2024 ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージ　あ～タデイ・ポガチャル

第1ステージは、タデイ・ポガチャルが回りを見すぎてしまい先行するニック・シュルツを追い込むのに遅れた。

2倍のスピードでゴールに向かったけれど、あまりも差が付きすぎていた。チームメイトのジョアン・アルメイダとマルク・ソレルも足を使っており追うことができなかったのも痛かった。

さて、第2ステージはスキーリゾートに至る登りゴール。総合勢の顔ぶれが上位に並びそうだ。

 

第2ステージ  マタロ～バルテル 165.4km (186.5 km

 

第2ステージの決戦の地は、バルテル2000スキー場に至る山岳ステージ。ステージ後半からずっと登っており、長い登坂で集団は間違いなく絞られていく。

ここで総合勢の争いが勃発するのは間違いない。注目はどこでタデイ・ポガチャルが爆走を始めるかだ。

 

1. スプリントポイント　Girona
2. スプリントポイント　Olot
3. 1級山岳　Coll de Coubet   9.6km・5.2%
4. スプリントポイント　Camprodon
5. 超級山岳　バルテル 11.4km・7.6%

 

スタート前

第2ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ニック・シュルツ　Israel – Premier Tech
• ポイント賞　ミケル・ビスカラ　Euskaltel – Euskadi
• 山岳賞　ケニー・エリッソンド　Lidl – Trek
• 新人賞　アクセル・ローランス　Alpecin-Deceuninck

 

タデイ・ポガチャルのコメント

ある意味、Israel – Premier Techがリーダージャージを持っているのはいいことだ。彼らがジャージを守り、レースをコントロールし、決勝までリーダーとして走ってくれることを願っている。

しかし最後の登りでは、自分たちに何ができるのか、選手たちの強さを確認し、差をつけなければならない。

オープニングステージでは、ニック・シュルツに追いつきそうになったが、わずかに及びませんでしたね。

とてもいい走りだった。いいプランがあったし、チームワークも良かった。残念ながら、ジェイ・ヴァインの調子が良くなかったので、早くもライダーを失ってしまった。

 

第2ステージDNSは

Team Visma | Lease a Bikeの元軍人、バート・レンメンが鎖骨骨折でDNS。ツアーダウンアンダー総合5位、UAEツアー総合10位と成績を残していただけに残念。

 

Lotto Dstnyのマキシム・ファンジルスも落車で手首を痛めてリタイヤ。

 

UAE Team Emiratesのジェイ・ヴァインは胃腸不良でDNS。

 

6人の逃げ

タデイ・ポガチャルがドメン・ノヴァクと共にアタックしたけれど、5kmで捕まる。

1. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck
2. ケヴィン・コレオーニ　Intermarché – Wanty
3. サミュエル・フェルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA
4. アレックス・ハイメ　Equipo Kern Pharma
5. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi
6. ジャンバルジャムツ・サインバヤル　Burgos-BH

 

スプリントポイント　Girona

ポイント獲得順位は

1. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi　3ポイント・3秒
2. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck　2ポイント・2秒
3. ケヴィン・コレオーニ　Intermarché – Wanty　1ポイント・1秒

 

スプリントポイント　Olot

ポイント獲得順位は

1. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi　3ポイント・3秒
2. ケヴィン・コレオーニ　Intermarché – Wanty　2ポイント・2秒
3. サミュエル・フェルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA　1ポイント・1秒

 

1級山岳　Coll de Coubet   9.6km・5.2%

先頭が完全にばらける。Alpecin-Deceuninckのジミー・ヤンセンスが先行。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いている。タイム差は2分40秒まで縮まってきた。

 

先頭は二人に。

1. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck
2. サミュエル・フェルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA

 

先頭が1級山岳を通過。

1. サミュエル・フェルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA　10ポイント
2. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck　8ポイント
3. ジャンバルジャムツ・サインバヤル　Burgos-BH　6ポイント
4. シャビエル・イササ　Euskaltel – Euskadi　4ポイント
5. ケヴィン・コレオーニ　Intermarché – Wanty　2ポイント
6. アレックス・ハイメ　Equipo Kern Pharma　1ポイント

 

UAE Team Emiratesが前で下る。逃げていたケヴィン・コレオーニを抜いていく。

 

タデイ・ポガチャルが単独で下ってしまい、慌ててチームメイトが追いつく。

 

ジミー・ヤンセンスがおいついて先頭は再び二人に。残り35.8kmで2分5秒差。

 

先頭ジミー・ヤンセンスが補給中。

 

雨は一時止んでいたのだけど、また降り出している。

 

スプリントポイント　Camprodon

ポイント獲得順位は

1. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck　3ポイント・3秒
2. サミュエル・フェルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA　2ポイント・2秒
3. フェリックス・グロスチャートナー　UAE Team Emirates　1ポイント・1秒

 

ジミー・ヤンセンスが単独となった。

 

残り15.4km。逃げていたCaja Rural – Seguros RGAのサミュエル・フェルナンデスを吸収していく。

 

残り12.8kmで2分2秒差に。

 

超級山岳　バルテル 11.4km・7.6%

集団が最後の山岳に入る。ジミー・ヤンセンスとのタイム差は、1分9秒に。

 

落車で、集団が少し割れてしまう。

•  マシュー・リシテッロ (Israel – Premier Tech)
•  ロレンツォ・フォルトゥナート (Astana Qazaqstan Team)

 

タデイ・ポガチャルが、残り6kmからアタック!

 

あっという間に独走態勢になっている。ヘリコプターからの映像だけなので、わかりにくい。

 

雨でカメラ映像が中々入ってこない。すでに集団は割れている。8人が追走に。

 

雨で映像が入らない。

 

追走からミケル・ランダがアタック。3人が先行。

1. ミケル・ランダ　Soudal – Quick Step
2. レニー・マルティネス　Groupama – FDJ
3. アレクサンドル・ウラソフ　Astana Qazaqstan Team

 

固定カメラしか映像がうまく入ってこない。

 

豆粒でタデイ・ポガチャルが見える。すでに35秒のリード。

 

やっと映った。エガン・ベルナルが追いついている。

 

Groupama – FDJの、レニー・マルティネスがアタック。

 

ミケル・ランダがすぐに反応して連れ戻す。

 

今度はミケル・ランダがアタック。

 

ミケル・ランダをフォローできるのはアレクサンドル・ウラソフだけだ。

 

2位争いは二人に絞られた。ミケル・ランダがずっと引いている。

 

タデイ・ポガチャルがようやく見えてきた。

 

タデイ・ポガチャルが大きく後方を引き離してゴールへ。

 

タデイ・ポガチャルは、ゴール手前6kmからアタックして勝利。

 

しかし、まったく映像が入ってこなかったのは少し残念。

 

これで、タデイ・ポガチャルは、リーダージャージに袖を通すことになる。今シーズンの2勝目。4レース走って3位以下はない。

 

ミケル・ランダが、最後のスパート。

 

ミケル・ランダは、1分22秒遅れで2位。アレクサンドル・ウラソフが続いた。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

とてもいい天気で、まるで夏のようでした。でも、雲行きが怪しくなってきた。残念なことに、最後の登りで雨が降り始めたんだ。

天候はとても厳しかった。それもすぐに感じる。でも、この勝利にはとても満足している。

レース序盤にアタックしてましたね。

スタート時のアタックは、ドメン・ノヴァクにとって面白い瞬間だった。そして最後から2番目の下りでは、快適に走れた。自分のペースで走っただけ。他に特別なことは何もなかった。

 

2位のミケル・ランダのコメント

特にしばらくレースをしていなかったので、とても満足している。1日1日を大切に過ごしたいと思っていたが、予想以上に良かった。

今日は本当に寒かった。決勝では手に問題があった。明らかにポガチャルが一番強い。もちろん、ステージ優勝して表彰台に上がりたい。でも大事なのは、一日一日を大切にすることだ。

 

第2ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞