スペインで行われるブエルタ・ア・エスパーニャは予定通り10月20日から開催される。
イネオス・グレナディアーズは、3度目のブエルタ勝利を目指すクリス・フルームをサポートするメンバーを発表。
フルームは2011年と2017年にブエルタ制覇。昨年の クリテリウム・デュ・ドーフィネで落車して以来、初めてのグランドツアー出場となる。
イネオス・グレナディアーズのメンバー
#LaVuelta20 here we come! It all starts on Tuesday for 18 stages of action. Here’s how the INEOS Grenadiers will line up in Spain:@Andrey_Amador @RichardCarapazM @chrisfroome (🥇 2011, ’17)@golasmichal @_brandon_2103 @ivansosacuervo @DylanvanBaarle @cameronwurf pic.twitter.com/Acew94qQd6
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) October 16, 2020
当初、暫定リストに入っていたイアン・スタナードやクリスチャン・クーネスといったベテラン選手は除外。セバスティアン・エナオもメンバーから漏れている。
代わってはいったメンバーを見てみよう。
まず、ブランドンスミス・リヴィラだがグランツール初出場の24歳。タイムトライヤルに強く今年のコロンビア選手権TTでは4位に入っている。
ブランドンスミス・リヴェラはコロンビア人で、地元ボコタではエガン・ベルナルと良く一緒に練習している。
経験をつませる目的なのだろうか?
2016年からチームに在籍している36歳のベテラン。2012年から在籍したOmega Pharma – Quick-Stepでは、毎年グランツールに出場。
今回のグランツールに出場は2017年のジロ・デ・イタリア以来となる。スプリントに強いので平坦要員となるだろう。
最も驚いたのは、キャメロン・ワーフの出場。ヴァシル・キリエンカが心臓の問題で1月に引退した為に急遽入ってきたトライアスリート。
今年はコロナのためにトライアスロン世界選手権には出れなかったが、本来ならば夏場はトライアスロンに集中するはずだった。
今シーズンは13レースを走っているが、グランツール出場で3週間持つのだろうか?
練習は、ロード引退後もイネオスの合宿には参加している。ロード練習はプロと一緒にしており実力は持っている。
どこまで走れるのか注目だ。
今回、ジロと日程がかぶっている事、10月18日のロンド・ファン・フラーンデレンにもメンバーを取られている。強力なメンバーとは言いずらい。
ユンボ・ヴィズマのメンバー
こちらがブエルタのメンバー
こちらは強力なメンバーだ。トム・デュムランとプリモシュ・ログリッチの二人でブエルタ制覇を狙う。
ジョージ・ベネットに強力なアシストであるセップ・クスがメンバーに入っている。トム・デュムランの調子がよくない場合には、ログリッチが連覇を狙う。
クリス・フルームとリチャル・カラパスはこの強力なライバルチームと戦わなくてはならない。
モビスターもアレハンドロ・バルベルデ、マルク・ソーラー、エンリク・マスと3人のリーダーを揃えてくる。地元なので力も入ることだろう。
イネオスのグランツール制覇は、ツールではベルナルの離脱。ジロではゲラント・トーマスを失い未勝利だ。最後のブエルタで総合優勝を狙うのもかなり厳しい戦いとなるだろう。
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