今シーズン初めてのシクロクロスに出場したワウト・ファンアールト。
スタート位置は前から3列目。開始早々マチュー・ファンデルプールの後ろのポジションまで上がった。だが、追い上げで3位に上がった時に痛恨のパンク。
これがなければ表彰台だっただけに残念。
このスポーツは厳しい
Magical Mathieu ✨🪄
Mathieu van der Poel dominates the Antwerp World Cup despite a rear wheel puncture in the closing laps.
Wout van Aert, on his return to Cross, finishes seventh 🙌 pic.twitter.com/69SfXxjM59
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) December 20, 2025
ワウト・ファンアールトは7位でゴール。その後インタビューに答えている。
優勝したマチューから3分ほど遅れてのフィニッシュでした。久しぶりのシクロクロス初戦、終わってみてどうでしたか? やはり苦しかったですか?
そうですね……まあ、感覚自体は悪くなかった。表彰台に上がるチャンスは十分にあったと思う。 ただ、パンクがなければの話だが。 スタートはうまくいった。
かなり素早く前に上がれたと思う。外側にスペースが開くだろうと予想して突っ込んだら、その通りになった。砂セクションに入るところで良い位置につけたが、そこでかなり息が上がってしまって……。
マチューがすぐに前に出てペースを上げたとき、ついていかなければと頭では分かっていたが、脚がついていかなった。だから優勝争いには参加できなかったが、表彰台争いには加わっていたはずだ。
パンクが2位・3位争いのチャンスを完全に潰してしまったということでしょうか?
ええ、本当にそう思う。 ローレンス・ウィークが僕らから少し抜け出したタイミングで、僕は3位争いの集団から少しリードを奪えていたと思う。
それがレースというものだが、あの瞬間、僕は追走グループの中でも脚がある方だと感じていた。 だから表彰台は狙える範囲内にあったし、それこそが僕が期待していた結果だった。
レース前は「初戦はいつも手探りだ」と言っていましたが、実際に1時間走ってみて、今の感触はどうですか?
脚の状態は良いね。期待していた通りのレベルにはあると思う。 テクニックに関しては、まだ改善の余地がある。砂区間であまりうまく走れない周回が多かったので。
これから数週間、たくさんのレースを走る中でそのあたりを修正していきたい。でも、スタートとしては合格点だと思う。
ここアントワープの雰囲気は楽しめましたか?
もちろん。シーズンの初戦としては最高の場所で、雰囲気も素晴らしかった。 それに、たとえ少し苦しくても、前の方でレースができればいつだって楽しいものだから。
昨年と比べて、レース展開などに違いは感じましたか?
今回は初戦でしたが、普段ならレース後半になるとみんなそれぞれの定位置に落ち着いて、僕はそこから浮上していく感じなんだ。でも今は、後半になっても失速しない選手がたくさんいると感じた。レースが簡単になっているわけではないね。
モラルは維持できていますか?
ええ。このレースが僕をまた一段階強くしてくれると確信している。こういう高強度のインターバルはトレーニングでは全くやっていまなかったから。
この数週間、レースに出続ける目的はまさにそこにある。
昨年よりもコンディションが良いと考えていたようですが、実際にそれを感じましたか?
間違いなくそうですね。加速のキレもトレーニングの段階からずっと良かったし、何より精神的に解放されている。
昨年はまだリハビリの途中で、『膝がまた痛まないだろうか』といつも不安を抱えながら走っていた。でも今はそういう心配が一切ない。だから、はるかに快適に走れている。




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