ジロ・デ・イタリア第10ステージでは、BORA-hansgrohe全員の牽引により4級山岳前でスプリンターを追い落とすことに成功。
サガンは、見事にチームの期待に応えて勝利した。
ゴール手前18kmの2回目のスプリントポイントでは1位通過には3秒のボーナスタイムが与えられる。
当然、総合1位2位のベルナルとレムコはスプリントポイントで争うことに。
ただ、エガン・ベルナルは当初計画になく、スプリントはジャンニ・モスコン、ジョナタン・ナルバエスが狙う予定だったと。
1秒のタイム短縮
🛣️ Who says intermediate sprints are boring?
🛣️ Chi ha detto che gli sprint intermedi sono noiosi?#Giro pic.twitter.com/GoqjRftHwB
— Giro d’Italia (@giroditalia) May 17, 2021
クイックステップがレムコをつれてスプリントポイントで前にいた。それをフィリッポ・ガンナがエガン・ベルナルを引いて一気に抜き去る。
ベルナルは、ガンナについているだけならば足も使わなくてよいので楽だったというから凄い。
フィリッポ・ガンナがそのままスプリントポイントまで連れていくかと思われたが、レムコ・エヴェネプールは自らの足で埋め前に出る。
ここで、ベルナルがまくれないと見たジョナタン・ナルバエスがレムコを抜いた。
結果は
- ジョナタン・ナルバエス 3秒
- レムコ・エヴェネプール 2秒
- エガン・ベルナル 1秒
二人のタイム差は1秒縮まっただけに終わった。これが3秒縮まっていたら、結構影響していただろう。
ベルナルがレムコの投稿に答える
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レムコがインスタで、「今日は笑顔でいよう、明日は休みだから」と投稿。
すると、エガン・ベルナルが
「ヘイ、カポ、あなたにスプリントを勝ち取らせます🙄」
と返している。
まあ、二人共、この1秒なんて、この先の山岳ではあまり意味のないことは知っている。二人の戦いはこの先も続いていくが、ベルナルはレムコだけを相手にしているのではない。
第10ステージもゴール手前のマックス・カンター(Team DSM)の落車で、本当はタイム差がついていた。
当初の報道では、アレクサンドル・ウラソフが1秒差で、総合2位となっていたのだから。何が起こるか分からないのがレースの世界だ。
まさか、この1秒が最後の明暗を分けるとは思えないけど。どうでしょうね。
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