Israel – Premier Techは来シーズンに向けて主要な4選手の契約を発表。
- ギョーム・ボワヴァン 1年契約 カナダ 33歳
- トム・ファンアスブロック 2年契約 ベルギー 32歳
- マッズ・ウルスシュミット 2年契約 デンマーク 28歳
- リック・ツァベル 2年契約 2年契約 ドイツ 28歳
ギョーム・ボワヴァン以外は、2年の延長契約となっている。
4選手の契約更新
RIDER NEWS: We are pleased to confirm four of our core riders are set to stay!
🇨🇦 Guillaume Boivin
🇧🇪 Tom Van Asbroeck
🇩🇰 Mads Würtz Schmidt
🇩🇪 Rick ZabelRead more 👉 https://t.co/igqdmoHcFP #YallaIPT pic.twitter.com/AGCB2oTTZ3
— Israel – Premier Tech / Israel Cycling Academy (@IsraelPremTech) September 26, 2022
それぞれの選手はキャリアでプロ勝利があるが、今シーズンは誰も勝利を上げられていない。当然、アシスト選手ならば仕方のないことではあるのだけど。
4選手の中で注目していたのは、リック・ツァベル。昨年まではアンドレ・グライペルのリードアウトとして素晴らしい働きをしていた。
アンドレ・グライペルに変わり、ジャコモ・ニッツォーロが移籍してきたために、自らスプリント勝利を狙うことがないので勝利に届かないのは仕方ないのだけど。
ただ、父親はドイツの英雄、リック・ツァベル。ツール・ド・フランスのグリーンジャージを6回獲得。ミラノ~サンレモ4回制覇。キャリア通算145勝をあげた名スプリンターだ。
父親と比べられるのは仕方ないことだけど、今シーズンは勝利が見たかったという思いが強い。
ただ、来シーズンからもジャコモ・ニッツォーロとダリル・インピーのリードアウトとして働くことになりそうだけど。
いつの日か、覚醒することがあるのだろうか?
Israel – Premier Techはどうなる?
ワールドツアーの降格ウオッチだけど、3年トータルのUCI獲得ポイントでは20位のIsrael – Premier Tech。
創設者のシルヴァン・アダムスは訴訟を起こすと言っているけど、無駄なような気もする。
世界選手権が終わって、チームは過去2週間で113ポイントしか獲得出来ていない。
チームに所属する、ヤコブ・フルサンなどは2024年まで契約を結んでいるが、チームが降格した場合には契約破棄するとも言われている。
Lotto Soudalも19位でワールドツアーチームからは降格するけれど、今年のAlpecin-Deceuninckと同じようにワールドツアーレースには自動招待される。
カレブ・ユアン、アルノー・デリーが活躍する限り、来年以降もプロツアーランキング1位を獲得する可能性は高い。
Israel – Premier Techは、TotalEnergiesとプロツアーランキング2位の座をかけて争わないといけなくなる可能性は非常に高いだろう。
Israel – Premier Techは現在2023年シーズンの契約を23人と結んでいる。ディラン・トゥーンスのような大物選手の獲得が更にないと現在の戦力だけでは浮上するのは難しいと思われる。
大富豪、シルヴァン・アダムスは誰に目をつけているだろうか? 最後にビックニュースでもあれば、来シーズン以降のチーム戦力も変わってくるはずだけど。
こうしてみると、今シーズン、ダン・マーティンがいなくなったことは非常に大きい。彼に変わるライダーの確保と活躍がないと厳しいことに変わりはない。
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