100%の状態でなければジロ・デ・イタリアにはいかないといっていたGroupama – FDJのティボー・ピノ。
ティボー・ピノは、現在ツアー・オブ・アルプスを走っているが第4ステージを終了した時点で総合72位。
全くもって精彩を欠いている。どうやら背中の問題は解決していないようだ。
長引く背中のケガ
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ツアー・オブ・アルプスでは総合で23分遅れており、ジロ・デ・イタリアを目指すライダーとしては改善されていないと言わざるを得ない。
ジロ・デ・イタリアは、今年のティボー・ピノの主な目標だったが、長引く背中のケガにより、Groupama – FDJは計画を練り直さないといけなくなった。
すでに、ティボー・ピノの名前はジロのリストから消えている。予定レースもない。
ティボー・ピノの不運は、全て2020年ツール・ド・フランス第1ステージの落車から始まっている。
当然、ツールでは思うような走りは出来ず、続くブエルタでも後遺症のために第3ステージでリタイヤしてしまった。
この時に、注射で糖質コルチコイドを打っている。あくまで治療のためだ。
糖質コルチコイドとは
副腎皮質ホルモンの一つであり、タンパク質を糖化(糖に変換(脱アミノ基))して、血糖量を上昇させる。 また、グルカゴン、アドレナリンに対する許容作用がある。
引用 ウィッキペディア
腫れや痛みもとれるので軟膏などにも入っており、うっかりドーピングとなることもある。
ティボー・ピノは様々な治療の甲斐もなく、未だに回復できていない。
2019ツール・ド・フランスでは総合5位にいながら、膝のケガのためにリタイヤ。2020 クリテリウム・デュ・ドーフィネで総合2位となり、ツールに乗り込んだのに第1ステージから落車。
続くブエルタもリタイヤで全く良い状態に戻れていない。
今後、どうなるかはわからないが、シーズン後半のブエルタくらいでは元気な姿を見せて貰いたいものだ。
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