ベネルクスツアーで総合優勝が期待されていたレムコ・エヴェネプール(Deceuninck-Quick-Step)。
4日前の8月26日、オーベレルエイセでは、60kmの奇跡的な独走で勝利。これは途中の火事が良い方向に。
2日前の8月28日、ブリュッセルクラシックでも、逃げ切り勝利。これはコースミスに助けられた。
二つのレースで、運の良さも手伝って勝利を収めていたが、ベネルクスツアーでは、2つの不運に見舞われてしまう。
一つ目の不運
It’s the shake of the head by the mechanic at the end for me pic.twitter.com/kUSjDf01Nb
— Xylon van Eyck (@XylonVE) August 30, 2021
風に分断された集団の先頭グループにいたレムコ・エヴェネプール。チームメイトは、カスパー・アスグリーン、アルバロホセ・ホッジと3人いたので、集団ゴールすれば同タイムとなるはずだった。
だが、レムコは、残り29kmで突然止まってしまう。前輪のスボークが複数折れた為だ。
ここで、ホイールを交換してくれたのは、Shimanoのニュートラルサービス。チームカーは、集団を追いこすことが許可されていなかったためだ。
当初は、間違って後輪を持って走ってきて、あわてて、前輪を取りに戻る。もう、レムコはイライラして怒りが爆発寸前。
結局、第2集団は通りすぎて、なんとか第3集団に乗ることが出来た。
ゴール後に判明
Crazy first stage of @beneluxtour, and in all the action emotions can run high… tomorrow’s a new day and a time trial! Let’s go for it 🤟🏼🐺 #TheWolfpack
Photo: @gettysport pic.twitter.com/CWP2Diaal0— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) August 30, 2021
ゴール直後、レムコはAlpecin-Fenixの、ジャンニ・フェルメルシュにつめよる。
先頭グループの中にいて、あなたは斜めに入ってきた。逃げないで、自分の間違いを認めるべきだ。今度は私の顔を見て笑うのか?
ジャンニ・フェルメルシュがレムコの前を斜めに走ったために、前輪にぶつかったのがスボークが折れた原因だった。
上記の写真を見ても、二人は近くにいて先頭交代に加わっている。
実は、二人は、9月12日のヨーロッパ選手権に同じベルギーチームで参加する。仲直りをしておかないと、いけないのではないかな。
結局、レムコは、これまでの運の良さを全部帳消しとなる二重の不運で、57秒遅れとなってしまった。
これがなければ、総合優勝は固かったと思うけど。まあ、これもレースだ。楽あれば苦もありということか。
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