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シクロクロスワールドカップ2023-2024第6戦フラマンヴィル 滑りやすいコースを制したのは?

海外情報
Photo credit: jeanguyane on VisualHunt
この記事は約17分で読めます。

フランスのフラマンヴィルで開催されるシクロクロスワールドカップ第6戦。女子エリートのリーダーであるセイリン・アラマバードは、病気のために出場していない。

 

女子のランキング

1.  セイリン・アラマバード – 165 ポイント
2.  ゾーイ・バクステッド – 102ポイント
3.  ルシンダ・ブランド 95ポイント
4. インゲ・ファンデルヘイデン – 93 ポイント
5. レオニー・ベントフェルト – 84 ポイント

 

男子ランキング

1. エリ・イーゼルビット– 147ポイント
2. ピム・ロンハール 128ポイント
3. ラース・ファンデルハール– 121 ポイント
4. ローレンス・スウィーク 100ポイント
5. ティボー・ネイス– 98 ポイント

 

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第6戦フラマンヴィル

コースマップ photo uci

 

フラマンヴィルの村の人口は1800人弱で、ノルマンディーの西海岸、コタンタン半島の真ん中にある。

コースは、シャトードフラマンヴィルの敷地内で行われる。2021年はコロナで開催はなく、2018年まではC2クラスの大会だった。

コースの特別な部分は、ライダーが2つの壁を通過できるようにする二重橋。スタントパイロットはダブルジャンプを楽しむかも。

全体的に高速なコースだが、今日は泥で滑りやすくなっている。ゴールは少し登っている。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

女子エリートのスタート。

 

最初のスタートダッシュでは、マリン・シュライバーがトップでフィールドに。

 

これは高速な展開となりそう。

 

後方で落車が。

 

階段を登る。

 

マリン・シュライバーが再びトップに。ルシンダ・ブランドは3番手に上がってきた。

 

マリン・シュライバーの後ろは、団子状態。

 

マリン・シュライバーにデニス・ベッセマが追いつく。

 

マリン・シュライバーが好調。

 

残り4周

5秒差をつけてマリン・シュライバーがトップで通過。2位はデニス・ベッセマ。

 

ルシンダ・ブランドが2位に上がった。

 

2周目で皆バイク交換に。

 

ルシンダ・ブランドが4秒差に。

 

あっと、マリン・シュライバーが滑ってしまう。

 

これでルシンダ・ブランドが追いつく。

 

登りで、ルシンダ・ブランドが前に。

 

ルシンダ・ブランドは、みるみるうちにリードを広げていく。

 

マリン・シュライバーは、7秒差に。後ろからアンネマリー・ワーストが迫る。

 

残り3周

マリン・シュライバーは14秒差、アンネマリー・ワーストは21秒差で通過。

 

今日は、ワールドカップリーダーのセイリン・アラマバードも病気でおらず、ルシンダ・ブランドを脅かすライダーはいそうもない。ヤングトリオの一角シリン・ファンアンローイは13位当たり。

 

マリン・シュライバーは、後続に追いつかれそう。

 

これは派手な落車。カナダのマガリ・ロシェット。

 

残り2周

3位のレオニー・ベントベルドは30秒差で通過。

 

ベルギー王者のサンヌ・カントはコーナーで落車。ブレーキフードが曲がってしまう。その後、リタイヤ。鎖骨が折れたのかも。

 

2位争いは二人となりそう。デニス・ベッセマは遅れている。

 

マリン・シュライバーは、なんとか2位をキープして走っている。

 

残り1周

2位争いは5秒差でまだ決着がつかない。

 

ルシンダ・ブランドが単独でゴールに向かう。

 

最後のバイク交換に。

 

マリン・シュライバーは、レオニー・ベントベルドを7秒引き離した。

 

レース前インタビューで、自らディーゼルエンジンと言っていたシリン・ファンアンローイは、5位まで上がってきた。

 

ルシンダ・ブランドが見事に独走勝利。ダブリンでの勝利から1週間で連勝。シーズンインが遅れたけれど、エンジンがかかってきた感じだ。

 

マリン・シュライバーは、20歳のルクセンブルク王者。スタートからトップを走っており好調だった。ワールドカップの表彰台は今シーズン初めて。

 

レオニー・ベントベルドは19歳のオランダ人。大喜びでゴールラインを駆け抜けた。先輩のデニス・ベッセマを置き去りにしての表彰台獲得はチームにとっても大きな出来事だろう。

 

リザルト

ルシンダ・ブランドのコメント

今日は先週ほど良い気分ではなかったが、それでも十分に良かった。ペダルを外してしまった。途中で小さなミスもたくさんした。

スタートがうまくいかなかったので、我慢しなければならないことはわかっていた。幸いなことに、かなり早く再びステップアップすることができた。

危険な下りで危うく落車しそうになってましたね。

理想のトラックが深いグルーヴになった。何度かうまくいったが、一度だけうまくいかなかった。

ペダルに石が入ってしまったようだ。ほとんど失敗に終わり、さらに悪化する可能性もあったけど、幸いなことにすべてうまくいった。

ワールドカップリーダーまで30ポイント差となりましたね。

それはいいことだが、まずはクリスマス期間に様子を見てみるつもりだ。

 

2位のマリン・シュライバーのコメント

本当に信じられないことだよ。いつか表彰台に上がることが確かに目標だった。すべてが計画通りに進んだ。本当にとても嬉しい。

昨シーズン、最初にフィールドに入ることが多かったが、その後姿を消すことが多かった。しかし、今季はそれがかなり少ない。秘密は何ですか?

自分のペースで走ることが重要だった。ルシンダについていくことができず、最初の2周でさらにいくつかミスをしたが、なんとか2位を維持することができた。

今日は少しゆっくりスタートした。私はスターティングブロックからすぐに抜け出すことがよくあった。今では、速くスタートした後は少し速度を落とせばよいことに気づいた。

決勝に向けてエネルギーを残しておきたい。

今後数週間のうちにこのフィールドで名誉ある勝利を目指しているのだろうか?

安定したシーズンを送れることを願うばかりだ。ワールドカップはまだ続くが、それには時間がかかるだろう。

 

3位のレオニー・ベントベルドのコメント

これはエリート女子の中での初の表彰台でしたね。

これはとても驚くべきことだ。こんなことを夢見ていたが、まったく予想していなかった。今日はとても強いと感じた。

1年前、私はここフラマンヴィルで行われたジュニアワールドカップで総合優勝を果たした。だから、この場所には良い思い出がある。コースは自分に合っていて、このクロスを本当に楽しみにしていた。それは非常にうまくいった。

2位も視野に入れていましたか?

3周目にシュライバーに着いたが、3位には満足しすぎた。U23ワールドカップではリーダージャージも着ていたので、少し安全に乗りすぎていたかもしれない。

また、クロスの最中に、困難なシーズン前半を終えてスペインで1週間過ごす準備ができていることに気づいた。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 40 0:50:05
2
 SCHREIBER Marie
Team SD Worx 30 0:20
3
 BENTVELD Leonie
Pauwels Sauzen – Bingoal 25 0:30
4
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 22 0:45
5
 VAN ANROOIJ Shirin
Baloise Trek Lions 21 0:55
6
 WORST Annemarie
Cyclocross Reds 20 0:58
7
 BAKKER Manon
Crelan – Corendon 19 0:59
8
 VAN DER HEIJDEN Inge
Crelan – Corendon 18 1:17
9
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 17 1:21
10
 FOUQUENET Amandine
Arkéa Pro Cycling Team 16 1:29
11
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster – Bonache 15 1:35
12
 ROCHETTE Maghalie
  14 1:40
13
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 13 1:57
14
 FRANCK Alicia
De Ceuster – Bonache 12 2:09
15
 VIDON Amandine
Team Fima – RDV Bikeshop Alian 11 2:21
16
 MCGILL Sidney
  10 3:04
17
 MORICHON Anais
  9 3:13
18
 BARONI Francesca
Hubo – Remotive 8 3:24
19
 MOLENGRAAF Lauren
Circus – Reuz – Technord 7 3:28
20
 GONZALEZ Lucia
Nesta – MMR CX Team 6 3:33
21
 PEETERS Jinse
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 5 3:36
22
 DURAFFOURG Lauriane
AS Bike Racing 4 3:38
23
 BROUWERS Julie
Circus – Reuz – Technord 3 4:34
24
 CLAUZEL Perrine
AS Bike Racing 2 4:44
25
 VERHOEVEN Suzanne
De Ceuster – Bonache 1 4:57
26
 GALLEZOT Electa
Sebmotobikes CX Team   5:12
27
 HURTELOUP Adèle
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT   5:16
28
 VAN SINAEY Xaydée
Crelan – Corendon   5:21
29
 RODRIGUEZ Sofia
Nesta – MMR CX Team   5:26
30
 BAELE Lotte
De Ceuster – Bonache   5:30

 

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男子エリート

男子エリートのスタート。

 

猛烈な勢いでフィールドに。先頭はケビン・クーン。

 

ケビン・クーン、ニルス・ファンデプッテと続く。

 

エリ・イーゼルビットは、かなり後方にいる。

 

ケビン・クーンが、かなり好調な感じだ。

 

2番手にピム・ロンハールが上がっている。

 

残り6周

ロードのように連なっている。

 

女子のサンヌ・カントが落車したコーナーで、ヨリス・ニューウェンハイスも落車してしまう。

 

ピム・ロンハールとケビン・クーンが先頭争い。

 

ピム・ロンハールが少しリードを広げる。

 

ピム・ロンハールの後ろにライダーの姿がみえなくなった。9秒差。

 

残り5周

エリ・イーゼルビットが、ようやく2位に。

 

バイク交換。3番手にヨリス・ニューウェンハイスが上がってきた。

 

2位グループはエリ・イーゼルビット、ヨリス・ニューウェンハイス、ラース・ファンデルハールに。

 

ティボー・ネイスは、絡んでしまって落車。

 

残り4周

2位グループは14秒差で通過。

 

ピム・ロンハールは15秒のリードとなる。

 

コース上にアヒルが乱入している。

 

エリ・イーゼルビットが2位グループから抜け出しをはかっている。

 

残り3周

エリ・イーゼルビットが7秒差で通過。先頭に近づいている。単独の2位だ。

 

エリ・イーゼルビットがピム・ロンハールの背後に。

 

あっと、ピム・ロンハールが落車しそうになりバイクから降りてしまった。このチャンスをエリ・イーゼルビットが逃すはずがない。

 

エリ・イーゼルビットがスパートだ。

 

ピム・ロンハールが粘る。再び追い付いた。

 

二人はボクシング状態に。

 

残り2周

どこで二人の決着がつくだろうか。

 

またも、エリがスパート。

 

エリ・イーゼルビットが5秒のリードにかわる。

 

ピム・ロンハールは13秒差に後退。7秒差で、ラース・ファンデルハールが追い上げている。

 

ラース・ファンデルハールが、ピム・ロンハールに追いついた。

 

残り1周

フニッシュラインの前で、ラース・ファンデルハールが前に出る。

 

ラース・ファンデルハールがアタックだ。

 

ラース・ファンデルハールは、ピム・ロンハールを引き離した。

 

エリ・イーゼルビットは、左右の観客とタッチする余裕が。

 

エリ・イーゼルビットは、昨日のスーパープレスティジュ第5戦ボームでの3位の雪辱を果たした形だ。これでワールドカップで2勝目。リーダーの座をがっちりとキープだ。

 

ラース・ファンデルハールが見事な追い上げ。このところ4回連続の2位と安定している。

 

ピム・ロンハールは、前半から独走していたが最後は力尽きた感じだ。

 

リザルト

エリ・イーゼルビットのコメント

スタートがとても悪かったので、レースの先頭に戻るために戦わなければならなかった。でも30分もすると、正しいラインを見つけることができた。レースで成長することができたし、いいフィニッシュができた。

ピム・ロンハールは、一時は15秒ものリードを奪ってましたが。

私は2周を15秒くらいで走っていた。ラース・ファンデルハールとヨリス・ニューウェンハイスは自分たちの仕事をしていたけど、そのおかげでさらにハードに走ることができた。

彼らには感謝しないとね。ピムに合流してからは、いいプレッシャーをかけられた。ウッズでは、ほんの少し良いラインにも乗れた。それで差をつけることができたんだ。

成功の方程式とは?

平日はフレッシュさを保つようにしている。マッサージもたくさんするし、理学療法士にもよく行くんだ。

妻も家でいろいろやってくれるから、週末は少しフレッシュな状態でスタートできるんだ。さらに、時にはクラス分けのために1日の勝利を犠牲にしなければならないこともある。

毎週末、クロスに1勝したいんだ。計画では今日優勝するつもりだった。だからとても満足している。

 

2位のラース・ファンデルハールのコメント

1周目はリズムをつかむのに苦労した。幸い、ある時点でエリに追いつくことができた。

前を走っていたピム・ロンハールのチームメイトとして仕事をしてましたね。

ピムにできるだけ多くのタイムを与えたかったが、常にエリの前を走ることはできなかった。最終的にはエリが一番強かった。僕はついていけず、1周挽回しなければならなかったが、その後は強いと感じた。だから2位には満足しているよ。

アヒルやガチョウにも注意しなければなりませんでしたね。

犬の場合はそうする必要があったが、アヒルの場合は経験したことがない……まあ、あの小さな動物たちも大したことはできないけどね。

 

3位のピム・ロンハールのコメント

今日はあまり調子が良くなかったけど、基本的なペースはとても良かった。最初から速いラップタイムを刻んでいたんだ。

背中が少し痛かったし、パワーもあまりなかったからだ。でもエリのスタートが悪かったから、プッシュしたかったんだ。3周目に彼が僕のホイールに入ってきたとき、ピンチを感じた。それでも彼について行こうとしたけれど、結局は離されてしまった。

終盤はフィーリングが良くなくて、トリッキーなコースだった。最後の2周は本当に沈黙してしまったからだ。

これからは、スペインのマヨルカ島でのトレーニングが待ってますね。

これから2週間はリラックスしてハードなトレーニングに励む。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 40 1:00:09
2
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 30 0:13
3
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 25 0:47
4
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 22 0:54
5
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 20 1:23
6
 KUHN Kevin
Circus – Reuz – Technord 19 1:36
7
 VERSTRYNGE Emiel
Crelan – Corendon 18 1:47
8
 KAMP Ryan
Pauwels Sauzen – Bingoal 17 2:04
9
 ADAMS Jens
Athletes for Hope 16 2:16
10
 WYSEURE Joran
Crelan – Corendon 15 2:31
11
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 14 2:51
12
 SWEECK Laurens
Crelan – Corendon 13 2:55
13
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 12 2:59
14
 LOOCKX Lander
TDT-Unibet Cycling Team 11 3:01
15
 MENUT David
AS Bike Racing 10 3:24
16
 DUBAU Joshua
Van Rysel CX Racing Team 9 3:33
17
 CASTILLE Noé
VC Unité Schwenheim 8 3:52
18
 HENDRIKX Mees
Crelan – Corendon 7 4:31
19
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions 6 4:48
20
 PERIOU Tony
  5 5:03
21
 CRISPIN Mickaël
Philippe Wagner Cycling 4 5:31
22
 GABRIEL Timothé
Team CX TPM 3 5:52
23
 ROUILLER Loris
Heizomat Radteam p/b Kloster Kitchen 2 6:02
24
 DUBAU Lucas
Van Rysel CX Racing Team 1 6:08
25
 MEEUSSEN Witse
Crelan – Corendon   6:40
26
 GILLES Cyprien
    6:49
27
 TROPARDY Arthur
    7:00
28
 REMONDET Valentin
VC Unité Schwenheim   7:17
29
 MARASCO Lorenzo
Sebmotobikes CX Team   7:33
30
 THOMAS Théo
Sebmotobikes CX Team   8:25

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