ベルギーのワンデイレース、エルフステッドロンデ。Elfstedenronde(1.1)
11の都市を回るレースという意味があり、プルージュの回りを大きく回って、6周回のローカルラップを回るコース。
このレースではジロ・デ・イタリアで失意のリタイヤをしてしまったレムコ・エヴェネプールが2週間振りにレースに復帰をする。
Deceuninck-Quick-Stepは1クラスのレースとは思えないほどの強力なメンバーで望むがレムコがベストな走りが出来ることはないかもしれない。
だが、マーク・カヴェンディシュと初めて一緒に出場するレースでもあり、ウルフパックとしての走りを期待してみたい。
ブルージュ~ブルージュ 193.1km

コースプロフィール photo elfstedenronde
レースはプルージュを大きく回り、レース後半は6周回のローカルラップでゴールに向かう。
問題はローカルラップにある20に及ぶ石畳のセクターだ。レムコ・エヴェネプールは苦戦するのではないかな。
最後は、スプリントになると予想されるが、各チームがどう動くのか注目しておきたい。
出場するワールドチームは
- Deceuninck-Quick-Step レムコ・エヴェネプール、マーク・カヴェンディシュ
- BORA-hansgrohe パスカル・アッカーマン
- Lotto Soudal フィリップ・ジルベール
- Team Jumbo-Visma ディラン・フルーネウェーヘン
- Intermarché-Wanty-Gobert ダニー・ファンポッペル
これにAlpecin-Fenixから前回2019年優勝のティム・メルリエも参加している。
スタート前

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様
Team Jumbo-Vismaはディラン・フルーネウェーヘンがゴールを狙う。

Alpecin-Fenixのティム・メルリエは連続優勝なるか?

フィリップ・ジルベールもスタートに並ぶ。

レムコ・エヴェネプールは、ジロから2週間ぶりのレースだ。

スタートからロットのライダーが一人で逃げだす。

マーク・カヴェンディシュは最初からサドルの高さを見て貰っている。なんでだ~。
逃げは8人

逃げているのは8人。
- Lars Loohuis
- Nathan Vandepitte
- Alex Colman
- Sven Burger
- James Fouché
- Elmar Reinders
- Thomas Denis.

集団はスプリントを狙うBORA-hansgrohe、Team Jumbo-Vismaがひく。レムコ・エヴェネプールも先頭付近にいる。

集団はレムコ・エヴェネプールが引いている。今日はアシストだ。

集団はロットが引く展開にかわる。マーク・カヴェンディシは5番手にいる。今日はスプリントしないのか?

クイックステップとロットの引きで、集団は割れている。後ろに取り残されたAlpecin-Fenixは全開で追走している。

逃げはタイム差10秒と一気に詰められてきた。これは捕まってしまう。

逃げは捕まってしまい振り出しにもどる。集団は割れたままだ。

残り38kmでようやく集団が一塊に。クイックステップはいつ仕掛けるかわからないので要注意だ。

少しでもまったりするとレムコ・エヴェネプールが揺さぶりをかける。今日は徹底的にアシストとして活躍している。

残り34.2kmでアタックがかかる。

それに一人が反応した。

二人ならばコントロール可能だから、すんなりと逃がして貰える。
- REYNDERS Jens (Sport Vlaanderen – Baloise)
- VAN DER LIJKE Nick (Riwal Cycling Team)

クイックステップが集団をコントロール。タイム差は10秒程度で泳がしている感じだ。

レムコ・エヴェネプールは仕事を終えた感じか?

二人は残り11.4kmで捕まる。グータッチして健闘を称えあう。

残り8.8kmではTeam DSMが引く。

残り5.6ikmではBORAがパスカル・アッカーマンのために先頭を固める。

集団は石畳の端を走っている。

ラスト1.7kmでロットが先頭。これはフィリップ・ジルベールか?

パンチスプリントで皆が追い込んでくる。Alpecin-Fenixは、マチュー・ファンデルプールの兄、ディヴィット・ファンデルプールが引いている。
ミケル・モルコフは後ろをみてマーク・カヴェンディシュを探しているぞ。

ティム・メルリエが、なんとジャスパー・フィリップセンのリードアウトをうけてスプリント開始!

ミケル・モルコフがティム・メルリエの後ろだ。パスカル・アッカーマンも上がってくる。マーク・カヴェンディシュはアンカーマンをまくりに入る。

さあ、マーク・カヴェンディシュがアンカーマンを抜いてゴールに向かう。
  
マーク・カヴェンディシュがまくったか~。ティム・メルリエは横を見ている。

あ~、どっちだ~。最後はマーク・カヴェンディシュのスピードが速かったが~。

あ~、マーク・カヴェンディシュ10cm届かず~。なんと、惜しい結果だ。ティム・メルリエのほうが良く身体が伸びてハンドルを投げている。
ほんの少しマーク・カヴェンディシュが届かなかった。しかし、マーク・カヴェンディシュがパスカル・アッカーマンをまくったのには驚いた。この結果は素晴らしいのではないかな。
ティム・メルリエは、
状況は正しくなければならず、今のところすべてがうまくいっている。満足するしかない。もう手遅れだと思っていたし、カヴェンディシュに追い抜かれていた。でもまだ残っていた。勝ててよかった~。
スプリントで間違った側にいた。フィリップセンと可能な限り左側にとどまることで合意した。少し風に巻き込まれすぎていたが、チームワークを終えることができて良かった。
ティム・メルリエは、ポジションが悪くてもしっかりと勝利するのだから、凄い選手だ。
まあ、同じ力を持つだろうジャスパー・フィリップセンが引いてくれたのだから、勝たないといけないですよね。
リザルト
| Rnk | Rider | Team | UCI | Pnt | Time | 
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | MERLIER Tim | Alpecin-Fenix | 125 | 75 | 4:16:30 | 
| 2 | CAVENDISH Mark | Deceuninck – Quick Step | 85 | 55 | ,, | 
| 3 | WEEMAES Sasha | Sport Vlaanderen – Baloise | 70 | 40 | ,, | 
| 4 | ACKERMANN Pascal | BORA – hansgrohe | 60 | 32 | ,, | 
| 5 | MØRKØV Michael | Deceuninck – Quick Step | 50 | 28 | ,, | 
| 6 | VAN POPPEL Danny | Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 40 | 24 | ,, | 
| 7 | MCLAY Daniel | Team Arkéa Samsic | 35 | 20 | ,, | 
| 8 | MOZZATO Luca | B&B Hotels p/b KTM | 30 | 18 | ,, | 
| 9 | WARLOP Jordi | Sport Vlaanderen – Baloise | 25 | 16 | ,, | 
| 10 | GROENEWEGEN Dylan | Team Jumbo-Visma | 20 | 14 | ,, | 

マーク・カヴェンディシュは、
レムコ・イヴェネポールがチームを率いてくれて光栄だ。
フィニッシュラインを通過したとき、自分が 2 位だとわかっていた。最後の数キロは本当に混沌としていた。ジャンボ・ヴィズマの1人のライダーが私をポジションから追い出す任務を負った。そのライダーはリーダーのディラン・フルーネウェーヘンの近くにいなかった。
チームとしてブロトンの真ん中にいた。道路のどちらかの側に座っていたらよかっただろうね。
最終的に、私はミケル・モルコフのホイールを失った。テイムにとっては今年6回目の勝利だ。彼は現在、最高のスプリンターだ。
私がフィニッシュ写真に写っていて、テイムが私の10メートル前にいなくて良かった(笑)。
少し、前に出るのが遅かったか。ミケル・モルコフと離れてしまったのがいけなかったですね。
 
  
  
  
  

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