第4戦をワールドカップリーダーで迎えたティボー・ネイス。
ここまでのポイントは
- ティボー・ネイス 80pts 第1・2戦 優勝(第3戦は欠場)
- ローレンス・ウィーク 76pts
- ヨリス・ニューウェンハイス 75pts
- マイケル・ファントーレンハウト 68pts 第3戦優勝
ワールドカップリーダーは目指していないというけれど、ここまで好調だと周囲も期待してしまう。
ただ、スタート前に日曜日のコクサイデは欠場と発表があり、この日も絶好調とは言えない状態に見えた。
背中に痛み
“Pela primeira vez esta época, tive dores nas costas” Thibau Nys com prestação apagada na Taça do Mundo em Antuérpia #ciclismo #ciclocrosse #btt https://t.co/oS8kqZcWgi
— CiclismoAtual (@ciclismoatual) December 20, 2025
今シーズンのシクロクロス界を席巻してきた若きスター、ティボー・ネイス(Baloise Trek Lions)。
第4戦のスタートまで8戦走って4回の優勝。しかも第3戦ナミュールではマチュー・ファンデルプールと競い合って最後の落車があったために9秒差の2位。
アントワープは、苦手な砂のコースとはいえ期待された。だが、まさかの失速。 優勝したマチュー・ファンデルプールから遅れること2分以上、順位は23位。これまで表彰台の常連だった彼にとっては、大敗と言わざるを得ない結果となった。
監督や父親のスヴェン・ネイスは敗因の一つとして身体的な不調を示唆した。
「彼はレース中、少し背中の痛みを訴えていたようだ。だが、それ以上にスタートの失敗で気持ちが切れてしまい、頭が下がってしまったのが大きい。」
また、この年齢で、このコンディションで3連戦を強行するのは自殺行為だと判断し、年末年始の過密スケジュール全体を見据えて、一度リセットする選択をしている。
Coupe du Monde – Thibau Nys : “J’ai eu mal au dos, il va falloir examiner ça” #CXWorldCup #cx #cyclocross #Nys #VanDerPoel https://t.co/4MNSgzFKgU
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) December 20, 2025
ティボー・ネイスはスタート前に、「ここで何か成果が出るかどうか?それは、分かないがが、流れを変えるためにできることはすべてやります。」と言っていた。だが、ゴール後には
ティボー・ネイスのコメント
スタートをミスしてしまい、レースに復帰するだけのパワーが残っていなかった。もしスムーズにいかなければ、難しいだろう。
今シーズン初めて背中に痛みが出た。診てもらわないといけない。レースはとっくに終わっていたけれど、砂の中で何か前向きなことを見つけようと、自分自身に挑戦しようとした。
でも、自分自身とぶつかり続けていたんだ。完走したかったけれど、自分にできることはあまりないと悟った。こんな日は久しぶりだった。それはいいことではないが、それも事実だ。
ティボー・ネイスは、スーパープレスティージュ2023-2024第3戦ニールでも背中の痛みのために走れなくなり歩いている。父スヴェン・ネイス自身も現役時代、背中の痛みを防ぐために体幹を誰よりも重要視していた。
ティボー・ネイスも体幹トレーニングには時間をさいているが、それでもシクロクロスの爆発的な走りは負荷が高い。
クリスマス週間から年末年始に向けてレーススケジュールが厳しいので、ここはコンディションを整える時だ。逆に無理して背中の痛みが長引くとロードシーズンまで響いてしまう。
ジロ・デ・イタリア出場も伝えられており、無理は禁物だ。




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