2022 ツアー・オブ・アルプスでは、Team DSMから出場し、ロマン・バルデの総合優勝をアシストしたテイメン・アレンスマン。
自らも総合3位に入る走りを見せていた。
今シーズンから、INEOS Grenadiersに移籍したテイメン・アレンスマン。今回のツアー・オブ・アルプスではエースナンバーを付けて登場。チームの期待を背負っての第1ステージだったのだけど。
しかし、結果は7分48秒遅れの66位と惨敗。これについてステージ優勝したテイオ・ゲイガンハートが擁護する。
突然の失速
上記の写真がテイメン・アレンスマンの状態を良く表している。ローレンス・デプルスの引くINEOS Grenadiersのトレインは強烈。
すでにテイメン・アレンスマンの顔は苦痛に歪んでいる。
テイメン・アレンスマンは、最後から2番目の2級山岳の登り始めまでは、トレインについていた。だが、残り14km付近からテイメン・アレンスマンは一気に遅れてしまう。
ここまでは、チームの最後のエースはテイメン・アレンスマンかテイオ・ゲイガンハートだったはず。
しかし、彼が落ちたことで、チームは作戦変更し、最後はテイオ・ゲイガンハートで勝負することに。結果は上々だったのだけど。
時間を与える
Proper team effort out there today at #TotA. Love it when a plan comes together!
In addition to @taogeoghegan taking the stage win, @PavelSivakov was also right up there in sixth place at the finish. pic.twitter.com/is1ldrinjP
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) April 17, 2023
これについてテイオ・ゲイガンハートがテイメン・アレンスマンを擁護するコメントを出している。
彼はその登山で長い間そこにいた。そして、お気に入りのグループのより多くのライダーと話をすると、レースは非常に高いレベルにあったと言うだろう。
私たちは皆、テイメンのレベルを知っている。彼は昨年、この大会でそれを示した。しかし、彼は今、新しいチームのために運転している。
新しいチームや異なる環境に適応するのは容易ではないことを覚えておく必要がある。彼はまだとても若いので、彼にその時間を与えなければならない。
彼はプロになってまだ 2年半しか経っていないが、同年代の選手としてはすでに素晴らしい実績を残している。しかし、チームとして我々は良い精神を示した。
2022ジロ・デ・イタリアでの逃げ。2022ブエルタ・ア・エスパーニャでのステージ優勝に総合8位。個人タイムトライヤルでも高い能力を示すテイメン・アレンスマン。
しかし、ここまでの2023年シーズンは、決して満足いけるものではないだろう。ジロ・デ・イタリアの暫定リストには入っているけれど、それはこれから走りにかかっているかもしれない。
第2ステージからは、アシストとしてチームのために働く。単なるスーパーアシストで終わるのか、シエラネバダでの高地トレーニングの成果はこれから出るかもしれない。
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