Scopeから発売されたArtechホイールはとても革新的。
これまでエアロを追求してジャージなどに、突起物がついたりしていたけれど、ScopeのArtechホイールには魚のうろこのようなデザインが施されている。
Scopeは、このホイールがサイクリング業界に革命をもたらすと書いている。
Scope Artech
Scope Artech Evolution. Revolution. from Scope Cycling on Vimeo.
もっとも目を引くのはリム表面のうろこ柄だ。
Scopeによると、リム形状を決定するために、アルゴリズム強化エアロダイナミクス技術(AEA)を使用したという。
これにより、特許出願中のエアロスケールリム表面デザインを使用するだけでなく、最も空気力学的で安定したホイールを開発することができたとブランドは主張している。
AEAは2017年にデルフト工科大学と初めて開発されたもので、2Dベースだったが、バイク全体を最適化に含める3Dベースにアルゴリズムを進化させたという。
最適なリムプロファイルが定義されると、Scopeは表面構造の世界に目を向け、魚が水中を移動する際に抵抗を減らす魚の鱗について学んだと主張する。
このブランドは、鱗が空気抵抗を減らすのに役立つと考えた。これは航空宇宙産業でのテストに成功したものだ。
エアロスケールが、気流を安定させ、空気抵抗を減少させると主張している。
ホイールは、3つの異なる風洞でテストされている。ドイツのGST、イギリスのSSEハブ、そしてアメリカのA2だ。彼らは、Artech 6ホイールが市場で最も速く、最も横風に安定したホイールであると主張している。
詳しい技術資料は下記の公式サイトにグラフ付きで掲載されている。
View this post on Instagram
Artechホイールシリーズは4種類で展開される。
- ロード Artech 2、4、6
- オールロード Artech 2.A、4.A、6.A
- グラベル 近日公開
- トライアスロン 近日公開
Artech 2、4、6モデルがロードコレクションを構成する。Artech 2は28mm径のフック付きクリンチャーで、23mmの内部リム幅を備え、重量は965g。
世界最軽量のディスクブレーキホイールセットのひとつとなる。
Artech 4は、リム高さ45mm、内部リム幅23mmで1,120g。Artech 6はリム高さ65mmで1,244g。どれも超軽量だ。
オールロード・コレクションの2.A、4.A、6.Aモデルは、よく似たスペックだが、より大容量のタイヤに対応するため、より広い内幅のリムを使用しており、結果として若干重くなっている。
すべての主要フリーハブ規格に対応し、セラミックスピードベアリングのアップグレードオプションも用意されている。
Artechシリーズのハブシェルは、航空宇宙やF1産業で使用されている合金素材であるScalmalloyからドイツで3Dプリントされている。
ダイヤモンドSLハブラチェットもチタン製となり、「ダイヤモンド・ライク・カーボン・コーティング」が施されている。
ホイールのスポークはUDカーボン素材から製造され、内部ニップルと2:1のスポークパターンを採用し、スポークの張力を均等にする。
最軽量のArtech 2の仕様
- リム高さ : 22mm
- リム内部幅 : 23mm
- リム外部幅 : 28mm
- チューブレスレディ
- 最適タイヤ幅 : 28mm
- 適合タイヤ幅 : 25~71mm
- ハブ : Artech 3Dプリント
- スポーク数 : フロント18・リア24
- スポークタイプ : カーボンライト エアロスポーク
- 重量 : 965g
- 価格 : € 3.998,00(約60万円)
30日間の無料トライヤル、永久クラッシュ交換、生涯保証がついており全世界送料無料となっている。
コメント