Jumbo-Vismaは、トム・デュムラン、プリモシュ・ログリッチ、ステェファン・クライスヴァイクをツール・ド・フランスに送りイエロージャージ獲得を目指す。
これによって、ジョージ・ベネットがジロ・デ・イタリアのラウンドリーダーとしての地位を証明するチャンスが巡ってきた。
完全に復帰出来るかが鍵
走るたびにあばら骨がビリビリと痛み、走りに集中出来なかった。29歳でもあり、これからのキャリアを考えれば今の時期に手術を行うのがベストと判断したようだ。
2020年への復帰に向けて走り出しているが、トム・デュムランが来てツール・ド・フランスに3人のリーダーが集中することになった。
これはによってベネットにもチャンスが巡ってきたと言っても良いだろう。
普通ならば、それぞれのグランドツアーに振り分ければ済む話だが、是が非でもイエロージャージが欲しいチームにとっては一人に絞らないのも作戦の一つだ。
ジョージ・ベネットは2016年のブエルタでは総合10位。2017年のツール・ド・フランスでは16ステージでリタイヤするまで総合12位だった。
そして、2018年のジロ・デ・イタリアでは総合8位と順調に成績を上げていたのだ。その後、あばら骨の痛みで走りに精彩をかくことになる。
ステェファン・クライスヴァイクと共に、チームのリーダー役を務めていたのに今ではアシストになってしまっている。
復活を期すには最高の舞台が転がり込んできたと言っても良いだろう。
ジョージ・ベネットをアシストするのは、アントマン・トルホークとクーン・ボウマンのクライマーが寄り添ってくれるはずだ。
2020ジロ・デ・イタリアのもう一つの目標
2020ジロは、ジョージ・ベネットの総合だけを狙ったチームではない。
ディラン・フルーネウェーヘンのジロでのスプリント勝利も狙うチーム編成だ。ディラン・フルーネウェーヘンの目標は全てのグランドツアーで勝利をあげること。
来年は、早くもディラン・フルーネウェーヘンの願いが叶い、初めてのジロ出場となる。昨年も15勝をあげたが、ワールドツアーでの優勝が少ない。他のトップスプリンターと比べてポイントが伸びないのもそのためだ。
ディラン・フルーネウェーヘンの2019年の勝利を見てみよう。
フラットなゴールスプリントならば、抜群の成績を収めることが出来る。今後はサバイバルなレース展開や、登りスプリントでも力を伸ばしたいところだ。
来シーズンは、ジロとブエルタに出場するので大きな勝利を獲得するチャンスをつかむことになる。
ジョージ・ベネットの活躍とあわせて、どれだけ勝利を積み重ねことが出来るのか。ディラン・フルーネウェーヘンも最強スプリンターの座をかけて戦うことになる。
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