トム・デュムランの2019年シーズンは波乱だった。
ジロ・デ・イタリアでの膝のケガにより、2度の手術。ツール・ド・フランスを欠場。今シーズンでのレース復帰はなくなった。
そして、チームとの確執からSumwebから去ることになってしまう。
トム・デュムランが2020年シーズンの目標をインタビューによって語っている。
Tour de Dumoulinでのインタビュー
5日前の情報では、トム・デュムランの膝の調子は完全ではなかった。
1日に2~3時間のライドで、その2週間前にはハードに乗ると、膝の腱が炎症を起こしてしまい2日連続で乗ることが出来ないという状態。
トム・デュムランは、10月6日に開催された自身の主催するTour de Dumoulinでインタビューに答えている。
私の膝は非常に良くなってきた。
土曜日にヨス・ファン・エムデン(Team Jumbo-Visma) と一緒に4時間サイクリングしたんだ。
再び調子が戻ってきているように感じるよ。10月末までトレーニングを続けるつもりだ。
かなり、膝の状態が回復しているようで安心しました。
11月の初めから休暇して、それから新しいシーズンに向けて準備を始める。
医師にも、膝は順調に回復して、二度と悪くなることないだろうと言われているんだ。
かなり時間をかけて治療に専念したのが良かったようですね。
これが無理をしてレースに出ていたりすると更に悪化して、長引かせていたかもしれないので正解でしたね。
ワウト・ファンアールトから双方向に学ぶ
来年シーズン、トム・デュムランは、Jumbo-Vismaに移籍する。
Jumbo-Vismaではリーダーとなるライダーが多数いることについてどう思っている?
Sunwebで、唯一のリーダーになるのは難しいことを経験した。
体調が悪くなったり、ケガしたりすれば、Jumbo-Vismaではいつでも私から引き継ぐことができる別のリーダーがいるが、Sumwebではそうではなかった。
風邪を引いただけでも、随分とチームから言われたからね。
複数のリーダーでスタートする場合、最高のポジションにいるライダーのカードを引きよせる。イネオスは何年もそうしてきているだろ。
Jumbo-Vismaでは、ワウト・ファンアールトがチームメイトになることについて。
彼と一緒に乗ることを本当に楽しみにしている。しかし、彼には最初に乗り方を教えなければならない。
とデュムランは笑う。
私は彼から多くを学ぶことができ、彼も私から学ぶことができると思う。そうすれば、本当にお互いにハッピーになれるだろ。
ツール・ド・フランスと東京の間はほとんどない
Thanks for having me @laurenstendam @LtDGravelRaid! Only did the morning ride today, but it was enough to make me tired and dirty 😬. Now on to watching @AvVleuten smashing it @Yorkshire2019! Go go go!!! pic.twitter.com/DyAafoXZNg
— Tom Dumoulin (@tom_dumoulin) September 28, 2019
来シーズンの目標は何ですか?
ツール・ド・フランスのコースが自分に合っていれば、自分で対処できる。
Jumbo-Vismaは、私にフランスでのスタートを望んでいることを示唆しています。
とデュムランは言う。
つまりチームのツールでのエースはデュムランが努めることが決定している。そうなるとプリモシュ・ログリッチはジロかブエルタを狙うことになるだろう。
あくまでデュムランの目標はジロではなくてツールだ。
ツールとオリンピックの間には、ほとんど時間がない。
これは最も理想的なシナリオではありませんが、ツールとオリンピックを組み合わせることができると確信している。
デュムランの2020年の最初の主要目標であるツール・ド・フランスは7月19日に終了し、東京オリンピックは5日後に始まる。
男子ロードレースは7月25日に予定され、タイムトライアルは7月29日に予定されている。
トム・デュムランには、来シーズンは今シーズンの鬱憤を晴らして是非挽回して欲しい。
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