ツアー・オブ・太湖で18勝をあげ最多勝ライダーのヤコブ・マレツコ。
キャリア50勝もあげているが、31歳の若さでキャリアに終止符をうつことになった。イタリア自転車界から、また一人ライダーが去ることになる。
キャリア50勝
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ヤコブ・マレッコはポーランドで生まれたが、5歳のときに家族と一緒にイタリアに移住したため、二重国籍を持っている。
2015年Southeastでプロデビューをしているが、その年だけで実に9勝を上げる活躍をみせる。
2015 ツアー・オブ・太湖 (2.1)では、9ステージ中7勝を上げるというスーパーな走りを見せた。このステージレースでは通算18勝に総合優勝を2回あげている。
実に中国のレースだけで31勝もあげているアジア圏で強いスプリンターだった。
2019年にWilier Triestina – Selle ItaliaからCCC Teamに昇格した年には未勝利。2020年にはTour de Hongrie (2.1)でハットトリックを達成。一気に3連続ステージ優勝をあげた。
CCC Teamの解散に伴い、2021年イタリアのプロチームVini Zabùに移籍。
2021もコッピ・エ・バルタリ第1ステージで勝利しており、Trofej Umag – Umag Trophy (1.2)でも優勝している。
2022年に、Alpecin-Fenixに移籍し、2022 ZLMツアー第2ステージでは1位となり表彰式まで行われたのに降格。オラフ・コーイが優勝となっている。続く第3ステージで優勝。総合2位となっている。


2023 ZLMツアー第2ステージの勝利がAlpecin-Fenixでの最後の勝利だった。
2024年はTeam Corratec – Vini Fantiniに移籍し2勝。だが、2025年はコンチネンタルチーム所属となっており未勝利。キャリア50勝をあげたけれど31歳でキャリアを終えることになっている。
ヤコブ・マレツコの投稿
立ち止まる時が来た。
夢と犠牲と大きな感情の中で生きてきた年月を経て、私は人生の素晴らしい章を閉じることになる。最高の人たちとレースができたこと、彼ら一人ひとりから学べたこと、最高レベルのサイクリングを経験できたこと。
すべての登り、すべての勝利、すべての失望を胸に刻みます。
チーム、チームメイト、ファン……私を信じて道を分かち合ってくれた人たちに感謝します!
このレースはここで終わるが、情熱は決して消えることはない……。



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