第7ステージでは、タデイ・ポガチャルが妥協を許さずステージと総合のダブル。ただ、ジョアン・アルメイダが落車してダメージを負ったのは今後のステージで厳しいものとなりそう。
ただ、第7ステージでも最後はヨナタン・ナルバエスが最後までタデイ・ポガチャルをアシスト。どれだけ強いメンバーが揃っているのか。
さて、スプリンターは5日間待機していたけど、ようやくチャンスが巡ってくる。
第8ステージ サン=マン=ル=グラン~ラヴァル・エスパス・マイエンヌ 171.4 km

コースマップ photo letour.fr
平坦だが、ゴール手前3kmのラウンドバウトで180度ターンがある。ゴールはやや上っているけどスプリンターの脚が削られることはない。

コースプロフィール photo letour.fr
- スプリントポイント ヴィトレ
- 4級山岳 ヌイレ・シュル・ヴィコイン峠 0.9km・3.9%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
タデイ・ポガチャルは、第1週の残り2日間は静かに過ごしたいと。
スタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
- ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
- 山岳賞 ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
オフィシャルスタート。誰も出ない。
あ~、今日は休息の日だ。
スプリントポイント ヴィトレ
ジョナサン・ミランがトップ通過。
- ジョナサン・ミラン Lidl – Trek 20ポイント
- ティム・メルリエ Soudal – Quick Step 17ポイント
- アントニー・テュルジス TotalEnergies 15ポイント
- ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Wanty 13ポイント
- ローレンツ・レックス Intermarché – Wanty 11ポイント
- ブライアン・コカール Cofidis 10ポイント
後方からTotalEnergiesの二人がアタック。
二人が逃げに。
- マチュー・ブルゴドー TotalEnergies
- マテオ・ヴェルシェ TotalEnergies
集団はLidl – Trekのクイン・シモンズ、Intermarché – Wantyが引いている。
ヨナス・ヴィンゲゴーが集団復帰中。
残り48.1kmで51秒差。
UAE Team Emirates – XRGのマルク・ソレルが単独落車。
すぐにバイク交換して走り出す。
残り25.1km。タイム差47秒。
残り19.7km。タイム差は1分7秒に。
あっと落車。
- エイネルアウグスト・ルビオ Movistar Team
- ヨナス・ルッチ Intermarché – Wanty
ヨナス・ルッチはなんとか立ち上がり再スタート。
4級山岳 ヌイレ・シュル・ヴィコイン峠 0.9km・3.9%
2人は目標だった山岳ポイントをゲット。
- マチュー・ブルゴドー TotalEnergies 1ポイント
マチュー・ブルゴドーが単独で逃げている。
集団が見えてきた。
残り11km。
残り8.7km。カメラが後ろをとらえていた時にマチュー・ブルゴドーは捕まっている。
残り4.1km。
ラウンドバウトは問題なし。
残り3.3km。
残り2.7km。Alpecin-Deceuninckが先頭。
残り2km。Bahrain Victoriousが先頭に。
残り1.1km。Lidl – Trek二人が先頭。後ろはマチュー・ファンデルプール、ジョナサン・ミラン。
ジョナサン・ミランがマチューの前に出る。
Israel – Premier Techが先頭に。
ここでマチュー・ファンデルプールがカーデン・グローブスを連れてサイドから上がる。
さあマチューが加速だ。
マチューの引きが生きるか。
最後の加速。
マチューからカーデン・グローブスが発射!
左からワウト・ファンアールト、ジョナサン・ミランが加速。
カーデン・グローブスが並ばれる。
すぐにジョナサン・ミランが抜き去る。後ろはワウト・ファンアールトだ。
アルノー・デリー、ワウト・ファンアールト、ジョナサン・ミラン。しかし、圧倒的にジョナサン・ミランが先頭だ。
ジョナサン・ミランがもがく。
ジョナサン・ミランがゴール手前から上体をあげる。
ジョナサン・ミランが勝利だ~!
う~ん、強い。ジョナサン・ミランはマイヨベールを着用しているけれど、ツール・ド・フランスの勝利は初めてだ。
また、2019年にヴィンチェンツォ・ニバリが第20ステージで優勝して以来、イタリア人によるステージ優勝でもある。
ワウト・ファンアールトは、スプリントで2位。3位はカーデン・グローブス。
ライバルとなるはずだったSoudal – Quick Stepのティム・メルリエは残り12kmでのメカトラが響いてしまい決勝に出れなかった。
リザルト
優勝したLidl – Trekのジョナサン・ミラン
自分たちが何をしたのか、いまだに理解できない。 期待や夢を抱いてここに来たのに、それに応えるというのはまったく違うことだ。 チームには自信があった。 第3ステージではもうちょっとだったけれど、ちょっと速すぎた。 今日はとても集中していたし、本当に信じていた。 チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。
決勝はトリッキーで、少しストレスがあった。 予想外だった。 ラスト1キロはかなり上がったから、できるだけ長く待たないといけないと思った。 こういう決勝は好きなんだ。 自分たちの仕事に満足している。
明日も平坦ステージが予定されており、ミランは2連勝を狙う。
可能な限り休養をとり、明日に備えたい。 グリーンジャージでの勝利には大きな意味がある。
2位 Team Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールト
ミランについてできることはほとんどなかった。 フェアなスプリントだった。 ミランにはほとんど何もできなかった。 まだ上り坂が残っていて、トリッキーなスプリントだった。 だから勝負したかったんだ。 もう少しだった。 満足してるよ。 それに一度でも結果を残せたことは僕にとってうれしいことだ。
スタート前、スプリントはしないと言ってましたよね。
昨日も今日も脚は良かった。 ツールの前に言ったように、ミランやティムのような選手に勝つのは難しい。 その真後ろにいるのは素晴らしいことだ。
第8ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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