記録を更新していくことは容易に想像がつく。

機材の進化、トレーニング方法など、過去と比べるのも難しいかもしれない。だが、二人の天才が、これからも我々を楽しませてくれるのは間違いない。

コメント

  1. shigecky より:

    ロゼ峠のヴィンゲゴーは撮影車トラブルがあってもこのタイムだから、何事もなければ32分代前半もあり得たんですよね・・・

    個人的には第16ステージのドマンシー峠の登り、TTバイクなのに2番目に速かったのも意味が分かりません。

    • ちゃん より:

      ヨナス・ヴィンゲゴーのタイムは驚嘆するしかないですね。確かに、個人タイムトライヤルでTTバイクのまま乗っても速い。
      全ては、タイム短縮のためでしょうけど、最もクライミング能力があるライダーと言えるでしょうね。

タイトルとURLをコピーしました